「にじさんじEN」所属ライバーの楽曲盗用で削除依頼をした作品に対し、誤りであったと謝罪…実際は第三者のライセンス曲だった

VTuberグループ「にじさんじEN」の公式X（旧Twitter）は、所属ライバー「Vox Akuma」さんの楽曲を盗用したとして削除依頼をしていた作品に対し、盗用が誤りであったと謝罪しています。

◆盗用を指摘の楽曲、実際は第三者のライセンス楽曲だった

本件は、Claynosaurz Inc.による映像コンテンツの一部に使用されていた楽曲が、Vox Akumaさんの自主制作映画作品「The Demon Hungers」に使用されている楽曲「Mountain Whales」の盗用だとして、著作権侵害を理由に削除を依頼していたというもの。

しかし調査の結果、両楽曲は「第三者が非独占的に利用を許諾している音源を利用したもの」だと判明。Claynosaurz Inc.が著作権を侵害するという事実もなかったことが明らかとなりました。

すでに削除申請の取り下げ手続きを行い、Instagram上でClaynosaurz Inc.の作品を視聴可能になっているとのこと。にじさんじENは「この度、Claynosaurz Inc.およびClaynosaurz Inc.によるコンテンツをご覧の方々に対し、多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。

◆Vox Akumaさんも「結論を急いでしまった」と謝罪

また、Vox AkumaさんもXを更新し、「私からも心よりお詫び申し上げます」と謝罪しています。

「最初にClaynosaurz Inc.の作品を見たとき、すぐに彼らが使用した楽曲が私の映画から盗用したものだと誤解してしまいましたが、実際には第三者によってライセンスされているものでした。この可能性は私の頭をよぎりもしませんでした。また、Claynosaurz Inc.が私の映画から意図的に楽曲を盗用したと結論を急いでしまったことを非常に申し訳なく思っております」と説明しています。

そして、「この件に関して影響を受けたかもしれない、または私と同様に誤解をしてしまったかもしれない私の映画とClaynosaurz Inc.のファンに謝罪したいと思います」と改めて謝罪しました。

なお、「この過程におけるClaynosaurz Inc.のご了承、明確なコミュニケーション、ご容赦に非常に感謝しており、この問題を解決できたことを嬉しく思います」とも説明しており、Claynosaurz Inc.とは穏便に和解できた模様です。