『ゼンゼロ』正式実装された「星見雅」が想像の倍はポンコツで、想像の数十倍はカッコ良かった話―“劇中最強キャラ”はバトルでも圧倒的！

インサイド / 2025年1月4日 12時0分

HoYoverseの都市ファンタジーアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ』が発表された2022年5月、初公開のPVで筆者は1人のキャラクターに目が釘付けになりました。大きなキツネ耳に日本刀を携える大和撫子然としたキャラクター、彼女の名前は「星見雅」です。

先のPVでは目にも留まらぬ居合術で敵を切り伏せ、堂に入った凛々しい抜刀姿で鮮烈デビュー。もともと和風要素や刀が好きだったこともあり、そのカッコ良さに一目惚れ。実装された暁にはぜったいゲットしようと決意したり、なんなら『ゼンレスゾーンゼロ』がリリースされた2024年7月にも、彼女の特集記事を書いたりしました。

そして2024年12月18日、Ver.1.4アップデートでついに星見雅がプレイアブルキャラクターとして参戦！ゲーム内での出番も増え、より一層彼女のことを知れた今、改めてその魅力を深掘りしていこうと思うのですが……

星見雅さん、かなりのポンコツ属性では！？

◆星見雅は『ゼンレスゾーンゼロ』最強格の一人！

ポンコツ属性については一度置いて、まずは星見雅のプロフィールを紹介しましょう。彼女はキツネのシリオンで、新エリー都の名高い武家一族「星見家」出身というお嬢様。武家一族なだけあり実力者を輩出している星見家の中でも、「本物の剣の天才」と才能を高く評価されています。

役職は「対ホロウ六課」の課長。ホロウ災害に対処する公的機関「H.A.N.D」が擁する部署の一つで、他にもいくつかの課がある中、六課は「戦闘に特化した部署」として発足。指折りの実力者が集う少数精鋭部隊として、非常に危険度の高い任務に日々あたっています。

雅を語る上で外せないのが「虚狩り」の保持者であること。「虚狩り」は『ゼンレスゾーンゼロ』の世界でも屈指の功績を残した者に与えられる称号で、ホロウに関わる人々からは「頂点」と崇められる証です。

雅が「虚狩り」を叙勲したのは、その圧倒的な戦闘力で高難度のホロウ災害を解決した実績から。つまり、『ゼンレスゾーンゼロ』の世界では最強格と言ってよい実力者なのです。

◆徐々に判明してきたポンコツ属性

リリース当初の雅はまだ、ストーリーにNPCとして登場するのみでした。とはいえその登場の仕方は、主人公たちが敵に不意を突かれ、絶体絶命の一撃が迫るピンチの中、颯爽と現れてその敵を一刀両断するという非常にカッコ良いもの。そこからの「ニネヴェ」との大立ち回りは、多くのユーザーが印象に残っていることでしょう。

性格は率直で誠実。対ホロウ六課の課長という立場に違わず、自身の強さに伴う責任を自覚しており、新エリー都の平和を守ることを責務とする生真面目な人物です。

その一方で“超”が付くほどの天然であり、こと戦いが絡まない場での雅はかなりのポンコツ属性を発揮。例えば外勤に出ることが多いため、部署内で毎月行われる定例会議の会議室が何階にあるのか未だに分からなかったり、オフィスでの仕事ぶりに「ほとんど刀の手入れをしており、書類仕事をこなす場面はめったにありません」と言われたり。

普段から「一週間眠らない修行」や「四文字しか言わない修行」と少し変わった修行をしているのも特徴。これは亡くなった母が「雅には刀を扱うよりも普通の幸福を」と願い、様々な「変な修行（お野菜を残さない修行、8時間きっちり寝る修行など）」をでっち上げては剣の道から遠ざけていたので、それがうつったのではという重そうな背景があるのですが、「断固として報告会には出ない修行」と称して会議をサボろうとする身も蓋もない使われ方もされています。

対ホロウ六課には雅の他にも、「月城柳」「浅羽悠真」「蒼角」が所属しているのですが、この中で“唯一の常識人”と称されるのは副課長の月城柳だけ。戦闘以外の雅の仕事ぶりがあんななので、柳の方が「副課長と書いて、真の課長と読む」とまで言われる始末。

