ビジョンこそ事業成長の牽引力/泉本 行志
INSIGHT NOW! / 2015年8月11日 7時7分
![ビジョンこそ事業成長の牽引力/泉本 行志](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/insightnow/insightnow_8569_0-small.jpg)
泉本 行志 / 株式会社アウトブレイン
よくビジネスの現場で、やみくもに
「○○に問題がある!」「××が問題です!」
と叫んでいる人がいます。
そんなときに、「それがなぜ問題なんですか?」などと聞いてみると、
「だって、問題じゃないですか?」と質問に質問で返答が返ってくることがあります。
問題とは、現状と理想(望んでいる姿・あるべき状態)との差・ギャップだと考えれば、
その理想な状態が分かってなければ、問題など存在せず、
その理想の姿を描けていなければ、問題をどの方向に解決すべきかも分かりません。
これは、ビジネスの現場の個々の問題に限らず、
事業・企業全体のレベルでも同じです。
将来の目指すべき姿、あるべき状況を「ビジョン」と言い換えると、
「ビジョン」と「現状」との差・ギャップを埋める活動が、
事業成長を生み出します。
目指すべき状況と現在の状況との間に差異があれば、
そこには、ストレスが生じます。
ちょうど1本のゴムを両端から引っ張ったような、
緊張状態です。
両端が引き戻そうという力によって、
緊張状態が生まれ、
ビジョンのグリップをしっかり握っていれば、
現状がビジョンへと引き寄されていくというイメージです。
つまり、その緊張状態によって、
事業組織にエネルギー、創造力、団結力が生まれ、
ビジョンが、事業成長への牽引力として機能します。
共有化された明確なビジョンがない
ストレス・緊張感が存在しない、
だらだらした事業組織では、
事業を成長へと引っ張る力は生じない。
逆に、組織のバランスを保とうと、
内側に引っ張る力で、縮小均衡に向かってしまう。
事業の成長・継続させるためには、
ビジョンを設定し、常に力点を内側ではなく、
外に引っ張る力を生み出す場所に置く必要があります。
ビジョンと現状の差異から生じる緊張の力を
事業組織の舵取りに上手く利用するという感覚です。
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