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注目集まる『ZZZ』ってどんなゲームなの? 人気の理由から魅力の核まで、まるっとお届け─リリース版の新要素も要チェック

インサイド / 2024年7月2日 11時30分

7月4日の正式サービスに向け、多くのゲームファンから注目を集めている『ゼンレスゾーンゼロ』(以下、『ZZZ』)。関連情報は毎日のようにニュースサイトを彩り、寄せる期待の声がX(旧Twitter)に飛び交っています。


開幕を待ち侘びる人が多い一方、『ZZZ』がどんなゲームなのか、関心はあってもその実態をうまく掴めていない人も少なくありません。本作はこれまで、幾度ものβテストを行い、プレイアブル出典なども実施しましたが、それでもカジュアル層にも十分に伝わってるとは言い難い面もあるでしょう。


「『ZZZ』が気になっているけど、どんなゲームなのか分からない」という人に向け、本作の特徴やゲーム性、注目すべきポイントなどをまとめてお届けします。


■もうすぐリリースされるZZZってどんなゲーム?


『ZZZ』に大きな関心が集まっている理由のひとつは、開発陣にあります。本作を手がけているのは、『原神』や『崩壊:スターレイル』などで知られているHoYoverse(miHoYo)です。


2020年に正式サービスが開始された『原神』は、基本無料型でオープンワールド・アクションRPGを提供するという、当時はまだ珍しかった規模感で登場しました。壮大な冒険を初期費用なしで楽しめる上に、プラットフォームもPC・スマホ・PS4と間口が広く、アクセスしやすい環境にありました。(※後にPS5版も展開)


プレイするまでのハードルを徹底的に下げ、幻想的で美しいグラフィックや小気味よいアクションでプレイヤーを魅了する。この二段構えが功を奏し、瞬く間に世界的な大ヒットを遂げ、今も破格の売り上げと活躍を続けています。


その実勢と経験を活かし、万全の体勢で開発された『崩壊:スターレイル』は、誰でも遊びやすいようにジャンルをRPGに定め、戦略性に重きを置くゲームデザインを磨き上げます。


また、グラフィックや演出にも注力し、初めて『原神』を見た時と同じかそれ以上の衝撃を、『崩壊:スターレイル』で実現しました。ムービーやゲーム画面を見て、驚きの声を上げたユーザーも少なくありません。


宇宙と星々を旅する世界観は、『原神』とはまた異なる方向で壮大さがあり、ゲームならではの体験を雄弁に物語ってくれます。こうした魅力に惹かれたユーザーたちが今も『崩壊:スターレイル』を熱烈に支持し、揺るぎない人気を支えています。


近年だけでも2つの大ヒットタイトルを放ったHoYoverseが、新たな作品となる『ZZZ』をリリースするとなれば、注目されるのは至極当然です。豊かな実績を重ねたHoYoverseが、この『ZZZ』でどんな世界を見せてくれるか、期待は高まるばかりです。





■プラットフォームや世界観、主人公について


◆対応プラットフォーム


まず『ZZZ』のプラットフォームは、PS5/スマホ/PC向けのリリースを予定しています。PS5は今やいつでも買える環境になりましたし、スマホの普及率は語るまでもないほど。よりよい体験を求める人にはPC版もあるため、今回もアクセスのしやすさは健在です。


◆本作の世界観


本作のジャンルは「最新都市ファンタジーアクションRPG」。前半部分にかかる世界観をかいつまんで説明すると、超自然災害「ホロウ」によって終末がもたらされた、ポストアポカリプスな世界が舞台となります。


この「ホロウ」は真っ黒な半球体で周辺一帯を覆い尽くし、内部は迷宮のように混沌としています。そこには、「エーテリアス」と呼ばれる怪物が跋扈しているため、迷いこめば命を落とす危険にさらされます。


また、「ホロウ」からは謎の物質「エーテル」が生み出され、「ホロウ」に閉じ込められた人間が「エーテル」の影響を受けると「エーテリアス」化してしまうため、場合によっては死ぬよりも恐ろしい目に遭いかねません。


