マネックス証券が「株取引するカブ」試作、野菜の生体電位で売買注文--4月1日ネタを現実に

インターネットコム / 2014年4月30日 12時20分

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マネックス証券が「株取引するカブ」試作、野菜の生体電位で売買注文--4月1日ネタを現実に

マネックス証券は、根菜のカブが持つ生体電位を利用して株式の自動取引ができる装置「カブ子さん」の試作機を開発した。同社が4月1日に発表したエイプリルフール企画の現実化を目指したものだ。

■生体電位を利用した「ベジタルトレーダー」

「ベジタルトレーダー」の異名を与えられたカブ子さんは、根菜を組み込んだ円筒形の装置で、黒を基調にしたデザインに、マネックス証券のロゴが付いている。

PC と USB 接続して動作する。カブの生体電位によって自動で銘柄を選び、電位が上昇すると「買い」、下降すると「売り」注文を出す仕組みになっている。

試作機のため、実際の取引はせず売買のシグナルだけを発信する。また装置に付いた LED 照明が、買い注文のときは青く、売り注文のときは赤く点灯し、常時カブ子さんの意思決定を知らせる。

■開発は難航

マネックス証券によると、カブ子さんの開発は当初、難航したという。カブの生体電位は非常に微弱で、その値はゆっくりと同じような動きを続けていたためだ。

そこで同社のスタッフは埼玉大学大学院理工学研究科を訪ね、情報計測工学を専門とする長谷川有貴助教から得たアドバイスをもとに、脳波を計測するための電極を導入した。さらにカブの電位変化の間隔を見つけだして売買にあてはめ、一定時間の平均的な周波数と出来高ランキングを関連付けて銘柄決定も行えるようにした。

これにより「野菜ならではの人知を超えたナチュラルな株取引の実現に一歩近づいた」と胸を張っている。

こだわりはほかにもある。カブを収めた容器は発生する水蒸気を逃がして内部の温度や湿度を一定に保てるようにしている。さらに繊細な生体電位の障害からの保護も図っているという。

■機会があれば新たな挑戦も

マネックス証券によると、試作機では取引の実証までいたっておらず、この装置を使った実際のサービスをユーザーに提供する予定も今のところない。しかし機会があればまた新たな挑戦をしたいという。同社は自らを「既成概念にとらわれず、いろいろなことにチャレンジする会社」と説明するが、確かにその通りであると言える。

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