1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

なぜ職場のハラスメントは無くならないのか?否定言動の封印と、肯定言動の勧め/小笠原 昭治

INSIGHT NOW! / 2014年9月26日 15時36分

なぜ職場のハラスメントは無くならないのか?否定言動の封印と、肯定言動の勧め/小笠原 昭治

小笠原昭治 / インターアクティブ・マーケティング

なぜ職場のハラスメントは無くならないのか?それはハラスメント(いじめ)が、加害者にとって快感だからです

セクシャル・ハラスメント、パワー・ハラスメント、逆パワー・ハラスメント、モラルハラスメント、セカンド・ハラスメント、アルコール・ハラスメント、スモーク・ハラスメント、スメル・ハラスメント、テクノロジー・ハラスメント、マタニティ・ハラスメント、リストラ・ハラスメント…

思慮分別があるはずの大の大人が集う職場なのに、どうしてハラスメント(いじめ)が無くならないのでしょう?

人には、嫉妬や、妬みの感情がありますから、「他人の不幸は密の味」という諺があるように、多少なりとも関心を持つ相手が不幸になると、「いい気味」とばかりに快感を覚えます。

放射線医学総合研究所プレスリリース参照

その攻撃的な快感を求め、意識して、あるいは無意識に、他人をいじめたり、何か(小動物や物品)へ危害を加えます。俗にいうウサ晴らしってヤツです。

それ(ハラスメント)が 「してやったり!」と一時のストレス発散(快楽)になることもあるようです。

しかし、相手が人間となると(良心が強い人ほど)「自分は悪い人間だ」と後悔し、自己嫌悪に陥ります。場合によっては何年も心に十字架を背負いかねません。

とどのつまり、一時の快楽に過ぎなかった加害者(ハラサー/harasser)も、いじめられた被害者(ハラシー/harassee)も、共に苦しむのですから、いじめ(ハラスメント)は、百害あって一利なし。

とはいえ、脳が、快感を求めて、いじめてしまうのですから、タチが悪く、まるで、酒を断ってアル中を治すように、はたまた、食を制限してダイエットするように、CSRの一環として努めて、ハラスメントが起きないように、職場環境を整えなければ、いじめ(ハラスメント)は、無くならないどころか、自然発生する一方です。

では、どのように職場環境を整えれば良いのでしょう?

そのキーワードが、否定言動と、肯定言動です。

否定言動とは、誰か(何か)を否定する発言や行動のこと。

具体的には、悪口、陰口を叩く、怒鳴って威嚇する、皮肉や嫌味で罵る、対案なくして「違う」と否定する、殴る、蹴る、物をぶつける等々。

肯定言動とは、誰か(何か)を肯定する発言や行動のこと。

具体的には、称える、ほめる、励ます、ねぎらう、聞く、見つめる、うなずく、物を贈る、握手する、微笑みかける等々。

こうした、前者の否定言動を封じ、制度化してでも、後者の肯定言動を勧めることです。

その前に、否定言動とは何か?肯定言動とは何か?なぜ人は否定してしまうのか?社員の皆さんへ人間関係の基本を教えてあげることから始めてみましょう!

小笠原昭治の無料メールマガジン

http://melma.com/backnumber_96400/

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください