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「#初FEの失敗談」の“あるある”が共感しかない!「マルス育てず詰み」「ジェイガン無双」「神器壊れた」「スズカゼ離脱」「ファルシオンなしで最終章」

インサイド / 2024年6月2日 6時10分

1990年に1作目『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』が発売されて以来、34年にわたって活躍を続けてきた『ファイアーエムブレム』シリーズ(以下、FE)。展開が長く空くこともなく、定期的に作品を重ねたため、今や世代を超えて愛されています。


その勢いはゲーム作品のプレイだけに留まりません。プレイ次第で育成や戦略も大きく変わるため、プレイヤー同士で互いの経験談を交わし合うこともあり、そうした光景はSNSなどでもよく見かけます。


X上では、5月31日から6月1日(記事執筆時点)にかけ、「#初FEの失敗談」というハッシュタグで盛り上がっており、『FE』経験者なら思わず「あるある」と頷いてしまう出来事が飛び交っています。そこで本記事では『FE』ファンが語る失敗の数々を、一部ではありますが詳しく紹介します。


■『FE』ならではのシステムに躓いて失敗


『FE』が出た当時は、シミュレーションRPGというジャンルが根付いておらず、そのため特徴的なゲームシステムの理解が浅く、それが原因で失敗した報告も相次いでいます。


例えば、近年の作品ではシステム設定で変更可能になりましたが、かつての『FE』はHPがゼロになったユニットは死亡し、基本的に復活もできない仕様でした。この仕様にやられてしまった人も多く、「復活できると思って突っ込んだらやられた」「大量ロストで詰み」といった失敗談が上がっています。


具体的な戦況報告もあり、「暗黒竜(紋章の謎の方)の時は、5章でマルスとドーガだけ」「『封印の剣』の「見果てぬ夢」で、残りメンバーひと桁(もちろん詰んだ)」「烈火の剣で仲間殺しまくってしまい、最終的に仲間が3~4人」など、過酷な戦場を想像させる声が後を絶ちません。


特徴的なシステムといえば、戦闘中の「会話」で仲間になる要素も外せません。これも当時珍しかったシステムなので、仲間にできる可能性に気づかなかった人も。「ナバールを斬った」「話しかけたら仲間になるなんて知らずに、オール無視した」など、結果的に硬派なプレイになった模様です。


また、村が盗賊に襲われるシステムの影響で、「村崩壊」「チキンプレイ過ぎて盗賊に間に合わず、宝を逃す&村が滅ぼされる」といった惨劇を招いたケースも。惨劇という意味では、「デビルアクスを使って死亡」も、ユニークなシステムの被害者と言えそうです。


「クラスチェンジ」も今となってはお馴染みですが、LV20になってから行うのがベストという作品も多くありました。しかし、「レベル10で即CCさせてた」「タイミングわからなくて、18でクラスチェンジしてしまった」と、成長の機会を自ら失った人の声も。


『FE』シリーズの多くは武器に耐久度があり、0になると使えなくなります(例外もあり)。それは、店売りの汎用品でも伝説級の武器でも変わりません。そのため、序盤では貴重な「銀の槍」や「レイピア」を遠慮なく使い切ったり、貴重な魔法を雑魚相手に食らわせ、後になってから悔やんだ人も多いようです。「神器が終章前に壊れた」という呟きは、短いながら実にパワフルな失敗談です。




戦いには、多くの悲劇と「失敗」がある!

■数々の戦いに待ち受ける「失敗」の罠


『FE』は、戦闘前に命中率や回避率などが事前に表示されます。100%か0%以外は、実際に攻撃してみるまで結果は分かりませんが、「99%だから当たるだろう」と高をくくって痛い目を見る、というのも『FE』の定番です。「必殺1%で沈められた私のジョルジュ」という嘆きも、実感と共によく分かる話です。


また、敵を倒せるほど強いのはいいことですが、倒し過ぎて「やっつけ負け」を味わった人も多数いました。いくら強くとも、少しずつダメージを受け続ければ、いずれHPがゼロになります。これが弱ければ、倒せない=スペースが空かないので、別の敵から攻撃される恐れが少なくなります。強いがゆえに「やっつけ負け」を招く悲劇も、『FE』の“あるある”です。キル系の武器を使って、この悲劇に見舞われた人も多いのでは。


戦いが中心のゲームなので、敵にやられる系の失敗談は特に多く、後方に待機させたユニットが、通り過ぎた砦から現れた増援に襲われて死亡したという失敗談は、筆者も経験があります。また、お金を稼ぎたくて闘技場に挑んだ挙句、鍛えたユニットが死亡して泣く泣くリセット……も、『FE』につきものです。


戦闘は相性の影響も大きく、武器の三すくみが基本となるほか、特攻の効果を持つ武器もあり、こうした武器が戦略性を高めました。特に弓には、店売りのものでも飛行に特攻の効果があるので、「シーダ」に「シャニー」、「ミネルバ」や「スミア」といった歴代のペガサスナイトやドラゴンナイトたちが、敵の弓兵に葬られてきました


ここまでは直接やられた失敗談ですが、強いので使い過ぎてしまった、という失敗談もあります。その代表例は、「ジェイガン」や「アラン」、「マーカス」といった最初期からいる上級職の面々。他のユニットと比べるとかなり強く、敵もサクサク倒せるので、彼らに頼り切ってしまった人が続出しました。


しかし、「ジェイガン」などのユニットは成長率が低い場合が多く、敵を倒して経験値を得ても十分な成長が見込めません。また、使えば使うほど他のユニットに経験値が回らないため、全体的な戦力も向上しないという問題も抱えています。


もちろん、ピンポイントの起用ならば問題ありません。しかし頼り切ってしまうと、思わぬ落とし穴にはまることも。「ジェイガンを育てた」「マーカスばかりで戦って、他の下級の仲間が育たなかった」といった後悔も、『FE』らしい失敗談です。




あの作品だからこそ! という失敗も

■『FE』歴代作、それぞれに「失敗」がつきまとう!?


ここまで紹介した失敗談は、シリーズ全般や、いくつかの作品で経験できるものでしたが、作品固有の失敗談も多数あります。1作目の『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』では、主人公のマルスを育てず「最終章で詰んだ」という声が。


マルスが死ぬとゲームオーバーになるので、前線に出したくない人も多かったようです。しかし本作のラスボスは、マルスだけが装備できる「ファルシオン」がないと、倒すのが非常に難しい難敵。手厚く守り過ぎてお飾りになった主人公では、最終戦を勝ち抜けるわけもなく、涙したプレイヤーのコメントがいくつも飛び交っています。


リメイク版の『ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣』では、仲間が死ぬとその穴を埋めるため、志願兵が加入するとシステムがありました。もちろん、元の仲間を殺させないのがベストですが、「志願兵が加入するまで仲間を死なせまくる」といった失敗談を報告している人も。


『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』は、カップリングのシステムを搭載した初作品でした。そのカップリングで2部の子供世代が大きく影響を受けるため、長期的な育成も醍醐味のひとつです。しかし、そのシステムを知らないままプレイし、「一部の女性キャラは独身、恋人なったキャラもスキルはちぐはぐ」と、ゲームシステムに振り回された人もいました。


「はじめてのFEで『トラキア776』」といったコメントは、経験者ならば誰でも同情の念が湧くことでしょう。『ファイアーエムブレム トラキア776』は、シリーズ屈指の高難度を誇り、慣れたファンでも相当手こずる作品です。第1歩目で挑むには、あまりにも高すぎる壁と言えるでしょう。


また、詳細はネタバレに繋がるため避けますが、「『ファイアーエムブレムif』の白夜王国で、スズカゼが離脱」という失敗談を語る人がかなりの数にのぼっています。それだけ、色濃く記憶に刻まれた失敗だったのでしょう。


そして筆者も味わったのが、『暗黒竜と光の剣』における一幕です。敵側のナイト「マチス」は、妹である「レナ」の身を案じている兄。そのレナはこちら側の仲間になっているのですが、うっかり攻撃範囲にレナを置くと、マチスはなんのためらいもなくレナを攻撃します。しかも、「レナ…おまえは いまどこにいるんだ」と呟きながら。


「いや、目の前にいるから!」と叫んだプレイヤーも多いことでしょう。しかもマチスを説得するには、レナを隣接させる必要があるため、必然的に攻撃を食らいやすくなります。レナに想いを馳せつつ、目の前にいるレナが見えていないマチスに、レナが倒されるという苦い失敗。これは果たして悲劇なのか、それとも喜劇なのか。




筆者も歴代の作品で数多くの失敗を体験しましたが、その中でも特に忘れがたいのが、『暗黒竜と光の剣』で必須級のアイテム「ファルシオン」を手に入れ損ねたことです。愚かな勘違いが原因で、最終章で泣かされたあの日々。今も鮮明に思い出せます。


時代を含めて独自性の高いシステムが多く、また攻略の自由度が高いため、思わぬ展開や事故も多かった『ファイアーエムブレム』。その失敗が印象深く残り、何年経っても色褪せずに蘇る思い出となるのでしょう。そうした失敗談が、今こうして盛り上がるのも至極納得です。あなたも、「#初FEの失敗談」で失敗体験を綴ってみてはいかがですか?




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