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ヘルスケアとfood techの可能性/大川 耕平

INSIGHT NOW! / 2016年6月24日 7時0分

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大川 耕平 / 株式会社スポルツ

ヘルスケア・ウェルネス・フィットネス業界の方は2015の4月1日より施行された機能性表示食品制度(消費者庁)の存在はご存知のことと思います。

ルールに従い食品成分の有用性をオープンになっている論文などによってエビデンス証明を届け出すればトクホに近い訴求が可能になるというもので、米国的な展開になっています。

トクホより手続きが簡便であることから多くの食品関連事業者にとってプロモーショナルな活動の拡大につながると注目されています。

ヘルスケア・ウェルネス・フィットネスを推進するファクターとして食事による栄養が占める割合はとても多いことは誰もが疑いの無いことだと思います。

食品の持つ機能には3つあるとされています。

1次は食欲・栄養

2次は嗜好・食感

そして3次が生体調整機能です。

新制度はこの3次機能にフォーカスするものです。つまり食品機能というテクノロジーという捉え方ができます。

ヘルスケアテックというとモバイルヘルスやライフログトラッキングやビッグデータなどをイメージしやすいのですが、ヘルスケアに作用するテクノロジーの全てがヘルスケアテックであり、その対象として食品は重要な意味を持つとボクは考えています。

さて、既に展開しているトクホで少し考えてみましょう。

ちょっと以前のデータですが2013年トップブランド20の中で整腸作用商品は9ブランドで約1342億円あります。たとえばヤクルト400LTや明治のブルガリヤヨーグルトLB81などです。次に体脂肪・中性脂肪対策商品は6ブランドで約775億円でサントリーの伊右衛門特茶などです。

つまり、食品マーケットではこのトクホから始った食品テクノロジーの流れがより拡大されていく起点になるのが今回の新制度だとするとヘルスケアテック・マーケットは今後も拡大していきその領域として食品もかなりのボリュームになるな!?と想像できるはずです。

整腸作用を期待して既に約1300億円を超えるのマーケットが存在し、それはおそらくもっと大きくなっていく。このムーブメントを分母としたサービス開発を発想していくというのはいかがでしょうか?

整腸コンディショニングを期待している人の

  • ●コンディションバランサーニーズ
  • ●生活習慣トリートメントニーズへのソリューション
  • ●ワークアウトで効果的なコンディショニングを実感ソリューション

マニアックな筋肉トレーニングをする人にプロテインという発想の逆をたどるサービス開発を食品のヘルスケアテックのムーブメント中に差し込んで行くイメージです。

ここに可能性を感じるのはぼくだけでしょうか?

データ出典:富士経済HBフーズマーケティング便覧2014

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