スイッチで遊べるアクションアドベンチャー5選!猫にヤドカリ、妖怪に特殊能力者が主役の“圧倒的に好評”なインディーゲームを紹介
インサイド / 2024年8月24日 11時0分
インディーゲームがゲーム業界で注目を集めるようになってから随分と月日が流れました。現在では様々なプラットフォームで毎月のように新作が登場しています。そのためゲームが好きだという方でも、なかなかすべてのタイトルを追うことはできていないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、スイッチで遊べるアクションアドベンチャー作品から、インディータイトルを5つピックアップして紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
◆『Stray』
『Stray』は地下に広がるサイバーシティを舞台に何の能力も持たない普通の猫が、相棒のロボット「B-12」と共に、街に隠された秘密を解き明かしていくアクションアドベンチャーです。
ある日、主人公の猫は足場が崩れる事故に巻き込まれ、地下に広がるサイバーシティに落下してしまいます。命からがら助かった猫が地上に戻るべく街を探索していると、「FOLLOW ME」という謎のサインが出現。導かれるままに進むとB-12というドローンに出会います。話をしてみるとB-12もとある理由で地上を目指していることが明らかに。目的が合致した両者は相棒として行動していくことになります。
本作は猫の表現への徹底したこだわりが魅力的な作品です。例えば移動アクションであればひさしや室外機にひょいと飛び乗ったり、狭い隙間を潜り抜けたり、バケツに乗って滑空できます。また猫がやりがちな行動として、高いところから物を落としたり、爪とぎをすることも可能です。なお主人公の猫は普通の猫なので、爪を研ぐことで攻撃力が上がるなどの設定はありません。爪を研ぎたければ研ぐ、それだけです。だって猫なんですから。
もちろん、ポストアポカリプスの世界観で描かれる猫とドローンの絆の物語も作品の魅力の一つです。完成度の高い猫ゲー。ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
なお本作のスイッチ版は2024年冬発売となっていますので、気になった方は忘れないよう予約しておくことをおすすめします。
◆『ボウと月夜の碧い花』
『ボウと月夜の碧い花』は、日本の神話や民間伝承を題材に描かれる探索型2D和風アクションゲームです。プレイヤーは小さな妖怪「ボウ」となり、アヤカシたちの暮らす世界の危機に立ち向かうことになります。
本作最大の特徴は、空中で敵やオブジェクトを攻撃することで再度ジャンプやダッシュが可能となるメインアクション「ヒット&フロー」です。これにより敵からの攻撃を避けながら華麗に空中を舞う爽快な戦闘が楽しめます。またマップ上に点在するジャンプするだけでは辿り着けない場所などは、このアクションなどを使用することで先に進むことが可能です。ただボタンを連打するアクションとは異なる楽しさが味わえます。
アクションが最も活きる場面がボス戦です。「ヒット&フロー」を使えば、足場がないような場合でもボスが召喚した敵に空中攻撃を加えるなどして自由自在にマップを飛び回ることができます。また冒険を進めると取得できる追加アクションを組み合わせれば、より手に汗握る戦いが楽しめるはずです。
メトロイドヴァニアが好きな方はもちろん、少し難易度高めなゲームを探していたり、和風な雰囲気を楽しめるゲームを探している方にもおすすめです。
◆『Little Kitty, Big City』
『Little Kitty, Big City』は、マンションのベランダから落ちてしまった主人公の黒猫が、お家への帰還を目指すアクションアドベンチャーです。
ゲームの目標はお家に帰ることですが、すぐにお家に帰ろうが、気ままに町を探索しようがプレイヤーの自由です。いろいろな動物とお話したり、人間に悪戯したり、日の当たる場所でお昼寝したりと猫らしいロールプレイを楽しみましょう。何をすればいいか迷ったら「やることリスト」を参照してクエストに挑戦してみるのも面白いですね。
それでもやはり本作の真の価値は自由気ままな猫ライフです。マップサイズはコンパクトですが、家の塀や車の上、人の家の台所、八百屋の段ボールの中まで様々な場所に行くことができます。植木鉢を落として割ることも、人間が持っているスマホやサンドイッチを頂くことも可能です。猫に生まれ変わったらやってみたいと思っていたことを本作でやってみてはいかがでしょうか。
それと、本作は先程紹介したポストアポカリプスの世界観でリアルっぽい猫を描いた『Stray』と似ていますが、こちらは現実世界でコミカルな猫を描いた作品となっていますので、どちらをプレイするかで迷われた場合にはこの違いを参考に選んだら良いかと思います。
◆『Another Crab’s Treasure』
『Another Crab’s Treasure』は、殻を奪われヤドカリなのに宿なしになってしまった主人公「クリル」が、貝殻を取り戻すために戦うソウルライクなアクションアドベンチャーです。
舞台となる海域には魚やカニ、国の警備兵などヤドカリにとっての天敵が多数生息しています。そこでクリルは海に散乱している人間が捨てたゴミのフォークを武器代わりに、空き缶を防具「シェル(殻)」代わりにして強力な敵と戦います。
ゴミはそれぞれ異なる特性を持っており、例えばシェルであれば攻撃、防御、移動速度のアップや体力回復など様々な効果があるので戦闘スタイルの幅が広がりますね。またフォークで敵を攻撃すると溜まっていく「うま味チャージ」を消費すれば、特定のボスの強力な技を使うこともできます。
さらに『ゼルダの伝説』の「スクラビルド」というシステムとアイデアが被ったことでも話題になった、フォークにゴミを突き刺して性質を変えるというシステムにも注目です。こちらは、例えばフォークで空き缶を刺せばハンマーのような使い方ができるといった具合のシステムとなっており、武器を組み合わせて戦う面白さが味わえます。
リリースから4日で10万本を記録し、各プラットフォームでも評価が高い本作。ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
◆『アレンジャー・ロールパズリングの旅』
『アレンジャー・ロールパズリングの旅』は、自分が動くと床も一緒に動いてしまう特殊能力の持ち主「ジェマ」が、自分探しの旅に出るパズルRPGです。
ある日、ジェマは育ちの街になじめず息が詰まりそうだからと家を飛びだします。しかし、希望を胸に旅に出た彼女を待ち受けていたのは、人々のネガティブな感情から生まれた「よどみの化け物」により支配された世界でした。活気を失いつつある世界を取り戻し、自分の居場所を見つけるための戦いが始まります。
本作の大きな特徴は、主人公の動きとフィールドの床が連動する「グリッド型」ゲームプレイです。まるで“動く歩道”の上にいるかのような移動方法により新鮮なゲーム体験が味わえます。またフィールドの端まで行くと反対側に移動できるという特徴を活かすことで、障害物を突破したり、直線的な移動では辿り着けない場所にも行くことが可能です。
移動だけでなく、戦闘でもこのグリッドシステムを上手く利用していきましょう。フィールドには剣が置いてあることがあり、戦闘ではこの剣を床ごと移動してモンスターにぶつけます。
移動も戦闘もスライドパズルのような操作感覚で楽しめる本作。変わり種のゲームを探している方はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
以上、スイッチで遊べるアクションアドベンチャー系インディーゲーム5つの紹介でした。気になった作品がありましたら、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
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