「エーテル」は知的生命体だけでなく、AIを搭載した機械をも浸食するほど。そんな「エーテル」を生み出す「ホロウ」は。まさに脅威と言える存在です。


しかし「エーテル」は、希少な資源としての側面も持ちます。そのため、本作の舞台となる「新エリー都」では、エーテル物質を採掘・利用し、終末期に大きく発展した「奇跡の都市」として注目を集めます。


新エリー都の公的支援を受けている「ホロウ調査協会」は、調査員をホロウに派遣し、災害調査や資源発掘を行っており、これが新エリー都におけるホロウ産業の根幹です。しかし「ホロウ」に挑むのは、調査員だけではありません。


◆主人公の立場と、協力者たち


専門機関以外にも「ホロウ」に潜る者たちもおり、プレイヤーが直接操作する主人公「アキラ」と「リン」(選択式)もその一員です。


主人公たちは、人々を「ホロウ」から脱出させたり、案内役を務める「プロキシ」と呼ばれる仕事についています。そのチーム名は「パエトーン」。すでに一定の実績を持つ、知る人ぞ知るプロフェッショナルです。


ただしこのふたりは「ホロウ」に直接潜らず、個人用AI機器「ボンプ」を現地に送り込み、通信を介してやりとりしたり、戦闘の支援などを行います。「ホロウ」探索中は、主人公ではなく、「パエトーン」と提携を結んでいる「エージェント」たちを操作して、アクションバトルに臨みます。


探索に赴く「エージェント」は、何でも屋の「邪兔屋」、建設業界に颯爽と現れた「白祇重工」、伝統的なサービスと非伝統的なスタッフを提供する「ヴィクトリア家政」などが、現時点で明らかになっています。


また、秩序と治安を守る「特務捜査班」、ホロウ災害に特化した期間「H.S.O.S.6」、独自の生活スタイルを貫く「カリュドーンの子」、防衛軍の軍人「オボルス小隊」、そしてバーチャルアイドル(仮)も、「パエトーン」に力を貸してくれるようです。





■『ZZZ』の大まかなゲーム進行


ゲーム性の核は「アクションRPG」ですが、『原神』のような広がりのあるオープンワールドではなく、拠点となる「新エリー都」がいわゆるフィールドになります。オープンワールドと比較すると、行動できる範囲はそれほど広くありません。


戦いの舞台となる「ホロウ」は、任務や目的を持って赴く場所になります。フィールドから地続きで直接移動するのではなく、メニュー画面を通して「ホロウ」へと向かいます。


「ホロウ」の探索は、画面上に配置されたマス目を移動して進み、「エーテリアス」と遭遇するとバトル用のフィールドに切り替わります。そこは立体的な3D空間になっており、3人一組のエージェントたちを切り替えて戦うスタイリッシュなアクションを展開。「エーテリアス」を無事撃破するとマス目の移動に戻り、目的に向かって再び邁進します。


無事に目的を達成したたら、マス目の移動やエージェントの操作は一旦終了。「新エリー都」に戻り、再びアキラやリンを操作します。ちなみに「新エリー都」では、シナリオの進行やクエストの受注のほかに、アイテムの購入や食事、実際にミニゲームが遊べるゲームセンターに行けたりと、様々なコンテンツが楽しめます。


「新エリー都」では主人公たちを直接操作し、探索の前準備やコミュニケーションを行いう。そして「ホロウ」に向かえば、目的や依頼の達成を目指して、時にギミックも待ち受けるマス目を移動し、「エーテリアス」と出会えばアクションバトルに挑みます。


