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「iPhone 6s」 のローズゴールドが人気の訳/山田 美帆

INSIGHT NOW! / 2015年10月8日 23時43分


        「iPhone 6s」 のローズゴールドが人気の訳/山田 美帆

山田 美帆 / カラーコンサルタントRosa

皆様こんにちは。
カラーコンサルタントRosa代表 山田美帆です。

先日発売されたiPhone 6S、従来のカラー(シルバー、スペースグレー、ゴールド)の他に、今回ローズゴールドが加わりました。
こちらのローズゴールド、新色と言うこともあって、売れに売れてるようですが、人気の秘密を探ってみました。



■ローズゴールドで女性ユーザーを取り込む


iPhoneが新色を出すと、その色は品薄になる傾向があります。

今では定番になりましたが、2013年のiPhone5sにゴールドが追加された時は、売り切れ続出でなかなか手に入りませんでした。
発売前は、「ゴールドは成金の色」「バブル時代の名残」などと言われていましたが、実際は上品なシャンパンゴールドでした。

そのゴールドに赤みが加わったのが、今回のローズゴールドです。
iPhoneではローズゴールドですが、一般的にはピンクゴールドと呼ばれる色で、特に女性からは圧倒的支持を得ています。
そのため、予約数はローズゴールドがダントツだったそうです。

そもそもiPhoneと言えば、男性のためのデバイスと言えるほど無機質な色が主流でしたが、iPhone5cにはホワイト/ピンク/イエロー/ブルー/グリーンの5色が登場しました。
しかし、この時のピンクは、あまりにもカジュアルな色だったので、抵抗がある方も多かったようです。

ところが今回のローズゴールドは、上品で落ち着いたピンクなので、女性が受け入れやすい色です。
しかも、テクノポップユニット「Perfume」をCMに使うことによって、日本の「KAWAII(カワイイ)文化」と関連つけ、世界中の女性ユーザーの関心を引くことができるのでしょう。

他にもピンクゴールドは、高級宝飾品にも使われている色です。

Appleにとっては、市場の開拓と高級感を出すのに、とても適した色展開と言えるでしょう。



■ローズゴールドという色


ローズゴールド(ピンクゴールド)は、ゴールドの輝きに淡いピンクが混じった上品な色です。

ゴールドは「豊かさの象徴」と「社会的な成功」を表す色で、才能を開花させる力があるので、新しいことに挑戦していきたい時などに力強い味方になってくれます。

ピンクは、「優しさ」や「思いやり」「愛情」を感じさせる色で、人は幸せな気分の時にピンクを好みます。

その2つを組み合わせたローズゴールド(ピンクゴールド)は、幸せな気分や自信を与えてくれるのです。


また、先にも述べましたが、ローズゴールドは、ゴールドに赤みが加わった色です。

赤は血の色・火の色であることから、生命を現す色です。
私たちの一番身近にある色なので、人間は赤に惹かれるのです。

スマートフォンと言えば機械的なイメージで、モノトーンがピッタリですが、ピンクゴールドにすることで、温かみが加わり、ユーザーをよりフレンドリーな気分にしてくれるのです。


■男性がローズゴールドを持つのはOK?


最初にローズゴールドを手にした時に、想像していたよりもピンクじゃなくゴールドに近いイメージでした。
ところが、異なる場所で見たときは、ピンクが強く感じたのです。
つまり、照明によって色の見え方が変わってくるのが、この色の特徴ではないでしょうか

こちらのローズゴールド、男性にも人気があるようで、「iPhone6s ローズゴールド」で検索すると、予測変換に「男」が上位にランクインします。
色に惹かれ、購入に悩んでいる方も多いようです。

以前、ピンク男子について書きましたが、女性にとって、ピンクを身につけている男性は、意外と好印象を持たれるのです。
特に見た目が男らしい方ほど、そのギャップに女性は惹かれるようです。

だから興味がある方は、是非このローズゴールドに挑戦していただきたいと思います。

光によって色が変化するので、オシャレに見えますし、カラーセラピー効果で自分だけでなく周りの方もやさしい気分になれますよ!

もし抵抗があるようでしたら、カバーをつけてしまえばいいのですから…

あとは、iPhone6sでしかない色なので、注目度は高いかもしれません。

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