2次元から3次元へ!凸版が 3D プリンタ本格参入、アメーバピグ 3D フィギュア化などキャンペーン受注拡大へ

インターネットコム / 2014年4月18日 10時40分

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2次元から3次元へ!凸版が 3D プリンタ本格参入、アメーバピグ 3D フィギュア化などキャンペーン受注拡大へ

印刷大手として知られる凸版印刷が、3D プリンタ事業を本格化させている。サイバーエージェントの「アメーバピグ」に協力し、ユーザーのピグ(分身となるキャラクタ)を1点ものの 3D フィギュアにするなど、面白い取り組みを始めている。

凸版印刷は以前から仮想現実(VR)映像や 3D シミュレーションソフトウェアなどを手掛けており、そこで培ったデータや技術を 3D プリンタ事業へ応用し、容器試作や部材開発など BtoB 事業に加え、キャンペーンやプロモーション活用など積極的に 3D プリンタを活用しはじめている。

■2次元のピグを3次元のフィギュアに

その1つの例が、サイバーエージェントが JR 東京駅との共同周年記念として行っている アメーバピグイベント。アメーバピグサービス開始5周年を記念した催しで、目玉になっているのは、抽選でユーザーのピグをフィギュアにしてプレゼントするキャンペーンだ。
 
アメーバピグ は、Web サイト上でピグの髪型、顔立ち、服装まで好きなようにカスタマイズして個性を持たせられるのが魅力。その個々のピグをそのまま 3D プリンタでフィギュア化してプレゼントされる企画となっており、凸版印刷は、それぞれ2次元のピグを 3D データ化(モデリング)して、3D プリンタで出力して届ける役割を担っている。

キャンペーンは4月21日まで、東京駅構内で配布中のチラシを受け取ると応募でき、合計100人がフィギュアをもらえる。

■ 3D プリンタが活躍する舞台はますます増える?

凸版印刷はほかにも 「3D プリンタ」を活用したさまざまな試みにチャレンジしている。

同社の印刷博物館(東京都・文京区)では、展示会「3Dプリンティングの世界にようこそ!」を6月1日まで開催している。3D プリンタの仕組みから、活用方法、3D プリンタで作られた製品が増えると生活スタイルがどう変わるかという予想や3D プリンタがもたらす新たな課題まで、実例を交えて紹介している。

また、簡易的な 3D スキャナを活用し、自分のフィギュアなどが手軽に作成できる出張イベントやプロモーションも検討している。この機器は米国 Microsoft の「Kinect(キネクト)」を用いて、ターンテーブルによって人の全身を1分間で自動スキャニングする。従来のハンディスキャナに比べ10分の1の時間で済み、操作も簡単なためプロモーション利用として積極的に取り組んでいる。

■カギは「何を創るか」と「3D データ化する技術」

凸版印刷では、3D プリンタ事業について、「何を創るか」というアイデアと「3D データ化する技術」にかかっていると見ており、同社が手掛けてきた文化財の 3D データ化やカタログ CG 制作のノウハウを駆使することで強みを発揮できると考えている。

今後は 3D データの企画から始まって作成、出力、プロモーション活用までをワンストップで行う総合支援型のサービスを展開していく方針だ。近い将来には 3D プリンタを活用したプロモーションやサービスなどが増え、一般の人でもより身近に 3D プリンタを体験できる機会が増えていくのではないだろうか。

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