『8番出口』が2024年「新語・流行語大賞」にノミネート!一大ジャンルまで発展した新感覚の“異変探し”ゲームとは
インサイド / 2024年11月5日 16時25分
自由国民社は「ユーキャン新語・流行語大賞」第41回2024年ノミネート語を発表。政治やスポーツ、さまざまなカルチャーなどに由来するワードが並ぶなか、2023年末から2024年に大流行を見せた『8番出口』もノミネートされています。
◆一大ジャンルまで発展した新感覚の“異変探し”ゲームとは
2024年の「新語・流行語大賞」には、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が達成した「50-50」や、7月に発行が開始された「新紙幣」、パリオリンピックにて注目を集めた新種目「ブレイキン」などがラインナップされました。
そのなかで異様な存在感を放っているのが「8番出口」のワード。これは、個人ゲーム開発者のコタケクリエイト氏が開発し2023年11月にSteamにて発売した“間違い探し”ゲームです。本作は日本の地下鉄の通路のような場所を舞台に、プレイヤーはループするこの通路で異変を見つけ、8番出口への脱出を目指します。
ゲームルールは「“異変”を感じたら引き返す」という至ってシンプルなもの。ドアが開いていたり、なにかが動いていたりと、これらの異変を見つけて引き返すことで、ゴールとなる「8番出口」へと徐々に近づきます。
ループする中にある異変を探すというシンプルでわかりやすいゲームプレイや、470円(Steam版)というお手頃価格で注目を集めたほか、リアクションのしやすいゲーム内容も相まって発売直後からVTuberやストリーマーなどがこぞって実況プレイを配信・投稿。本作の知名度を押し上げました。
また、本作の流行を皮切りに、『8番出口』にインスパイアされた作品も多数登場しています。エスカレーターをループする『エスカレーター | Escalator』や、新幹線の車両を舞台とした『新幹線 0号』など、さまざまな“8番ライク”と呼ばれるゲームが生まれました。
今年5月にはコタケクリエイト氏が開発する新作『8番のりば』も発売。こちらは、永遠に走り続ける電車からの“脱出”を目指す短編ウォーキングシミュレーターで、舞台となるゲーム内の広告に実際の広告掲出を募集するなどでも話題を集めています。
『8番出口』はSteam/PS5/PS4/ニンテンドースイッチ/Meta Quest(VR版)向けに発売中です。
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