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動物病院がコワイあなたへ。「獣医師マジック」攻略法 ~あなたとあなたのペットが診察室で緊張しないための、コツ3つ~/武田 真優子

INSIGHT NOW! / 2016年6月21日 9時0分


        動物病院がコワイあなたへ。「獣医師マジック」攻略法 ~あなたとあなたのペットが診察室で緊張しないための、コツ3つ~/武田 真優子

武田 真優子 / つむぎペットケア

■ある日の診察室での、獣医師との会話

待合室で、ペットのことの状態を伝えたあなた。「○○さん」と名前が呼ばれ、診察室に入ります。

「今日はどうされましたか?」

…あれ?さっき話したけどな…?と訝しみながら、ペットのことを伝えるあなた。

「具合が悪くなったのは、一昨日ですね。そうすると…○月○日ですか?」

え、また聞くの?


はい、これには理由があるのです。


■なぜ、動物病院のスタッフは何度も同じことを聞くのか

ヒト場合、自分の体調の悪さは、自分で伝えることができます。一方、ペットはそれができません。もちろん、部屋の隅でうずくまっていたり、いつもと違う様子を見せることができます。ただし、そのようすに気づけるのも、多くの場合は飼主さんなのです。

動物病院スタッフは、あなたに同じ質問を、聞き方を変えて何度も聞くことで、獣医師による確定診断のための情報を正確に集め、整理をしています。会話の例を挙げてみますね。

飼主さん 「2、3日前から食べていません。」

スタッフ 「(カレンダーを見ながら)そうすると…6月19日ですか?」

飼主さん 「あ~、もっと前です。お父さんがいなかったから、6月17日ですね。」

スタッフ 「そうすると、4日前ですね。この日、朝ごはんは食べていますか?」

飼主さん 「食べました。その後吐いてしまって、それからはあげても食べなくて。」

スタッフ 「その後、何回吐いていますか?」


このように、飼主さんのお話を伺いながら、より正確な情報を引き出しつつ、時系列に整理をします。より正確な情報が、獣医師による診断の手助けとなるのです。


■診察室で緊張しないためのコツ3つ


このように理由を知っていただいたとしても、何度も同じようなことを話すことで緊張してしまったり、イライラしてしまうことがあるかもしれません。そのときの対策として、コツ3つをお伝えします。


1)深呼吸をする

飼主さんの気持ちの変化に、ペットは敏感に反応します。そういうとき、不安そうな顔をしているペットもいます。「ふー」っと一呼吸おいて「○○ちゃん」と呼びかけてみてくださいね。お互いにホッと安心すると思います。


2)ペットの状態をメモに取っておく

メモにすることは、恥ずかしいことはありません。むしろ、いつ何時になにがあったのかが詳しくわかると、動物病院スタッフとしては助かります。


3)わからないことは「わからない」と言う

もし、ペットのことでわからないことは「わからない」とおっしゃってください。誤魔化したり、ウソをつくことは、あなたのペットのためにはなりません。わたしたちの記憶は、曖昧なこともあります。絶対に答えないとならないということもありません。安心してくださいね。



今回は、「あなたとあなたのペットが診察室で緊張しないための、コツ3つ」と題し、会話例を織り交ぜて、お話しさせていただきました。

あなたと、あなたのペットが獣医師マジックから解き放たれ、より幸せに過ごせるように、すこしでもお手伝いができたとしたら幸いです。

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