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『FGO』「アビゲイル」は“一線を超え続ける”サーヴァント! 初登場から新霊基まで“規格外”─いよいよ宝具にマスターを!?

インサイド / 2024年12月15日 9時30分

※本記事では、ストーリーの流れに一部触れます。


2015年に正式サービスが開始した『Fate/Grand Order』(以下、FGO)は、9周年を経た今も根強い支持を集めており、多くのプレイヤーが「マスター」となって人類史を守る戦いに挑んでいます。


マスターの剣となり盾となるのが、英霊の影たるサーヴァントたち。古今東西の英雄を中心に、マスターとの縁を辿って現界した面々が、大いなる力となってくれます。


サーヴァントたちは多種多様でいずれも個性的ですが、その中でも様々な意味で目立っているのが「アビゲイル・ウィリアムズ」です。その登場から直近の活躍まで、あらゆる面で“一線を超える”彼女の多彩な展開、あなたはご存じでしょうか。


■初登場も鮮烈だったアビゲイル


アビゲイルは、2017年11月29日に開幕した「亜種特異点IV 禁忌降臨庭園 セイレム 異端なるセイレム」で初登場を飾り、同年12月6日の「セイレムピックアップ2召喚」で実装されました。


初登場のシナリオやイベントに合わせての実装はポピュラーなケースですが、アビゲイル実装時に“一線を超えていた”のは、そのクラス。彼女の登場と同時に、新たなクラス「フォーリナー」が設定され、アビゲイルは初のフォーリナーとして実装されたのです。


また、アビゲイルが中核となった「亜種特異点IV 禁忌降臨庭園 セイレム 異端なるセイレム」は、『FGO』1.5部の締めくくりを飾るシナリオでもあります。初フォーリナーであり、1.5部のトリも務めた彼女のデビューは、一線を画したと称しても過言ではないでしょう。


■『FGO』の世界に、アビゲイルは2人いる!?


サーヴァントとは、「英霊の座」に刻まれた英霊たちの影です。そのため、呼び出すサーヴァントたちの元となる英雄は、既に亡くなったケースが大半。「英霊の座」は時間軸の外にあるため、「まだ生まれていない未来の英雄が座に刻まれ、過去の世界に呼び出される」こともありますが、この世を去った英雄たちのサーヴァントが多いのが実情です。


しかしアビゲイルの場合、「セイレムでマスターと出会った彼女」は、まだ現存しています。ネタバレを防ぐため詳細は伏せておきますが、亜種特異点IVの終了後、とある理由から別の世界へと旅立ち、この地球から姿を消しました。


そのため、セイレムの彼女とサーヴァント、その両方の「アビゲイル」が『FGO』の時間軸上に実在しているのです。こうした例は非常にまれで、その意味でも彼女は特別な存在と言えます。


ちなみにひとときの奇跡として、セイレムのアビゲイルからマスターに干渉した出来事がかつてありました。その物語は「幕間」で描かれているため、実際に何が起きたのか知ることができるのは、サーヴァントのアビゲイルを召喚できたマスターだけの特権です。





■マスターさんの精神面も、アビーにお任せ!


『FGO』のマスターは、人類史を守る最後の砦として、常に過酷な戦いに身を晒してきました。その危険は直接的なものだけでなく、時には精神に影響を及ぼす攻撃や浸食もあります。


精神干渉からマスターを守るのも、サーヴァントの役目です。ただし、精神を守護しているサーヴァントは限られており、誰でもできる役柄ではありません。ごく一部のサーヴァントがマスターの精神を守っていますが、「巌窟王 エドモン・ダンテス」がその代表格として知られています。


ただしエドモン・ダンテスは、「奏章II 不可逆廃棄孔 イド」の結末で、カルデアから去る決断を下しました。この時、マスターの精神世界を守る役目をエドモン・ダンテスから直々に指定されたのが、ほかならぬアビゲイルでした。


精神を守護するサーヴァントの数は多くありませんが、エドモン・ダンテスに認められて後任に選ばれたのは紛れもない事実。この出来事もまた、アビゲイルが“一線を超えていた”ことの証となるでしょう。


■2024年にサンタデビュー! 水着&サンタを経験した数少ないサーヴァントに


サーヴァントとしてのアビゲイルは、最初に現界した姿だけでなく、2020年の夏イベントではいわゆる「水着サーヴァント」となり、新たな姿「アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕」を得ました。


水着サーヴァントは毎年増えるものの、サーヴァントの総勢は現在400騎を超えており、水着化したのはその一部。この枠に入っているだけでも、アビゲイルは十分に恵まれた立場でした。


しかし、現在開催中のクリスマスイベント「ポホヨラのクリスマス・イブ 夢見るサンタとくるみ割り人形」では配布サーヴァントに選ばれ、「★4(SR)アビゲイル・ウィリアムズ〔サンタ〕」が実装。いわゆる「サンタサーヴァント」に抜擢されたのです。


サンタサーヴァントは水着サーヴァントよりも数が少なく、2024年でようやく9代目。まだ9人しか現存していないサンタサーヴァントのひとりに、このアビゲイルが選ばれました。冬の祭りに相応しく、華やかで可憐な装いとなった新霊基に、心を奪われた人も多いはず。


また、サンタサーヴァントと水着サーヴァントを両方経験している者となれば、その数はさらに絞られます。そこに加わる一員となったアビゲイルは、非常に稀で恵まれた存在であると言えるでしょう。





■宝具にマスターを呼び出す!? アビゲイルの“一線を超えっぷり”を見よ


まだ10人にも満たない「サンタサーヴァント」となったアビゲイルですが、彼女についての驚きはまだ終わりません。「アビゲイル・ウィリアムズ〔サンタ〕」の宝具「希う淡き夢見し(グラン・パ・ド・ドゥ)」もまた、“一線を超えた”と表現して然るべきものでした。


宝具の効果自体は、味方へのバフや敵全体のチャージを減少させるといった、いわゆる支援系のものになっています。「マスタースキルの一部の効果をアップさせる」という珍しい効果もあるものの、この部分はまだ序の口に過ぎません。


「希う淡き夢見し」の宝具を発動すると、アビゲイルが華やかなダンスを繰り広げます。そのダンスはソロではなくデュエットで、しかもその相手は他ならぬマスター。アビゲイルは自身の宝具で、“マスターを呼び出す”という偉業を達成したのです。


しかも、事前の予告映像では男性マスターが相手役を務めましたが、主人公が女性だった場合、宝具でもちゃんと女性のマスターと踊ります。細部まで行き届いた手厚いサービスっぷり、さすがアビゲイルです。


ただし、宝具発動の際に出てくるマスターが、本人そのものなのかは定かではありません。サンタなアビゲイルは「くるみ割り人形」をモチーフとしており、彼女自身もバレリーナを彷彿とさせる衣装に身を包んでいます。


そのため、宝具時のマスターは人形や写し身、もしくは一夜の夢といった存在かもしれません。とはいえ、実態はともあれ、宝具にマスターの姿を登場させるという“一線を超える”演出を見せてくれたアビゲイルに、舌を巻くほかありません。




「フォーリナー」というクラスは、今現在の『FGO』においても謎が多い存在です。その謎の一端は、今後の展開で明かされていくことでしょう。


フォーリナーというクラスの最先端にいるアビゲイルも、更なる展開が待ち受けているかもしれません。将来の活躍にも期待しつつ、まずは「サンタなアビゲイル」と共に、今年の冬をたっぷりと楽しみましょう!


(C)TYPE-MOON / FGO PROJECT


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