ビジョンこそ事業成長の牽引力/泉本 行志
INSIGHT NOW! / 2015年8月11日 7時7分
泉本 行志 / 株式会社アウトブレイン
よくビジネスの現場で、やみくもに
「○○に問題がある!」「××が問題です!」
と叫んでいる人がいます。
そんなときに、「それがなぜ問題なんですか?」などと聞いてみると、
「だって、問題じゃないですか?」と質問に質問で返答が返ってくることがあります。
問題とは、現状と理想(望んでいる姿・あるべき状態)との差・ギャップだと考えれば、
その理想な状態が分かってなければ、問題など存在せず、
その理想の姿を描けていなければ、問題をどの方向に解決すべきかも分かりません。
これは、ビジネスの現場の個々の問題に限らず、
事業・企業全体のレベルでも同じです。
将来の目指すべき姿、あるべき状況を「ビジョン」と言い換えると、
「ビジョン」と「現状」との差・ギャップを埋める活動が、
事業成長を生み出します。
目指すべき状況と現在の状況との間に差異があれば、
そこには、ストレスが生じます。
ちょうど1本のゴムを両端から引っ張ったような、
緊張状態です。
両端が引き戻そうという力によって、
緊張状態が生まれ、
ビジョンのグリップをしっかり握っていれば、
現状がビジョンへと引き寄されていくというイメージです。
つまり、その緊張状態によって、
事業組織にエネルギー、創造力、団結力が生まれ、
ビジョンが、事業成長への牽引力として機能します。
共有化された明確なビジョンがない
ストレス・緊張感が存在しない、
だらだらした事業組織では、
事業を成長へと引っ張る力は生じない。
逆に、組織のバランスを保とうと、
内側に引っ張る力で、縮小均衡に向かってしまう。
事業の成長・継続させるためには、
ビジョンを設定し、常に力点を内側ではなく、
外に引っ張る力を生み出す場所に置く必要があります。
ビジョンと現状の差異から生じる緊張の力を
事業組織の舵取りに上手く利用するという感覚です。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
次の転職成功へ…効果的な「キャリアプラン」の作り方 今何をすべきかが見えてくる
まいどなニュース / 2024年5月10日 20時30分
-
克服には親の「傾聴」「共感」こそが特効薬になる【「不登校」「ひきこもり」を考える】
日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年5月2日 9時26分
-
チャンスを生かせる体質になるカウンセリングサービスを開始します
PR TIMES / 2024年4月27日 20時40分
-
ISO56000シリーズ(国際規格)とイノベーション現場経験を融合「アルファ・イノベーション・コンパス」サービス提供開始
PR TIMES / 2024年4月26日 11時15分
-
企業再生のプロが明かす、優れた戦略以上に「飲みニケーション」が企業再生に重要な理由
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年4月15日 20時59分
ランキング
-
1朝ドラ登場の食堂モデル、岐阜の五平餅店が閉店へ…「寂しい」全国から名残惜しむファン足運ぶ
読売新聞 / 2024年5月10日 15時8分
-
2三菱製紙子会社でデータ改ざん=耐熱プレスボード、10年以上前から
時事通信 / 2024年5月10日 17時54分
-
3コーヒー豆高騰の背景に…中国でブーム“悪魔のフルーツ”、ピザや火鍋にも【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月10日 21時10分
-
4「LINEのセキュリティ」は大問題 TikTokと同じ道をたどるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月10日 6時10分
-
5【閉園騒動から再出発】「ラブライブ!聖地」水族館、新社長が語った苦悩「従業員は大量解雇」「マイナスからのスタートです」
NEWSポストセブン / 2024年5月10日 19時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください