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英語力だけに頼らない。/泉本 行志

INSIGHT NOW! / 2016年6月28日 7時5分


        英語力だけに頼らない。/泉本 行志

泉本 行志 / 株式会社アウトブレイン

その会社には、ここ数年連続で訪問して支援しているのですが、

仲間のコンサルタントからは、

「よく英語でやれるよね〜」と言われます。

でも、当然言葉の障害は相当あるし、
だからこそ、かなり準備して臨んでいます。

帰国子女でもない自分が、日本語と同じレベルで、
思考したことを不自由なく英語で伝えることなど、

無理・・・

しかも、相手だって英語は母国語でないし・・

なので、日本語と同じように口頭の英語だけで、
全てを伝えられると全く想定していない。

でも、気持ちとしては、多くのことを正しく伝えたい。

だから、今年も自分から説明する予定の内容だけに留まらず、
おそらく議論がこう展開するだろう、こんな質問が出るだろう
と予想する内容に関して補足となるであろう資料を、
多めに用意して臨みました。

ビジュアル・図解とロジックは、万国共通ということで、
「見せて説明」するものがあるのは、
コミュニケーションに大いに役立ちます。


今回のタイでのプロジェクトに限らず、
ここ5年くらいを振り返ってみると、
日本人だけですべて完結したプロジェクトは、
1つもありません。
すべて何かしらの形で、外国人とのコミュニケーションが
発生します。

ときには、知らずに参加したミーティングに外国人がいて、
急遽英語での議論になったということもあります。

そういうときは仕方ないとしても、
事前に英語が必要と分かっている場合は、
対面のミーティングだろうが、電話会議だろうが、
必ず参照できる資料を用意します。

よっぽどコミュニケーションが進んでいる相手やテーマでない限りは、
口頭の説明だけで、十分な意思疎通ができるなどと考えてないからです。

だからミーティングであれば、
話す内容を絵や図解などにした資料、
電話会議でもそういった資料を事前に送る、
あるいは、メールで話したいポイントを箇条書きにして、
事前に送っておきます。

英語に自信がないと言ってる人が、
何の準備もなく口頭だけで説明しようとしているのを見ると、
度胸があるなあと思います・・

英語環境でうまく仕事をするために、
「英語力を磨く」以外にもできることは沢山あるはずです。

即席でメモ程度の資料を直前に用意するだけでも
コミュニケーションの効率が随分違います。
しかも、これは英語力を向上させるのと違って、
すぐに実行できて効果が期待できるもの。
やらない手はない。

本当にコミュニケーションをとろう!
自分の考えを伝えよう!

という強い思いがあれば、
そのくらいの労力は惜しまず
実行できるはずです。


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