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30代や40代、いや50代ゲーマーも必見!?“復活”で読み解く「ニンダイ」の注目作品4選

インサイド / 2024年8月30日 19時0分

2024年8月27日に、「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2024.8.27」が配信されました。タイトル通り、任天堂作品の発表こそなかったものの、各メーカーからの新情報が相次ぎ、一時期はXのトレンドが関連ワードで埋め尽くされたほどです。


完全新作では、『ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~』が発表されたほか、『ストレイチルドレン』(2024年12月26日)や『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』(2025年4月24日)などの発売日が決定。今後の楽しみが増える形となりました。


また、『悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス』『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』の3作品に加え、アーケード版『悪魔城ドラキュラ』とそのアレンジ版もプレイできる『Castlevania Dominus Collection』を始め、告知と同時に配信を開始するタイトルも続出します。


驚きと興奮に満ちた「Nintendo Direct」が終了しましたが、詳細な発表を追いきれていない人も少なくないでしょう。特に今回は、上記の作品以外にも注目を集めたゲームがいくつもありました。しかも、その多くが「復活」という共通点を持っています。


果たしてどんな「復活」を遂げる作品が話題となったのか。この2文字を軸に、「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2024.8.27」で見逃したくない4作品を紹介します。


■『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争/デュナン統一戦争』:2025年3月6日


初代プレイステーションのRPGといえば、『FF7』や『ドラクエVII』などを思い出す人も多いことでしょう。ですが、初代PSでデビューし、PS2やニンテンドーDSなどにも展開した『幻想水滸伝』シリーズも、名作RPGを語る上で決して外せません。


特に、1作目の『幻想水滸伝』と2作目の『幻想水滸伝II』は、初代PSを代表するRPGとして名を馳せました。108人の英雄が集うスケール感、誰もが役割を持つ「本拠地」という存在、心を震わせる圧巻の物語……そうした魅力の数々で、多くのユーザーを虜とします。


そんなシリーズの黎明期を飾った2作品をHDリマスターで蘇らせる『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争/デュナン統一戦争』が、2022年9月に発表されました。この展開に、多くのゲームファンが喜びの声を上げます。


しかし、当初予定していた2023年発売は延期され、発売時期も未定に。この悲報に「もしかして、発売自体が中止になるのでは?」と不安に駆られた人も少なからずいました。


ですが、今回行われた「Nintendo Direct」で、本作を2025年3月6日に発売すると告知。多くのユーザーが待ち望んだ朗報が訪れ、あとは指折り数えるだけとなりました。


HDリマスターという復活と、発売時期未定という状態からの復活。ふたつの「復活」を遂げた『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争/デュナン統一戦争』は、来春その姿を現します。なお、対応ハードは、ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox ONE/Steamです。





■『ときめきメモリアル forever with you エモーショナル』:2025年予定


美少女をウリとしたゲームを「ギャルゲー」と呼ぶ風習は、1980年代からすでにありました。当時はアクション系が多く、後にシミュレーションやRPG、育成ADVなどにも広がっていきます。


時代に応じて高く評価されたギャルゲーもあった一方、美少女頼りでゲーム性を疎かにした作品も少なからずありました。そのため、一部のファンが熱烈に支持したものの、カジュアル層にまで知られるギャルゲーはごくわずかに留まります。


しかし1994年に発売された『ときめきメモリアル』(PCエンジンSUPER CD-ROM2版)は、ほぼ無名の状態で発売されましたが、即座に売り切れが続出。高まる需要に供給がまるで追い付かず、その話題性と斬新なゲーム性で、当時のゲームユーザーに広く知られ、遊ばれるようになりました。


特に、初代プレイステーション向けにリリースされた『ときめきメモリアル ~forever with you~』は、ハードの性能向上に伴い、グラフィックやサウンド、演出などが強化されたほか、UIも遊びやすく改善。話題性と新バージョンの登場がうまく重なり、さらなるヒットを遂げました。


『ときめきメモリアル ~forever with you~』の成功は、本作の売れ行きだけに留まらず、ギャルゲー市場──特に恋愛シミュレーション──を大きく盛り上げ、他のソフトメーカーも続々とギャルゲー開発に乗り出します。


本シリーズもしばらく展開が続き、ナンバリングだけでも4作目まで作られたほか、スピンオフ作品も多数登場しました。また、2002年以降は、女性向けの恋愛シミュレーションとして『ときめきメモリアル Girl's Side』が幕を開け、こちらも長く愛されています。


かつて「ギャルゲー」を爆発的に盛り上げた『ときめきメモリアル ~forever with you~』が、この令和の時代に、『ときめきメモリアル~forever with you~ エモーショナル』となって復活することが「Nintendo Direct」で判明しました。


本作は、オリジナル版のストーリーやキャラクターをそのまま受け継ぎつつ、キャラクターを新規で描いたリマスター版のグラフィックも用意。オリジナル版のグラフィックとの切り替えが可能なので、懐かしいビジュアルで遊ぶか、新たな描き下ろしを楽しむか、プレイヤーの任意で選択できます。


また、プレイヤーが任意に設定した名前をボイスで呼んでくれる「Emotional Voice System」も搭載されるとのこと。このシステムは、『ときめきメモリアル2』で初めて実装された機能です。


『ときめきメモリアル~forever with you~ エモーショナル』は、ニンテンドースイッチ専用ソフトとして、2025年に発売予定。名作の再登場だけでなく、“『ときメモ』ブランドのギャルゲー復活”という点からも、見逃せない作品といえるでしょう。





