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それってどんな問題を解決してくれるの?/泉本 行志

INSIGHT NOW! / 2015年12月1日 7時0分

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泉本 行志 / 株式会社アウトブレイン

ビジネス上の問題を解決しようとするとき、
すばやく分析を行って、
これだ!という解決策がすんなり見つかれば、
あとはその策を実行するのみ。

でも、中には混沌とした状態から始まるプロジェクトも多くあります。

情報を探りながら少しずつ状況を理解して、
仮説を立てながら、分析を進めて、解決策を見極めていく。

さらに、こういったプロジェクトを複数同時にマネージしていくとなると、
1つ1つじっくり考えながら進んでいくということが、
実際にはなかなかできません。

そうなると、情報収集が進み、より正確な状況が判明して、
本来解決すべき問題あるいはとるべき対策が
既に変わっているにも関わらず、
最初に立てた解決策案に引きずられて、
問題と解決策がマッチしないということが起こります。

そんなわけないでしょう!

と思うかもしれないですが、

複数メンバーで、複数の問題解決に同時進行であたっていると、
必ずしもメンバー同士、情報をタイムリーに、同じ深さで
理解していないため、こういったことが起こり得ます。

こうなると、何となくお互いしっくりきてない状態でプロジェクトが進み、
無駄なアクション、意味のない議論に時間を費やしてしまったという
結果に終わります。

こうならないためにも、
「今やろうとしているアクションって、どんな問題を解決するためのものか?」
と常に問うことが重要。

そうすることで、
「それって、実は解決すべき問題ではなくなったはず」
「これは、本当に解決すべき問題に対して的外れなアクションでは」

といったことにふと気づくことがあるかもしれません。

しっかり問題を分析し定義してプランを立て、
じっくり進めていけるプロジェクトならいいですが、
実際の現場では、必ずしもそうではありません。

不確実な状況下でも前進するために、
目的を押さえ、解決すべき問題は何かということを、
常に振り返りながら進むことが肝心です。

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