「新エリー都」と「ホロウ」を行き来し、物語や育成を進めていく。このサイクルが、『ZZZ』の基本的なゲーム進行になります。





■『ZZZ』の魅力は「爽快感」にあり


この「エーテリアス」とのバトルが、『ZZZ』におけるゲーム性の中心に当たります。3Dモデルの完成度もグラフィックは質が高く、また随所に盛り込まれた演出の数々は臨場感をかき立てます。ですが、最も重要かつ魅力的なのは、アクションの爽快感にあります。


6月28日に配信された本作の予告番組でも、開発陣から「爽快感」というワードが何度も繰り返されており、徹底的に注力した様子が窺えます。


そのコメントを一部抜粋しますが、「アクションの表現と攻撃のフィードバック」が爽快感に重要と語り、その上で戦闘デザインは「究極のディティールと最適なパフォーマンス」を追い求めたとのこと。また、フレームを重視した調整を行ったとも述べています。


こうした取り組みを通じて、「誰もが手軽に気持ちよくなれるよう、攻めにフォーカスした連携システムをデザイン」を実現したと語ります。この連携システムとは、バトルアクションの一要素で、戦略上でも重要な役割を担っています。


敵を攻撃すると、ダメージを与えるだけでなく、その対象のブレイクゲージがたまっていきます。そのゲージが満タンになると、「ブレイク状態」に移行し、対応した攻撃を行うことで連携スキルが発動して一気呵成の攻撃を繰り出せます。


また受けに回った時も、敵の攻撃に合わせてエージェントを切り替えることで、「極限支援」が発動。敵の攻撃を中断させた上に追撃が可能なので、受けから攻めへと華麗に転身します。


こうした連携によるアクションが強敵との戦いに欠かせませんし、打撃感やエフェクト、効果音などの演出も相まって、非常に気持ちいい手応えを感じられるバトルに仕上がっています。


また、本作が目指している爽快感について、「ハードルは低く、奥は深い」と明言。初心者には遊びやすく、そして上級者が満足する奥行きを提供すると語っており、「誰でも爽快なバトル体験が味わえるゲーム」だと述べました。


このスタイリッシュなアクションバトルを軸に、過酷な世界とタフに生きる人々を豊かな演出と物語で描く。それが『ZZZ』の概要であり、最も魅力的な部分です。





■正式リリース版は、βテストとは一味違う



これまで本作はβテストを何度も行い、テスターの意見を元にブラッシュアップを重ねてきました。そのため、βテストに参加した人にとっては、ここまでの情報は基本的に体験済みでしょう。



ただし、βテストと正式リリース版で異なる部分もあり、その一部の内容が予告番組で明かされました。まずは、正式リリースに合わせて、新しい2人のエージェント「パイパー」と「ルーシー」が登場するとのこと。キャラクター自体はすでに発表済みですが、新たな出会いが待っているようです。


シナリオ面では、「ヴィクトリア家政」にまつわるメインストーリー第3章と、治安局にまつわる2章間章が実装されます。そして、それぞれの物語に関わる「エレン」と「朱鳶」も登場すると語られました。


「ボンプチケット」についても語られ、こちらはテストのフィードバックを参考に、イベント報酬にボンプチケットを追加すると発表。また、「変調」で好みのボンプが指定できるため、ボンプのすり抜けが起こらないと説明しました。


テスター経験者は、拠点となる「新エリー都」もβテストで体験済みだと思いますが、開発陣によれば「これまで公開したエリアは、リリース版の半分程度」とのこと。正式リリース版ではエリアが広がり、より奥行きのあるコンテンツを楽しめる模様です。


また、主人公たちの工房の2階には、アキラとリンの寝室を追加するほか、DMを通じてエージェントを誘えるようになります。「メインストーリーで登場済みであれば、どのエージェントも誘える」といった嬉しいコメントも。




予告番組では、現時点の内容だけでなく、今後を見据えたゲームの改善やアップデートへの意欲も語られ、リリース後もさらなる進化を予感させる『ZZZ』。「進化し続ける爽快感」を目指す本作が、どんな高みへと辿り着くのか。まずは7月4日に、“進化を目指す最初の一歩”を見届けてみましょう。

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