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『逆転検事1&2 御剣セレクション』先行プレビュー&プロデューサーインタビュー!御剣怜侍が魅せる“推理”は最高のカタルシスとストーリーを作り出す―新旧グラ切替やギャラリーなどおまけも充実

インサイド / 2024年8月2日 0時0分

カプコンは、推理アドベンチャー『逆転検事1&2 御剣セレクション』を、PC(Steam/Microsoftストア)/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに2024年9月6日発売予定です。


本作は、ニンテンドーDS向けに2009年発売された『逆転検事』と、2011年に発売された『逆転検事2』の2タイトルを収録。法廷バトルゲーム『逆転裁判』の登場キャラクター「御剣怜侍」を主人公に、さまざまな事件の真相に立ち向かう“逆転”の物語が描かれます。


グラフィック面ではフルHDに生まれ変わったほか、本作の特徴的なミニキャラクターを描き直しています(オプションで変更可能)。また、好きな場面から始められる「チャプターセレクト」や、謎解きが苦手な人でもドラマを見るように楽しめる「ストーリーモード」などの新機能も搭載しています。


本稿では、現行機向けに待望の復活を果たした本作のプレビューレポ&開発スタッフへのインタビューをお届けします!


◆事件現場で巻き起こる“逆転”ドラマ


『逆転検事』シリーズの主人公・御剣怜侍は、検事局きっての天才検事として名を馳せるキャラクター。『逆転裁判』シリーズでは、主人公のひとりである弁護士・成歩堂龍一の親友でありライバルとして、ときに戦い、ときに協力しながら活躍してきた人物です。


『逆転裁判』は「法廷」を中心にドラマが展開しますが、検事が主役の『逆転検事』では「事件現場」での華麗な逆転劇が描かれます。現場は検事局から飛行中の旅客機、テーマパークや刑務所までバラエティ豊かで、それぞれの物語で予想もできないような展開が目白押しです。


本作の捜査パートでの大きな特徴として、実際に「現場を歩いて探索する」ことがあります。『逆転裁判』の探偵パートは選択式アドベンチャーに近い形式でしたが、本作ではミニキャラクターを操作しながら怪しいところを調べる形式で、さまざまなリアクションを見ながら探索を楽しめます。


作中にはお馴染みのイトノコ刑事や狩魔冥といった『逆転裁判』シリーズのメインキャラクターだけでなく、これまでの事件に活躍したサブキャラクターたちも多数登場します。個性豊かで魅力的な人物たちの織りなす会話は必見。さらに、シリーズならではの物語が繋がっていく楽しさもたっぷり味わえます。


◆“推理”で犯人を追い詰めろ!


事件の解決に欠かせないのが“推理”の力です。捜査パートでは、手に入れた情報を1つにまとめて手がかりを生み出す【ロジック】、ストーリーの途中から登場する自称大ドロボウの少女・一条美雲による、現場再現アイテム【ぬすみちゃん】、『逆転検事2』で使用可能になる【ロジックチェス】などの能力やギミックが登場し、さまざまな視点や方法で新たな情報を集めます。


また、事件現場には、さまざまな事情を抱えて心の奥に真実を隠すキャラクターたちが登場。対決パートでは『逆転裁判』シリーズでもお馴染みの「ゆさぶる」「つきつける」を駆使して相手の“ムジュン”を指摘し、その隠された謎を解き明かしていきます。ゲームは捜査パートと対決パートを繰り返しながらストーリーを進めていく方式です。


本作の特徴的な【ロジック】は、単体ではヒントが足りない情報でも組み合わせることで真実に近づくので、プレイヤーに謎解きのために「想像」する楽しさを与えてくれます。もちろん魅力的なキャラクターたちの掛け合いなど『逆転』シリーズらしさも健在で、それぞれの個性がドラマを作り出し、“推理”と良質なストーリーを楽しみながらゲームを遊べます。


もちろん、情報を集めて謎を解き明かし、ついに真実にたどり着いたときのカタルシスも抜群。事件現場を歩き、真実を見つけ出して犯人を追い詰める、検事の視点から見るもうひとつの“逆転”がたっぷり楽しめますよ!


◆今作でもオマケ要素が超充実!


『逆転検事1&2 御剣セレクション』では、作中の名シーンや設定資料、BGMなどを閲覧できるギャラリーモードを搭載しています。一部機能はゲームの進行状況によってアンロックされていくので、プレイしていくことでどんどんギャラリーは充実していきます。


「キャラ図鑑」では、さまざまなキャラクターのさまざまな姿を閲覧できます。ミニキャラクターはオリジナルのドット絵(クラシック)と、リファインされた本作バージョン(モダン)を切り替え可能なのも嬉しいところ。また、対決パートでのリアクションを見ることもできます。


さらに嬉しいのが「ミュージックモード」です。『逆転検事』『逆転検事2』のBGMだけでなく、オーケストラ音源による厳選BGM、さらに新曲やアレンジ曲も収録され、ゲーム中の臨場感たっぷりの名曲をたっぷりと楽しめます。シャッフルやリピート機能が搭載されているのも嬉しい!


ゲーム内の捜査パートでのミニキャラクター切り替え機能など、旧バージョンのファンにも嬉しい要素が満載の本セレクション。単体でも推理アドベンチャーとして楽しめますが、御剣がライバルとして活躍する『逆転裁判123 成歩堂セレクション』をプレイしておくと、さまざまな発見ができてオススメですよ!


