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『FGO』注目度急上昇の「紅閻魔」!“かわよ”から“つよかわ”進化でセイバー最優候補に─「アビゲイル」は〔恐怖〕特攻とNPチャージが追加

インサイド / 2024年8月8日 21時10分

『Fate/Grand Order』(以下、FGO)では、9周年を記念した10大キャンペーンが開催されています。その施策のひとつ「サーヴァント強化クエスト 第17弾」をきっかけに、サーヴァント「紅閻魔」が一躍話題の人となりました。


「紅閻魔」推しのマスターなら彼女の魅力をすでに熟知していますが、未所持の人や召喚したものの使っていない方は、今彼女が注目を集めている理由があまりピンと来ていないかもしれません。


容姿の可愛らしさは一目瞭然ですが、ほかにどんな魅力を秘めているのか。そして、今回注目度が跳ね上がった理由とは。今後を見据えて注視すべきポイントも、併せてお届けします。


■ただ可愛いだけじゃない!「紅閻魔」の意外な過去


「紅閻魔」が『FGO』に実装されたのは、2019年最初のイベント『閻魔亭繁盛記』でした。『魔界戦記ディスガイア』シリーズなどの代表作を持つ原田たけひとさんがデザインしており、その愛らしい容姿にたちまち惹かれたマスターも多数いたほどです。


人当たりが良く生真面目で、献身的な「紅閻魔」。口調も、やや舌ったらずながら至極丁寧で、落ち着きと理性のある振る舞いからは品格すらも感じさせます。しかし、そんな「紅閻魔」の生前は、今の姿からは考えられないほど凄惨なものでした。


売られて禿となった生前の彼女は、そこで舌を斬られるなどの非道な扱いを多々受け、かろうじて逃げ出すも、力尽きて命を落としてしまいます。ですが、彼女が最後に「迷ひ家」に辿り着いたこと、そして彼女自身の心根がきっかけで、その後息絶えたものの死後に奪衣婆の養女になりました。


しかし、今度は奪衣婆から過酷な仕打ちを受け、それを不憫に感じた閻魔大王が自分の養女として迎え、かつて彼女が息を引き取った「迷ひ家」の管理を託すことにしました。


そこからもいくつかの出来事が起こりましたが、その結果彼女は「迷ひ家」は訪れた者を歓待するお宿「閻魔亭」を切り盛りし、料理の達人として腕を振るう女将「紅閻魔」となります。


■背景を知るほど、愛おしさが増していく……!


穏やかな笑顔や、内向的ながらも能動的に交流する彼女は、自らの職務に誇りを持ち、円熟した振る舞いを見せます。しかし、今の「紅閻魔」に至るには、一見するだけでは分からない努力と研鑽があったのです。


「~ました」を「~まちた」と発音してしまう幼げな口調は、禿時代に斬られた舌を使わずに会話できるように特訓した結果と思われます。口調が幼稚なのではなく、ようやくここまで流暢に会話ができるようになった、と表現する方が正解に近いのでしょう。


また、料理の腕も素晴らしいのですが、その舌の影響で味見は満足にできません。では、どうやって味を調整・確認しているのかといえば、使う材料やレシピを熟知し、食べた相手の表情や様子を分析する。この繰り返しを、気が遠くなるほど延々と、ひたすら積み上げて、美味しい料理を作る境地に辿り着いたのです。


ただ可愛いだけじゃない。悲しい過去に囚われているだけじゃない。過酷な生前と死後を他辿っても、自分を見失うことなく前に進み、恩に忠義を貫いた「紅閻魔」。そんな彼女が浮かべるからこそ、マスターたちはその笑顔の虜になってしまうのです。





■サポート兼アタッカーで高難易度適正も!


