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肩こりと闘う/竹林 篤実

INSIGHT NOW! / 2016年3月8日 16時26分


        肩こりと闘う/竹林 篤実

竹林 篤実 / コミュニケーション研究所

ゴリゴリの肩こりである
生業は書きもので得ている。ゆえに毎日、キーボードを叩きまくる。一日パソコンに向き合い、少ない時で5000字、多い時には2万字ぐらい打ち込む。普通にローマ字入力しているから、打鍵数はざっとその倍。書いては消しを繰り返していると、キーボードを叩く回数はさらに増える。
使っているパソコンは、MacBook Pro13。このキーボード、人により好き嫌いはあるだろうが、特に打ちにくいわけではない。だからといって打ちやすいともいえない。そこで、少しでも指・腕・肩の負担を抑えるために、キーボードは別途買い求めて使っている。
打鍵感に定評のあるHappy Hacking KeyboardのこれまたProffesional JPである。Amazonで22,000円した。たかがキーボードにえらい高い、と思ったが、★5つ評価の多さに惹かれた。買ってみてよかったので、仕事場用にもう一つ買い求めた。カタログには次のように記されている「長時間の使用でも疲れにくい、軽いタッチの理想的な操作性を実現」。キートップに微かに印字されたアルファベットが、いかにもプロっぽくてカッコいい。
ただ、いくら上等のキーボードを使っても、肩は凝る、凝り固まる。

つかの間の癒しのマッサージ

時に肩がゴリゴリになることがある。キーの打ち過ぎで前腕にもしびれが出ることもある。もう、どうにもガマンができなくなった時には、マッサージに赴く。
マッサージで気をつけるべきは、店選びだ。あくまでも個人的経験に基づく知見だが、いわゆるチェーン展開しているところは避けたほうが良い。アルバイトのマッサージ師が、おそらくはマニュアルで覚えたトークを語りながら、一応揉んではくれる。けれども、あまり効かない。
そこで間違っても「効かないから、もっと強く!」などとリクエストしないこと。技術が未熟で、経験も浅いバイトスタッフに、力任せに揉まれてケガをした人が、先日NHKで紹介されていた。
狙うなら、一店舗だけのお店。それも表通りではなく、テナント代の安い場所でひっそりと営業しているところ。それでありながら、いつ行っても客が待っているような店なら、たいてい安心だ。
そんなお店で、揉んでくれるのは年配の女性が多い。この方たちは経験を積んだプロである。初見でよく言われるのが「あらまあ、かわいそうに」とか「よく、ここまでがまんしたねえ」等など。もちろん、相手も商売なので、こちらの肩こりが酷い→何度も通ったほうがいい的落としこみを考えてはおられるのだろうが、どこでマッサージを受けても、これが第一声ということには何らかの真実が含まれているはずだ。

塩ビのシートを巻いただけ?

そんな肩こり持ちだった筆者が、Facebookで見かけた広告が、ストレッチ用ポールだった。添えられていたキャッチフレーズは、確か「肩こりでお悩みの方に」とか何だとか。「肩こり」は筆者にとってはピンポイントで刺さるキーワードである。
さすがにFacebookである。日々の投稿から判断して、この広告を表示させたのだとすれば、見事なコンテンツマーケティングではないか。そんなことも思いながら、とりあえず広告をクリックしてみた。
飛んだ先では、このポールで背中を伸ばしている写真があった。ついでに、肩甲骨をより広げる体操もいくつか紹介されていた。確かに、伸びそうである。肩こりは肩甲骨が固まることによっても、引き起こされる。であるならば………。
肩甲骨を伸ばすポールは、いくらで買えるのか。ヨガポール ストレッチ用ポールは一本1700円である。マッサージに行けば、1時間でこれが3本は買える。それなら試してみる価値はある。と思った時には、Amazonでポチっていた。

伸びる広がる心地よい背中

翌日届いたポールの上に、ともかく乗っかってみた。長さ約1メートル、直径15センチほど、何の細工もない塩ビ製のポールである。これを背中の真ん中に当てる。それだけで胸が開く。肩甲骨も伸びている。伸びる、広がる、気持ち良い。
両手を置く位置、置き方によって、伸びる部分が変わる。いろいろやってみると、背中のあちらこちらがぐ~っと引っ張られるかのようだ。ポーズを変えながら5分ほど伸ばしていると、肩がウソのように楽になる。
とはいえ、肩こりが完治したわけではない。それほどヤワな凝りようではない。なんせ本格的にキーボードを叩くようになってから20年は経っているのだ。20年ものの凝り固まりようである
また、自分の体験が、すべての肩こりストに同じように再現されるとも言わない。それは自己責任でお試しいただきたい。1700円の投資をやすいと思うか、しくじったと後悔するかは使う人次第であり、もしかしたら使い方によるかもしれない。

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