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40代のための未来志向。過去を笑い飛ばし、新たな可能性を切り拓く/永嶋 泰子

INSIGHT NOW! / 2024年7月16日 6時55分

40代のための未来志向。過去を笑い飛ばし、新たな可能性を切り拓く/永嶋 泰子

永嶋 泰子 /

自分のノイローゼを笑い飛ばすことによって
自分のノイローゼに対して距離を置く感覚を手に入れることができます。

ヴィクトール・E・フランクル


過去のどんなつらい出来事も笑いに変えることによって「軽い」ものになります、

もちろん、笑いに消化するにはそれなりの時間と努力が必要になりますが、

過去の出来事とどっぷり仲良くなる必要はないと思うのです。

人の脳は、イヤなことや痛みがあると何度も思い出して忘れさせまいとする傾向があります。ですが、あなた自身にふさわしい未来を思い描くときに必要かと問われれば、まったく必要のないことです。

しかし、多くの人は過去の出来事にとらわれています。

本当に大切なのは、「いま、ここ」を生きることであり、「いま、ここ」から自分にふさわしい未来に向けて、行動していくことなのです。

私は、目標を設定し実現することを多くの方にお伝えしてきましたが、

トラップの一つとして「過去にとらわれる」方が多かったのです。

たとえば、「私は〇〇が苦手だからできない」とか「学歴がないから転職はムリ」というように。


本心では「もっと違う未来を歩みたい!」「私の人生はこんなものじゃないはず」「仕事は正社員よりできるはずなのに、ずっと派遣社員のままなのはいや」と望みが明確にあるはずなのに、過去の出来事にとらわれすぎて動けなくなっているのです。

とても、もったいないことだと感じるのです。

なぜかというと、過去の出来事とどっぷり仲良くなるかどうかは、あなたが「決める」ことができるからです。

不本意でも現状維持の人生がいいと思うならば、過去の出来事とどっぷり仲良くなればいいと思いますが、きっとこの記事を読んでくださっているあなたは違うと思います。


だからこそ、あえてお伝えしたいのです。


過去の出来事とすぐに離れることができなくても、その出来事を「笑い飛ばす」ことができたときに、ちょっと離れた距離から過去の出来事を見つめている自分がいることを。

私自身、過去の出来事にどっぷりとはまってしまい「こんな経験をした私はかわいそう」と悲劇のヒロインになりかけていた時期がありました。


だから、わかります。

悲劇のヒロインになり切るのは「蜜の味」がすることを。

周りの人が、それはそれはやさしく接してくれるのです。

まるで腫れ物にさわるかのように。

でも、それは最初だけ。

そのうちに人が離れていくのです。


それは、人生を豊かにしてくれる結末でしょうか。

そうは思えませんでした。

もちろん、過去の出来事を笑い飛ばす…つらいことであればあるほど、逆境であればあるほど歯を食いしばってしまい、笑うどころではないことも多々あります。

けれども、笑い飛ばすスキルを身につけることによって、確実にまわりの反応がかわるのも感じられるのです。

過去のつらい出来事を笑い飛ばすのはむずかしいと思いこんでいるからなのです。


そうして人に話していくうちに、自分自身も本心から笑えるようになり。「あの出来事があったおかげでいまの私がある」と、感謝の気持ちすらわくようになるのです。

感謝の気持ちというのは不思議なもので、人の心に伝染していきます。

「ありがとう」の気持ちが、人間らしい愛に満ちあふれた交流を生み出していき、

過去の出来事にとらわれた人生から、未来に目を向けた「未来思考」の人生に変わっていくのです。

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