ここまでは「紅閻魔」の内面について迫りましたが、バトルにおける戦力という点も、『FGO』では大事なポイントです。


「紅閻魔」は、単体攻撃宝具を持つセイバー。このカテゴリーには、「沖田総司」や「ネロ・クラウディウス〔ブライド〕」、「宮本武蔵」などの面々が属しています。「メドゥーサ(セイバー)」の実装も記憶に新しいところです。


こうした面々と比較して特に「紅閻魔」が優れているのは、アタッカーでありながら味方全体に最大20%のNPや攻撃力アップを付与できること、敵全体の防御力ダウンで相対的に与ダメージを上げられる点などが挙げられます。


また、味方全体に「強化解除耐性」を付与でき、高難易度向けの対応も可能。コマンドカードによるNP効率もまずまずですし、宝具で〔混沌〕と〔悪〕の特攻を付与できるのも嬉しい点です。


全体的に良好な性能でまとまっている「紅閻魔」ですが、入手や宝具重ねを優先して狙うべきサーヴァントかといえば、そうした場で名前が挙がりやすいキャラではありませんでした。


しばらく前からイベントの周回クエストに“HPの高い敵が単独で出てくるウェーブ”が発生するようになり、単体宝具持ちサーヴァントの起用機会が増えます。ですが「紅閻魔」は、他のセイバーを押しのけて活躍する、というほどの存在感はありませんでした。


■器用ながら、起用機会には恵まれず


イベントの周回では、宝具の発動を前提に編成する場合が多く、そのために重要になるのはNPチャージの存在。サポーターが付与するにしても、その量には限界があり、できるだけ自前でチャージできるサーヴァントが起用されやすくなります。


「紅閻魔」の場合、味方全体にNPを配れる点はかなり優秀ですが、本人に対する付与も20%のみ。後に実装されたアペンドスキルを足しても40%です。


彼女の宝具はアーツ属性なので、「アルトリア・キャスター(キャスター)」を組ませるケースが多いのですが、こちらのNP付与量は「全体に各30%」と「個人に20%」。全てを足しても「紅閻魔」のNPは90%止まりですし、ここだけでNPチャージ使い切ると他のウェーブで足りなくなるのは目に見えています。


もちろん概念礼装で補う手もありますが、イベント時は有効な礼装を付けたいところ。そのため、30%チャージできる「沖田総司」や「ネロ・クラウディウス〔ブライド〕」(いずれも強化クエストで追加)、50%チャージの「メドゥーサ(セイバー)」の方が立ち回りのしやすさでは軍配が上がります。


また、「宮本武蔵」はNPチャージを持たないものの、優れたスキルと強化された宝具の合わせ技で爆発力が高く、ダメージ量で「紅閻魔」は差をつけられています。





■強化クエストで、使いやすくて与ダメージもアップ! 最優候補になった「紅閻魔」


見た目の愛らしさやキャラクター性の魅力で人気を博し、サポート能力や高難易度適正などを持ちつつも、NPチャージや与ダメージで及ばず、選ばれる機会が少なかった「紅閻魔」。しかしこの状況は、8月5日に実装された強化クエストで、文字通り一変しました。


「紅閻魔」の強化クエストをクリアすると、「心眼(偽)」が「まよいがの膳」になり、悲願だった「NPを増やす」効果が追加。スキルレベルが最大の場合、30%のチャージができるようになりました。


さきほどの「アルトリア・キャスター(キャスター)」と組んだ想定で考えると、「紅閻魔」のスキルで20%(全体付与)+30%(まよいがの膳)。そこにアペンドスキルを加えると、自身だけで70%をカバーできます。そこに、「アルトリア・キャスター(キャスター)」の30%(全体付与)を足すだけで、宝具発動にたどり着けるのです。


しかも「まよいがの膳」には、「アーツカード性能をアップ(3T)」という効果も新たに加わり、与えられるダメージも底上げ。宝具もアーツ属性なので、ダメージディーラーとしても躍進しました。


30%チャージできる単体攻撃セイバーはほかにもいますが、「紅閻魔」が最初から持っている20%チャージと攻撃バフの全体付与は、周回でも大きなアドバンテージになります。あと少しだけダメージが足りない場合、デバフで確殺が狙える可能性があるのも強みといえるでしょう。


従来のサポート能力の高さと、今回の強化で高まったアタッカーの能力を併せ持つ「紅閻魔」は、総合的な性能面で一気にトップクラスへと躍り出ました。特攻が刺されば、その与ダメージはさらに跳ね上がります。


可愛さが光っていた彼女ですが、これからは「可愛くて強い紅閻魔」となることでしょう。





■「デスティニーオーダー召喚」の有力な候補に! そして夏イベでオルタ化?


大きな躍進を果たした「紅閻魔」ですが、彼女に惹かれたマスターたちは、ここから先の展開にも注意が必要かもしれません。


まずは、すでに開催中の「デスティニーオーダー召喚」を一考する余地があります。この召喚は「9つの枠に対応するクラスの★5サーヴァントを任意で選び、その中から1騎が確定で排出される」というもの。そのセイバー枠に、「紅閻魔」を入れる価値は十分あります。


単体攻撃宝具のセイバーはかなりせめぎ合っており、誰を戦力の軸にするか悩ましいところでした。しかし今回の強化を受け、立ち回りがしやすくなった「紅閻魔」は、“最強”とまでは言えなくとも“最優”の候補には十分入ります。この「デスティニーオーダー召喚」で入手を狙うのも一興でしょう。


また「紅閻魔」は、第2部 第7章でオルタとなり、成長した姿で登場しました。同じくオルタ化した他のサーヴァントは、その姿が霊衣という形で実装されましたが、「紅閻魔オルタ」はまだなんら動きがありません。


そのため、まだ枠が残っている(と思われる)2024年の水着サーヴァントのひとりとして、「水着紅閻魔オルタ」が実装されるのでは、と予測する声もあります。今回「紅閻魔」が強化されたのは、その布石なのかもしれません。


もし「水着紅閻魔オルタ」が実装されたら、当然イベントにも登場するはず。「紅閻魔」のファンは、夏イベントに参加するべく、今のうちに予定を調整しておきましょう。忙しくなるのは大変ですが、「紅閻魔」の出番が増えるのはファンにとってなによりの朗報。後悔しないよう、備えておいてください!


■ここまで良強化が連続! 今後の展開も見逃せない


今回「紅閻魔」が強化クエストの先陣を切っており、それが待望の内容だったこともあり、Xのトレンドになるほど大きな盛り上がりを見せました。ですが、良質な強化は「紅閻魔」に限った話ではありません。


同日実装された「ジル・ド・レェ(セイバー)」のスキル「軍略」には、一言ではまとめきれないほど多彩なバフが追加されましたが、その対象は「秩序」「善」「星」。いずれも「ジャンヌ・ダルク」が持つ特性なので、非常に「ジル・ド・レェ」らしい強化といえます。


また8月6日実装の強化クエストでは、「クレオパトラ」のスキルに「最大30%のNPチャージ」と「強化成功率アップ」が加わります。「クレオパトラ」は確率発動のバフスキルがあり、その不安定さがネックでしたが、その弱点がカバーされた形となります。


もう1枠の「アスクレピオス」は、味方全体に「アーツ性能アップ」「HP回復量アップ」、自身に「ガッツ付与」といったスキル強化をもらいました。サポート能力が評価されていましたが、その長所がさらに伸びた形になります。


8月7日には、「イスカンダル」に「最大30%のNPチャージ」と「防御無視状態を付与」を追加。あとはNPチャージがあれば……と言われていたサーヴァントなので、これでかなり隙がなくなりました。また「水着ニトクリス」も、宝具の強化ならびに攻撃と即死の順番が入れ替わるなど、こちらも待望されていた対応が実現しています。


そして本日8月8日の強化クエストでは、「アビゲイル・ウィリアムズ」と「ビリー・ザ・キッド」のスキルが強化されました。ビリーは、クイックカードの性能やクリティカル関連が向上し、使いやすさがさらにアップしました。


アビゲイルは以前の強化で最大30%のNPチャージを得ましたが、今回さらにNPチャージが20%追加され、自分のスキルだけでNPチャージが最大50%に。宝具発動のハードルが大きく下がったため、イベント周回での出番も増えそうです。


また、〔恐怖〕特攻を自身に付与できるスキル効果も追加。敵に恐怖を付与するデバフを元々持っているので、自前だけでダメージアップが狙える良強化です。バスター宝具なので「紅閻魔」とは少々違う立ち回りになるものの、サポーター兼アタッカーとして「アビゲイル」も活躍の幅が大きく広がりました。


今回の強化クエストでは、「紅閻魔」や「アビゲイル」のように、長く望まれていた強化が続々と訪れています。あと3日分の強化クエストも、自然と期待が膨らむばかり。今後の展開もお見逃しなく!




(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT


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