弱き者。その名は顧客/小笠原 昭治
INSIGHT NOW! / 2014年8月9日 8時12分
小笠原昭治 / インターアクティブ・マーケティング
マーケティングの第一義である「顧客」とは何でしょう?筆者なりの顧客の定義は「弱き者。その名は顧客」です
顧客、あるいは顧客とは?で検索してみると、じつに多様な解釈があるようです。
検索すると、顧客とは、
1)お得意様(大辞林、goo辞書、Yahoo辞書)
2)ひいきにしてくれる人
3)金儲けするために、物事を提供してくれる人
4)お店に来て頂いた人
5)商品を買ったことがある人
6)商品やサービスを受け取る人
7)買う気があって、買うことができる人
だそうです。解釈は、それぞれながら、すべてに共通しているのは、顧客が「人」であるということ。
「当たり前じゃん」
と思いますよね?人であって、神様ではありませんね?
もしも神様だったら、福の神ではなく、あなたの財布から、お賽銭を奪い取る、貧乏神でしょう。
お金を払うのは、人間ですから、神様である以前に、お客様です。
まだ買ったのことない見込み客を含め、お客さんは、
1)福袋を抱えた神のごとき存在 = 神様
でもなければ、
2)データや計算で割り切れる存在 = 数字
でもなければ、
3)下手に出なければならない存在 = ご主人さま
でもなければ、
4)商売を抜きに付き合う存在 = 友人
でもなければ、
5)利害損得が無関係な存在 = 家族
でもなく、
一人では生きていけない弱い存在 = 人間
です。そう考えれば、顧客の謎が解けます。
顧客とは、売る側の前では「弱き者」という新解釈が、筆者なりの顧客の定義です。
弱いから、持たざるものと、持っている金銭を交換して、それを得ようとします。
弱いから、あなたの得意分野における手助けを、お金を払ってでも、必要としています。
弱いから、強く見せようとします。
もしも、あなたと同じ強さがあるなら、あなたの手助けなど要りません。
服を着たければ、自分で作りますし、
電力が要るなら、自家発電しますし、
牛肉が食べたければ、牛を飼育し、屠殺し、加工し、料理して食べます。
ところが、どれもこれも一人じゃ出来ません。できないから、金銭と交換して、叶えようと欲します。
弱いのですから、手伝ってあげましょう。守ってあげましょう。大切にしましょう。
代価の範囲内で。
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