台頭する「クラウドメール」、導入でトラブルも失敗もしないサービス選びのポイントとは?

インターネットコム / 2014年9月16日 12時0分

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台頭する「クラウドメール」、導入でトラブルも失敗もしないサービス選びのポイントとは?

日本でも普及が進むクラウドベースのメールサービス。低コストやメンテナンスフリーなどの利点に注目が集まる一方、導入企業の一部からはトラブルへの不満も出ている。送受信の遅延やサポートの手薄さ、対応環境が時々刻々と変わっていく厄介さなどだ。現状と対策についてクラウドメールの国内大手、サイバーソリューションズ代表の秋田健太郎氏に尋ねた。

■海外大手クラウドメールはトラブルが SLA に含まれない!?

編集部:クラウドメールは、自社サーバーなどで運営するオンプレミスのメールシステムに比べ、低コストでメンテナンスの手間がなく、常に最新のセキュリティ機能も利用できるなどとして、注目が集まっています。しかし導入した企業からはトラブルへの不満も出ています。また、クラウドメールを運営する各ベンダはサービス水準合意(SLA)として99.9%の稼働率をかかげ、これを下回れば補償するとしていますが、実際はどうでしょうか。

秋田氏:海外大手のクラウドメール利用企業から不満の声としてよく聞こえてくるのは「送受信が遅れる」「送信できない」「届かない」といったものです。さらに、それらすべてのトラブルがダウンタイム(サービスが稼働していない時間)とはみなされず、多少遅れても動いてさえいれば、SLA の補償対象外となるケースが大半です。

編集部:そういうトラブルで業務に支障を来した場合、実際に導入企業はどうしているのでしょうか。

秋田氏:トラブル発生時にサポートは得られないと、初めからある程度割り切っているところもあるようです。一方、サービスを提供する海外大手ベンダ側も、日本市場は比較的規模が小さく、システムを管理しているのが主に海外なのも相まって、そこまでの責任感を持って日本でサービス展開をしていないのかもしれません。

因みに、日本国内でシステムを一元運用運営している弊社サービスの導入企業は、メールの送受信が遅かったり、うまく動かなかったりする場合、すぐ連絡をしてきます。サイバーソリューションズのサービスも完全に停止することはほぼありませんが。

編集部:以前秋田様はブログで、パブリッククラウドを使ったサービスについて「オンプレミス向け製品のような細やかな対応を求めすぎると利点を殺してしまう。導入企業は意識を切り替えるべき」と述べられていました。しかし実際はやはり、パブリッククラウドでありながら、オンプレミス向けの製品との中間的なサービスが求められているとも分析されていましたね。

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