“世界最速”光回線はユーザーの声から生まれた--1周年の「NURO」を創設者と振り返る

インターネットコム / 2014年5月22日 16時30分

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“世界最速”光回線はユーザーの声から生まれた--1周年の「NURO」を創設者と振り返る

ソネットの提供する家庭向け光ファイバー接続サービス(FTTH)「NURO(ニューロ)」が、2013年4月のサービス開始から1年を迎えた。

最大通信速度下り 2Gbps/上り 1Gbps という、個人宅向け商用 FTTH サービスとして“世界最速”を打ち出し登場した NURO。現時点では関東の1都6県(一部エリアを除く)で戸建てと2階建て以下の集合住宅のみを対象としてサービスを展開しているが、プロバイダ料金を含む月額料金は4,743円(税別、2年契約が条件の「NURO 光 G2 V」の場合)と、光ファイバーサービスながら税別5,000円台を下回る料金設定も特長だ。

NURO はこの1年でどの程度のユーザーにリーチし、どのような評価が得られたのだろうか。同社 取締役 執行役員専務の会田容弘氏にお話を伺った。

■「NURO 光」の月間加入者数は1年で20倍以上に

同氏によると、「昨年後半の TVCM 放映後から認知が進み、現在の月間申込数はサービスリリース時から20倍以上に増えている」とのこと。また、同社が当初の目標に掲げていた加入数10万回線に対しても進捗は前倒しに進んでおり、数字面ではかなり好調だという。

■「ユーザーの潜在的な要望に応えること」から始まった新しい挑戦

NURO では、すべてのネットワークマネジメントからユーザーサポートまでを“end to end”でソネットが担う。本来インターネットサービスプロバイダ(ISP)である同社にとっては、これまでの事業範囲を超える挑戦だ。その創設者でもある会田氏に、立ち上げの背景について伺った。

「長くプロバイダの責任者を務め、ブロードバンドの技術的な進歩を目の当たりにしてきた」と話す同氏。だが、どれだけサービス内容が充実しても、ユーザーからは“安定・速度・料金”に対する要望が根強く挙げられるという。

「そもそもプロバイダは、キャリアが敷設した通信回線を利用して、ユーザー毎に IP アドレスを振ってインターネットに繋ぐもの。回線スピードそのものについては、プロバイダに出来ることが限定される。プロバイダ領域での事業だけでは、こうした顧客の要望に抜本的に答えられないと感じた」(会田氏)

そこで1つの方法論に活路を見出す。それは、NTT 東日本が対外通信事業者に開放している制度を利用し、ソネットが局舎内に自社設備として用意する OLT(局舎側に設置する光加入者収容装置)と ONU (ユーザー宅内に設置する回線終端装置)で個人宅と繋ぐことで、同社独自のより高速なインターネットサービスを提供するというもの。ソネットとしては従来全く経験のない領域だった。だが、「方法があるなら挑戦すべき」と踏み切ったそうだ。

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