◆『逆転検事1&2』プロデューサーインタビュー


ここからは、インサイド編集部を通じて行った本作の開発スタッフインタビューをお届けします。回答してくれたのは、本作のプロデューサーを務める橋本賢一氏と西田峻佑氏です。


橋本賢一氏
西田峻佑氏

――ついに『逆転検事』シリーズもセレクションに登場ですね!あらためて本シリーズのコンセプトについて教えて下さい。


西田氏:「逆転検事」の当時のコンセプトは“NEW逆転 NOT裁判”です。


『逆転』シリーズの世界観を大切にしながら、主人公・御剣ならではの少し違ったアプローチのゲームになっています。「御剣セレクション」ではストーリーはそのまま、より遊びやすく、新鮮さも感じられるように力を入れています。


――『逆転検事』シリーズでは【ロジック】を中心にした推理、2の【ロジックチェス】での駆け引きなど、『逆転裁判』ともまた違うゲーム性が楽しめます。このようなシステムはどういった経緯で生まれたのでしょうか?


西田氏:当時の開発としては“御剣体験ゲーム”を目指しており、御剣らしいシステムとして生まれたようです。


断片的な情報をまとめて新たな情報を得る【ロジック】、相手とのかけひきで情報を引き出す【ロジックチェス】と検事独自の遊び方となりますね。


――『逆転検事1&2』のベースはスマートフォン版になるのでしょうか?また、ニンテンドーDSおよびスマホ版から現行機/PCへの移植について、操作性はどのような最適化を行っていますか?


西田氏:1画面になっていた点、HDグラフィックに対応していた点から、スマートフォン版をベースにしています。


操作性については様々なハードで遊んで頂くことを想定しているので、コントローラ・キーボード・マウス操作のどれでも違和感なく遊べるように対応し、UI全体も見直しています。


背景も横を描き足してフルHDにしているので表示部分が増えていますし、証拠品含めすべて見やすく、綺麗になっています。


――グラフィック向上だけでなく、ミニキャラクターの新規描き下ろしも嬉しいです!グラフィックに関して苦労したことや、変化させたからこそ新たに伝えられる部分などがあれば教えてください。


西田氏:ミニキャラに関してはどのように高画質化するか探るため様々な検証を行いました。


ドットのままフィルター処理による高画質化、ドットでのフルスクラッチ、3D等も試しましたのですが、納得いく出来にはならず、最終的に描き下ろしがベストという結論になりました。5.5等身と難しいデフォルメになるためキャラクターデザインもかなり苦労していましたね。表情も見えやすいようにと色々と考えてデザインされています。


岩元さんのデザインをもとにデザイナー陣でアニメーションを制作していくのですが、膨大な量のアニメーションをフルHDクオリティで新規に描き起こすのは本当に大変で、途中、本当に完成するのか不安になる程でした。


ちょっとした指の動きや顔の表情などドット絵では表現できなかった細かな部分も作りこんでいますので、キャラの魅力をよりダイレクトに感じて頂けると思います。


――ミニキャラクターを従来のドット絵にも変えられますが、これはオリジナル版プレイヤー向けのサービスなのでしょうか?充実したギャラリーを含め、コンテンツをたっぷり楽しませてくれる「セレクション」シリーズにはいつも感激しています。


西田氏:ドットでも遊びたいというプレイヤー向けに切替を実装しています。


ドット自体はスマートフォン版のデータになるのですが、フルHD化された背景の中だとどうしても背景との差が出てしまうため、クラシック版では綺麗になった背景にもう一度調整をいれて、少しでもなじむようにはしています。


ギャラリーのキャラ図鑑ではミニキャラの動きを鑑賞できますので、楽しんでいただけると嬉しいです。


――『大逆転裁判1&2』から登場した「ストーリーモード」が今作でも搭載されています。このシステムについて、これまでの作品でのユーザーからの評判はどのようなものがあったのでしょうか?個人的には『逆転検事2』のストーリーは腰を据えて久しぶりに見返したいな、という気持ちはあります。


西田氏:「ストーリーモード」は評判がかなり良く、今回も実装したいと考えてました。


『逆転検事』ではミニキャラクターが自動で動いて調べてくれます。対決中などはそのままONにできるのですが、捜査パート中のみ、途中でONにする場合は直前の捜査開始時点までリセットされる仕様になっています。


ミニキャラを自由に動かせる関係上、途中からだとどうしても想定外の挙動の可能性がでるためです。


――本編でもおなじみのキャラクターを含めて個性豊かなメンツが登場してストーリーを盛り上げます。『逆転検事1&2』で個人的に好きなキャラクターとシナリオを教えて下さい!


西田氏:個人的に好きなキャラクターは狼士龍です。部下に慕われるカリスマで、登場シーンは何度見てもカッコいいですね。


女性キャラだと序盤で登場する木之路いちるが好きです。シナリオは選ぶのは難しいですが……各エピソードで御剣や他のキャラの見せ所があり、全部気に入っています。ぜひ遊んでいただきたいです!


――最後に発売を待つプレイヤーの方々への熱いメッセージをお願いします!


西田氏:『逆転検事1&2』の要望は多く目にしていたので、ついにお届けできるのを嬉しく思います!


初プレイの方は御剣の物語と新キャラクターの個性を楽しんで頂きたいです。高画質になり、新しいミニキャラクターは本当に豊かな表現で作られているので、一度プレイされている方もワクワクしながら遊んで頂けると思います。


ギャラリーも「逆転検事1&2」をとことん楽しめる内容にしていますので、隅々まで楽しんで頂けると幸いです。




『逆転検事1&2 御剣セレクション』は、PC(Steam/Microsoftストア)/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに2024年9月6日発売予定です。


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