もう結局カーシェアなんちゃうかな。レンタカーは渋いんちゃうかな。ちゃうか。
INLIFE~あなたと保険を繋げるメディア~ / 2017年12月6日 9時0分

もう結局カーシェアなんちゃうかな。レンタカーは渋いんちゃうかな。ちゃうか。
いや、ちゃうことないんちゃうかな。
そんなことで、これまで車は基本的に所有するもので、持っていない場合は乗りたいときにレンタカーというのが通常でしたが、近年はカーシェアの利用が勢い付き、その延長で、ユーザー同士で貸し借りを行う形態の個人間カーシェアリングも広がりを見せています。
今回は、その界隈のお話を少々。
ライドシェア(相乗り)

参考:ライドシェアのアプリ

個人間カーシェアリングで代表的なものに、ライドシェアがあります。
世界的にライドシェアを提供するアプリとしてはUberやLyftが有名ですが、端的に、車を所有する人と車に乗せてほしい人をマッチングするサービスです。
アプリに登録しているドライバーが自家用車を使い、相乗り希望者を拾い、目的地まで送迎します。
決済もアプリ内に登録したクレジットカードで行えるので、キャッシュのやりとりはなく便利です。
また、この種のサービスには常に法規制の壁が立ちはだかりますが、提供企業各社の工夫により適合を図っている点が割と面白いです。
法規制に関する細かい内容は、ややこしくて守備範囲でもないのでワンワン泣く泣く割愛します。
なお以下では、C to CのカーシェアアプリAnyca(エニカ)を実際に使ってみてのレポートを記しますので、イメージだけでもお持ち帰りください。
貸し手(シェアオーナー)

シェアオーナーの管理画面

Anycaでは、貸し手登録から車の受け渡しまで、ほぼ全ての手順はアプリ内で完結します。
まずは、月2回程度開催されている新規シェアオーナー向け説明会に参加しますが、そこで少しでも気になることがあればバンバン質問しましょう。
なお、保険や事故に関する質問は多いようです。
そうして、シェアオーナーになると決めれば、アプリの登録画面から車両詳細、24時間あたりの価格、シェア代金の受け取り口座などを入力するだけです。
中でも、車の画像は集客するために重要な要素になってきますので、オシャレ感を前面に押し出して撮影しましょう。
借り手

借り手は、アプリ内の検索で家からの距離、最寄り駅、車種、価格帯などを条件に、マッチする車を探します。
それから、車のオーナーに対して、使用日時、目的地、用途などを添えて問い合わせ、折り合えばリクエストを承認してもらって、予約成立です。
あとは、事前に指定された場所に行き、その場で本人確認と車の傷や凹みの有無を確認し、問題がなければシェアが開始されます。
個人間カーシェアは、どんなアプリでも似たような流れになります。
※シェアオーナーとしての実績

ここで、シェアオーナーとしての実績を参考までに。
2016年7月~2017年6月までの1年間、Anyca以外もいくつかのアプリで車を貸してみた結果です。
■車情報
車種:トヨタのエスティマ
価格:20万円(中古)
年式:2002年
走行距離:9万km
車検残:1年半
なお、アプリ手数料としては売上の10%、15,000円/月の駐車場を契約していました。
また、借りてもらわないと意味がないので、薄利多売の感覚で1回あたり24時間のシェア代金を、激安の3,000円に設定しました。
<月の収支>
平均18日分のシェアが発生
18日×3,000円=54,000円
そこからプラットフォーム使用料として10%が引かれて-5,400円
駐車場代が-15,000円
ということで、ざっくり利益は、54,000円-5,400円-15,000円=33,600円
レジャーシーズンなど時期による上下はあるものの、コンスタントにシェア回数を積み重ねて、年間実績は以下。
<年の収支>
計83回、188日分のシェアが発生
188日×3,000円=564,000円
プラットフォーム利用料と駐車場代を引いて、564,000円-56,400円-180,000円=327,600円
1年間で行ったメンテナンスはエンジンオイル交換3,000円と中古スタッドレスタイヤホイールセットの購入12,000円なので、327,600円-3,000円-12,000円=312,600円
というわけで、それなりのプラスです。
ここから税金、車検、保険など諸々の出費を考えたとしても、例えば、ほぼ休眠状態の車の活用という観点から見たら、相当芳ばしい結果と言えると思います。
以上、簡単ですが、だいたいこんな感じですよ、という。
さいごに
まあ、最近のシェアリングエコノミーの時流に乗っかって、何でもかんでもシェアすればいいってことでもないわけですが、車のシェアは極めて合理的な部類でしょう。
コスパは間違いなく良好ですし、なんだかんだでエコですし。
いずれにせよ、カーシェア市場はまだまだ黎明期です。
好奇心旺盛で未来志向で意識が高い人は、早いうちから自ら実践してみてはいかがでしょうか。
何か良いことがあるかもしれませんよ。
何かは知らないですけど。
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