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『ウマ娘』新育成シナリオ「メカウマ娘」編を先行プレイ!トレーニングをトレーナー自らが強化できる?「メカウマ娘」の完成がハイステータスな育成に繋がる

インサイド / 2024年10月28日 22時0分

ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』にて、2024年9月末にアナウンスされた新育成シナリオ「走れ!メカウマ娘 -夢繋ぐ発明-(以下、メカウマ娘編)」が、2024年10月29日(火)に公開されます。


育成シナリオとしては今回のシナリオで9本目。直近に公開された育成シナリオ「豊食祭」編ではシステム上、短距離・マイル向けに育成が方向づけられたり、シナリオごとに育成内容の方向性がしっかりと打ち出されたりしていたため、今回の育成シナリオもいったいどのような内容になるか注目を集めていました。


「メカウマ娘」編では、トレセン学園に突如現れたフルダイブ型ロボット「メカウマ娘」の完成をサポートする形でストーリーが進んでいきます。


さっそく本記事では、新シナリオ公開に先駆けて催されたメディア向け体験会でのプレイレポートをお届けします。


※記事中の画像は開発中のものであり、表記される数値などは実際に収録されるものと異なる可能性があります。


◆トレーニングをトレーナー自らが強化できる!?新たな育成システムに触れてみた


新育成シナリオ「メカウマ娘」編には、「豊食祭」編・「U.A.F.」編と同様にトレーニングを強化するシステムが備えられています。ゲーム内容についてさきに触れてみましょう。


今回のシナリオは、普段通りトレーニングをしつつ、画面左に表示された研究Lvをあげていき、半年に1度あるメカウマ娘のテスト、「Upgrade Exam」(以下、UGE)に挑んでいくことが育成上の大きな目標となります。


UGEの評価は、トレーニング時に上げていった研究Lvの結果によって変化し、S評価を取ることが一番の目標になります。そのためにも研究Lvをドンドンとあげていきたいところ。「メカギア」と呼ばれる歯車マークがついているトレーニングは、普段よりも獲得できるパラメータ・研究Lvの量が増えており、できる限り積極的に選んでいけば、UGEは楽々とクリアできるかと思います。


また、メカギア付きのトレーニングを行なっていくと「オーバードライブゲージ」が貯まり、満タンまで貯まるとオーバードライブ効果をターン1度のみ発揮することができます。2回分までストックが可能で、このあとに説明するチューニングによって効果の内容が異なってきます。


たとえば、友情トレーニングが発動しているタイミングでオーバードライブを発動してトレーニングすれば、1度の練習で大きくパラメータを伸ばすことも可能になります。


UGEを終えるとメカENというポイントを得ることができます。このメカENを使ってメカウマ娘を強化・チューニングをするのですが、このチューニングが今回のシナリオの重要なポイントとなっています。


スピード/スタミナ/パワー/根性/賢さ5つの練習トレーニング、スキルヒント/得意率/スキルポイントpt/友情トレーニング4つのトレーニング効果、これら9つのパラメータに紐づいた9つの研究チップを強化するという形で、練習効果に一気にバフをかけることができるのです。


具体的には、頭部コア・胸部コア・脚部コアの3つのカテゴリーに分けられており、



  • 頭部コア:賢さ/スキルヒント/得意率アップ


  • 胸部コア:スタミナ/根性/友情トレーニング


  • 脚部コア:スピード/パワー/スキルポイントpt



このように研究チップとして分けられています。


全9つのチップは5段階で強化でき、もちろん1つの研究チップにレベル5まで一気に割り振ることもできれば、2つ以上の研究チップに割り振ることもできます。また先に述べたオーバードライブの効果は、頭部・胸部・脚部3つのカテゴリーに対して、それぞれどの程度ポイントを振り分けたかで変化します。


簡単に言うと、手元にメカENが10ポイントある状態で、頭部コアにすべて振り分けるのと、頭部・胸部・脚部3つすべてにまんべんなく振り分けるのとでは、オーバードライブの効果は大幅に異なってきます。それぞれのコアは、メカEN3ポイントごとにオーバードライブ追加効果が発動する仕組みとなっているので、タイミングで効果が発動されるように組み合わせるのが良いでしょう。


このオーバードライブ追加効果にくわえ、9つの研究チップそれぞれにどの程度ポイントを振り分けるかも当然ながら重要。実際筆者は体験会レポートでかなり頭を悩ませながらトレーニングを進めていきました。