■『英雄伝説 空の軌跡 the 1st(仮称)』:2025年予定


『イース』シリーズと並び、日本ファルコムの代表作として名を馳せている『英雄伝説』シリーズは、初めてその名を冠した『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』(1989年)以降、様々な作品が登場しました。


イセルハーサを舞台とする『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』および『英雄伝説II』を皮切りに、1994年から1999年にかけて『英雄伝説III 白き魔女』・『英雄伝説IV 朱紅い雫』『英雄伝説V 海の檻歌』の3部作を展開。90年代全般にわたり、『英雄伝説』シリーズが飛躍を見せます。


しかし、シリーズ展開はこのタイミングで、ひとつの区切りを迎えます。これまで2~3年ほどの間隔で作品がリリースされていましたが、2000年代前半はナンバリング展開がしばらく途絶え、最新作を待ち侘びる期間が続きました。


そんな一抹の不安を打ち破り、シリーズに新たな活気をもたらしたのが、『英雄伝説 空の軌跡FC』(2004年発売)です。この作品を機に、壮大な『軌跡』シリーズが幕を開け、その流れは今もなお続いています。


『軌跡』シリーズと一口に言っても、主だった作品だけでも相当数にのぼります。まずは『空の軌跡』3作品に始まり、『零の軌跡』や『碧の軌跡』、『閃の軌跡』4作品、スピンオフ的な『那由多の軌跡』『創の軌跡』、『黎の軌跡』2作品のほか、2024年9月26日には最新作の『界の軌跡』も発売されます。


これだけの作品を展開している『軌跡』シリーズは、早いもので20年を超える月日を歩んできました。何作かごとに大きな節目を迎えているため、それぞれを遊ぶだけでも十分楽しめますが、「シリーズ作は最初から遊びたい」と思う人も少なくないでしょう。


ただし、『軌跡』シリーズの1作目となる『英雄伝説 空の軌跡FC』は、原点のPC版のほか、PSP版やPS3版なども登場しましたが、最新のものでも2015年発売のPS Vita版か、2016年配信のiOS/Android版となります。


最も新しくても8~9年前ですし、PS Vita未所持の人が今から本体を購入するのはハードルが高めでしょう。またiOS/Android版は、2024年8月30日の正午に新規販売が停止します。こうした理由から、今現在『英雄伝説 空の軌跡FC』を遊ぶのは、少々難しい状況にありました。


ですが今回の「Nintendo Direct」で、『英雄伝説 空の軌跡FC』をフルリメイクする『英雄伝説 空の軌跡 the 1st』(仮称)が電撃的に発表されました。プラットフォームはニンテンドースイッチで、2025年に発売される予定です。


20年の歴史を誇る『軌跡』シリーズを遊びたい、でも触れるタイミングが分からない……そんな悩みを抱えていた人は、本作の登場が絶好の機会となるでしょう。シリーズに入門する機会を「復活」させてくれる『英雄伝説 空の軌跡 the 1st』(仮称)の登場を、楽しみにお待ちください。





■『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』:2025年1月16日(Steam版は1月17日)


1995年、スーパーファミコンとして登場した『テイルズ オブ ファンタジア』から、『テイルズ オブ』シリーズの歴史が始まりました。戦闘時のアクション性やアニメ調のグラフィック表現は作品を重ねるごとに進化し、そこにキャラクターや物語の魅力を加えることで、豊かなプレイ体験を提供。その結果、30年近くも愛される人気シリーズとして知られています。


2年前後の間隔が空く時期もありますが、基本的には完全新作や関連作が毎年出続けており、「クロスオーバー」に分類されるものを除いても、20を優に超える作品が生まれました。


ただし、残念ながら現行のゲーム機(スイッチやPS5/PS4など)では遊べないシリーズ作も多く、当時のゲーム機を引っ張り出す以外にはアクセスできないものが多数あります。歴史の長いシリーズには常に付きまとう問題とはいえ、かつての名作が遊びにくいのはもったいない話です。


とはいえ、全てを諦めてしまう必要はありません。『テイルズ オブ』シリーズは、過去作の復活にも注力しており、これまでに『テイルズ オブ ヴェスペリア』や『テイルズ オブ シンフォニア』がリマスター化を遂げ、いずれも現行機でプレイできるようになりました。


そして新たに、『テイルズ オブ グレイセス エフ』のリマスター化が「Nintendo Direct」で発表。対応機種は、スイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/STEAMと幅広く、現行機のほぼ全てをカバーしています。


また発売日も決まっており、2025年1月16日(Steam版は1月17日)に『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』がリリースされる予定です。あと4ヶ月半ほどで、シリーズ屈指の名作を再び遊ぶ機会が巡ってきます。


しかも、嬉しい「復活」は、本作だけに留まりません。『テイルズ オブ』シリーズのIP総合プロデューサー・富澤祐介氏によるメッセージ映像がお披露目され、その中で「過去作をリマスター化し、世界中のお客さまに現行のゲーム機で遊んでいただける機会を、30周年でも改めて推進していきます」とコメントしました。


今後リマスター化する具体的なタイトル名などには触れていませんが、『テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』以降も、シリーズの過去作がリマスターされる機会が訪れる模様です。


テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター』の再登場に合わせ、ほかの過去作の「復活」も明らかとなった『テイルズ オブ』シリーズ。2025年以降の展開からも、目が離せません。




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