また機械にも疎いようで、トークアプリのアイコンが明らかに証明写真だったり、一緒にゲームを遊んだら「（ゲームオーバーになって）私はなぜ死んだのだ」とポカーンとしたり。

「IT部門を信用していない」と語る雅。以前パソコンが壊れたとき、修理に来るだけで半日もかかったとぼやくものの、原因は雅がコンセントにさすのを忘れていただけでした。

雅のディスクからは、書きかけの報告書を隠した痕跡がポロリ。主人公から「隠したところで、仕事が消えてなくなる訳でもないのに…」とツッコまれています。

初登場時の雅に抱いた印象は「堅物な人」だったのですが、上記のエピソードが明らかになった今では、だいぶ緩いマイペースな人に変わりました。

◆それでも決めるときは決める！そして何より強い！

ポンコツ属性があるとはいえ、そこは対ホロウ六課のリーダーにして劇中最強格の一人である虚狩り。新エリー都の平和を守らんとする意志は固く、戦闘絡みやシリアスなシーンでは、ひたすらカッコ良い姿を見せてくれます。

危険な場面にも自ら前線へ立ったり、どんな強敵にも物怖じせず挑み、圧倒的実力で斬り伏せたり。特に実際のバトルでは、そのカッコ良さがより引き立ちます。日本刀による目にも留まらぬ斬撃を放ち、バッサバッサと敵を斬り捨てていくアクションは爽快感抜群。

身体能力もずば抜けており、ダッシュを長押しすると残像を残しながら長距離を移動できます。敵への素早い接近に使えるほか、視覚的にカッコ良いのは言うまでもありません。

『ゼンレスゾーンゼロ』最強格の一人なだけあって性能面も別格。役割は異常アタッカーで、最大の特徴が雅だけの特別属性「霜烈属性」。ダメージ計算やバフ効果は氷属性と同等にみなされる一方、状態異常の蓄積ゲージは個別にカウントされ、氷を含めた全属性と混沌を引き起こせます。

戦いの軸となるのが「落霜」で、2pt以上所持していると通称攻撃長押しで「霜月の構え」を取り、ボタンを放すか最大までチャージすることで、強力な攻撃を放ちます。いわゆる、刀使いが見せる動きの中でもカッコ良さ上位に入る「居合」です。

「落霜」は最大6ptまで所持でき、強化特殊スキルや終結スキルで獲得可能。「霜月の構え」中は1段階分のチャージで2pt消費、最大3段階チャージでき、チャージ段階に応じて攻撃も強化されます。

もちろん3段階目が一番強力ですし、広範囲を攻撃可能。敵の大群を一気に倒せるのは気持ち良く、「落霜」を6pt獲得する→「霜月の構え」を3段チャージで放つのが基本的な動きとなるため、操作もそう難しく考えることはありません。

各スキルやアクションも攻撃的なものが多く、パッシブスキルで状態異常の蓄積もしやすいため、敵の体力がみるみる削れます。

筆者は雅を引くためにリリース時からガチャ禁をしており（雅とチームを組ませたかったために、月城柳は我慢できずに引きましたが）、これまで高難度コンテンツは到底クリアできずにいました。しかし、雅を引いてからは激変ノード等も確かな手応えをもって攻略可能に。『ゼンレスゾーンゼロ』ライフが大きく広がったのを実感しています。

また、雅の追加能力（発動条件：支援メンバーか対ホロウ六課）は「味方が混沌を引き起こすと、落霜を2pt獲得する」というもの。発動条件にも合い、手軽に混沌を起こせる月城柳はベストパートナーとして活躍。一緒のチームで使用できて満足しています。

『ゼンレスゾーンゼロ』の世界で最強格の一人で、性能面でもその肩書に恥じない圧倒的な強さを誇りつつも、常日頃から見せるポンコツ属性な一面のギャップが堪らないのが、星見雅の魅力と言えるでしょう。彼女を入手できる独占チャンネルの開催期間は2025年1月21日15時59分までなので、ぜひとも雅をゲットしてその圧倒的な実力を堪能してみてはいかがでしょうか。