SDN、漠然とした期待からネットワークに適用する段階

インターネットコム / 2014年4月8日 20時30分

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SDN、漠然とした期待からネットワークに適用する段階

IT 専門調査会社の IDC Japan は、SDN(Software-Defined Network)、NFV(Network Functions Virtualization)に関して国内市場動向を分析、その結果を発表した。

「OpenFlow ブーム」や「SDN ブーム」となった2012年〜2013年と比べ、SDN の導入が現実味を帯び、SDN に対する漠然とした期待の段階から、現実のネットワーク環境に適用する段階に至っている、と同社では分析している。先行するデータセンターにおける SDN は、2017年には342億円市場になる見込み。

SDN の理解が進んだ証拠に、ネットワークの適応領域によって、SDN が指すものが明確に使い分けられ始めているという。先行するデータセンター SDN は、クラウドサービスによるネットワーク機能の迅速かつ効率的な提供を中心とした機能が整理され、アーキテクチャも大筋で収束してきている。

一方、企業ネットワーク SDN は、ネットワーク機器の一元管理と論理ネットワークの面的拡大と捉えられている。
 
キャリア SDN や NFV は、データセンターや企業ネットワークでの SDN からは遅れたが、通信事業者が求める、次世代ネットワーク インフラストラクチャを実現する手段として、期待されている。

現時点では、キャリア SDN や NFV の適用範囲については広く議論されているが、特定分野に絞り込まれてはいない。

以上のように、国内の SDN、NFV 市場は、適用領域によって進度は異なるが、現時点では POC(Proof of Concept)の段階にある。最も先行しているデータセンター SDN の導入は、2014年にさらに本格化し、2017年には市場規模が342億3,400万円に達する見込み。

また、キャリア SDN と NFV は、2016年以降に急速に立ち上がり、2017年の市場規模はそれぞれ366億5,600万円、560億4,900万円と IDC では予測している。

一方で、企業ネットワーク SDN 市場は、データセンターと比較すると受容性が乏しく、データセンター SDN 市場の約4分の1程度の市場規模に留まる、と見ている。

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