Warframeのフォロワー作品が登場か。韓国で配信された『カードキャプターさくら』も好調―次なるヒット作を探せ!日本未上陸の注目ゲームアプリ3選【2024年7月7日】
インサイド / 2024年7月7日 15時0分
先日、“令和のペーパーマン”こと二次元TPS『ストリノヴァ』のPC版が、10日間限定で国内向けのベータテストを実施していました。日本展開も決まり、本作を楽しみにしているプレイヤーはさぞかし多いのではないでしょうか。
そして、中国ではそのテストの裏でこっそりとモバイル版のベータテストも実施していたのです。実は筆者はそちらのモバイル版を楽しんでいました。
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中国国内でもモバイル版の情報解禁は中々されてこなかった『ストリノヴァ』。スマートフォン向けに最適化を進めているベータ版も高い仕上がりを感じられました。もちろん、日本国内向けにもモバイル版『ストリノヴァ』は展開予定です。リリースに向けてどれだけ完成度が上がるのか、今から楽しみでなりません。
※本稿では、システム上の関係で簡体字/繁体字で表記すべき部分も異体字に置換している場合があります。
◆『カードキャプターさくら:思い出の鍵』
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先日、HoYoverseの『ゼンレスゾーンゼロ』が世界的に配信されたばかりで、主要な国ではアプリストアのランキングを席巻しています。それは事前ダウンロードがスタートした2日前あたりから、ランキング上位に昇り詰めてくるような飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
しかし、プレイステーション5・PC・モバイルと、クロスプラットフォームで展開されていることが起因しているのか、一部の国では注目度の割にスロースターターな傾向も確認できます。中でも目立ったのが韓国でしょう。
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7月6日の記事執筆時点では、App Storeにおけるランキングで『ゼンレスゾーンゼロ』が15位という数値を記録しており、上位に名を連ねるタイトルは「放置系RPG」や「MMORPG」といった、韓国内で依然として強い人気ジャンルがほとんどを占めています。
韓国は昔からMMORPG文化が根強く人気で、PCプレイヤーの割合が高い傾向にあるため、こうした結果もまま納得できるところではあります。引き合いに出したのも、App Storeのランキングという日々変化する指標でしかありません。
そんな中でも、6月27日にリリースを迎えた『カードキャプターさくら:思い出の鍵』の奮闘が続いているのは興味深いところ。同作は放置系RPG要素を軸に「カードキャプターさくら」の物語を追体験できるカジュアルゲームです。
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先にも触れた通り、韓国のスマートフォンアプリは放置系RPGとMMORPGで、人気ジャンルが二分化されやすい傾向にあります。アクションゲームの『ゼンゼロ』は、“ゲームプレイのしやすさ”という観点から、PCやプレイステーション5でのユーザー数の方が多いと考えられるでしょう。
また、韓国内でも『ゼンゼロ』はGoogle Playにおいて「ゲーム」カテゴリー1位を獲得しています(※ Sensor Towerでの分析より)。『カードキャプターさくら:思い出の鍵』は同カテゴリー17位ですが、『スクワッド・バスターズ』11位、『オナー・オブ・キングス』21位と、ここ一、二ヶ月間でリリースされた大型のヒット作に比べれば、決して悪い数字ではありません。「シミュレーション」では2位を獲得しており、配信から一週間以上が経過した現在でも好調な様子が続いています。
モバイル市場では「話題性<遊びやすさ」も傾向に現れやすく、韓国のPCゲーム文化やそうしたユーザビリティ意識の高さを踏まえると、本作が長期的に堅実なセールスを記録していく可能性も少なくありません。さらに、「App Store」と限定された土俵であっても、それは代表的なアプリ市場の一つ。そこで『ゼンゼロ』ではなく、その他のタイトルが強いという状況は韓国以外にも見受けられますが、日本の名作IPがここまで奮闘しているのは少し嬉しいですね。
◆『駆入虚空 INTO THE VOID』
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6月28日にオンラインで開催されたTapTapのゲーム発表会のタイミングに合わせて、『駆入虚空 INTO THE VOID』PC、Android版の体験版が一週間限定で解放されていました。
本作は、高品質な2DアニメーションシェーダーでSF世界を描くサードパーソンアクションシューターです。敵の攻撃をスライディングで避けたり、無骨なメカに搭乗して敵機とロボットバトルを繰り広げたりと、ゲームを構成するメカニズムが多彩でアクション性の強い一作となっています。すでにゲームを遊んだ一部のプレイヤーからは「Warframeのようだ」という声も挙がり、比較しているユーザーも見かけられました。
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体験版は6月21日~27日までの期間で公開され、遊んだプレイヤーたちからはリリースへの期待を寄せたコメント、やや辛辣気味なコメントも同比率で寄せられている印象でした。
「戦闘に手応えがある」「装備に多様性がある」「ガチャシステムがない」などの評価がされている一方、「バグが多すぎる」「モバイル版は特に最適化不足」「ストーリー・世界観の説明が不足している」と、率直な不満も挙げられています。
全体を見れば、ゲームとして十分楽しめるクオリティですがまだまだ改善の余地がある...と見ても良さそうです。TapTapでは現時点で27万人の事前登録者数を誇り、これからさらに伸びていくことが期待されます。
◆『異象回声』
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怪異譚をテーマにしたシミュレーションRPG『異象回声』が、6月27日から課金可能なベータテストを開始しました。本テストはユーザーのフィードバックや要望を募りつつ、運営がゲームの最適化を行ないながら、期間限定のベータ版をプレイ提供するというものです。なお、このテストで課金すると、テスト終了後には返金されるようになっています。
現代ミステリーに怪異譚を織り交ぜたテイスト、欧米圏のような世界観をノスタルジックな絵作りで表現する技法など、外面的には雰囲気の良さがひしひしと伝わってくる作風です。
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bilibiliでは15万人、TapTapでは26万人の事前登録者数と、現状注目度の規模は中程度といったところ。正式リリースまでにはもうしばらくの時間を要することになりそうですが、相変わらず日々新作タイトルが登場したり、ベータテストの動きが活発な中国市場において、ユーザーたちの心を掴み、今以上のフォロワー数を獲得していけるのでしょうか。
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