このように、そもそもトレーニング効果をトレーナー側(ユーザー側)が強化できるというのは『ウマ娘』のなかでも初めてのこと。


先々のトレーニングをどのように考えて進めていくか?どのトレーニングを強化するか?という点を踏まえながらゲームしていくというのは、これまでのゲーム『ウマ娘』には中々明確に打ち出されていなかった点であり、それがこの「メカウマ娘」編のオリジナリティだと言えるでしょう。プレイしていると、なんだか「トレーナーらしく振る舞えている」ような気持ちにすらさせてくれます。


注意してほしいのは、育成の初期は所持しているメカENはもちろん少ないので割り振ろうにも割り振れない点。くわえて、シニア級6月終了時まで解放されない研究チップもあるので、最初から十全に強化できるわけではないという点です。


また、今回の「メカウマ娘」編でのシナリオリンクキャラは、ビワハヤヒデ、ナリタタイシン、シンボリクリスエス、タニノギムレット、エアシャカールの5人なのですが、5人それぞれでシナリオリンク効果が異なっているだけでなく、1人2つずつの効果を持っているのも注目すべき点でしょう。


それに合わせて、新たな育成シナリオでは「新規の友人サポートカード」や「グループサポートカード」は登場しません。その代わり、今回のシナリオで新たに登場するエアシャカールの新サポートカードは非常に強力です。


今回の体験会では試作段階とはいえ完凸状態でプレイさせてもらいましたが、この新シナリオを育成するには必須レベルではないか?と感じられるほどの強さでした。


パラメータ上限値などについては5つすべてが1700~1300ほどとなっており、「豊食祭」編のように短距離~マイル向けの育成シナリオではないのもミソでしょう。総評としては、全距離に合わせてこれまで以上に強力なウマ娘を育成することが可能となるシナリオであり、トレーナーらしさあるトレーニングを組める自由度があるといえるのではないでしょうか?


◆「もういちど自分の感覚で走りたい」それは夢という以上の……


さて、そんな新育成シナリオの内容ですが、ストーリー内容が同じくらい気になる方もいるはずです。なんといっても、「メカウマ娘」という今までに聞いたことの無い単語が出てきたのですから。


※このあとの文章は最新シナリオのネタバレを含みます。読む際には十二分に注意してください


「ウマ娘」を脅かすオルタナティブな存在なのか?と思われそうですが、先に申し上げると、まだまだそういった域にも届いていない、研究途中のロボットとして登場してきます。それも、一人の女性にとってのひどく個人的な夢を叶えるためのロボットとして、です。


ストーリーは女性研究者・シュガーライツが中心となって進行していきます。


シュガーライツはもともとトレセン学園の生徒して在籍しており、レースに出場・活躍していたのですが、大怪我を負ってしまったことにより、レースはおろか、日常生活で歩行するのも難しいと医者に宣告されてしまい、レースを走るウマ娘としての道を断念することとなります。


その後、工学系研究者の道へと進み勉学に励んでいきますが、とある日に自身がウマ娘として走っていたころの映像を見返し、当時の気持ちが再燃。「もう一度、あの頃のように走りたい」という一心でロボットを作り上げ、自身の意識をメカ側へと移して操る"フルダイブ型ロボット"を設計するところまでに至ります。


ストーリーの冒頭、秋川理事長の呼びかけで集まったウマ娘たちのもとに、シュガーライツと彼女が生み出したロボット「ST-2」(サティ)があらわれ、「トレセン学園に協力を募りに来た」と話し出します。このあと実際にシュガーライツはST-2に乗って(フルダイブして)走り出しますが、想像以上の遅さにみな怪訝な表情を浮かべます。


そんなシュガーライツに手を伸ばしたのがトレーナー(プレイヤー)たちとシナリオリンクキャラとして登場するウマ娘たちであり、フルダイブ型ロボットST-2の強化へと乗り出す……というのがこのストーリーの導入となっています。


彼女の夢とは「もう1度走って、自分の感覚で流れる景色を味わいたい」というもの。彼女自身は「極めて利己的で自分勝手な願いに基づいている」とまでハッキリ口にし、深々と協力を乞うのです。


その後、劇中ではさまざまなウマ娘との交流がなされ、ロボットの強化だけではなく、シュガーライツ本人がさまざまな面で成長していく流れも描かれていきます。意識をボディへとフルダイブさせるという現在の科学技術では想像もつかないような技術ですが、バーチャル(拡張)性あるテクノロジーはとても近未来感溢れています。


いちど止めてしまったウマ娘としての夢・成長、そこからの再起を果たすべく挑んでいく女性のストーリーが、「走れ!メカウマ娘 -夢繋ぐ発明-」には描かれており、ストーリーの最後に描かれるシュガーライツの高揚した姿、夢を諦めてしまった人にとってじんわりと心に滲むワンシーンに見えるはずです。


© Cygames, Inc.


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