敵は「カビ」--オフィスでの発生をクラウドで予測・抑制する「Mold Forecast System(MFS)」

インターネットコム / 2014年11月5日 17時10分

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敵は「カビ」--オフィスでの発生をクラウドで予測・抑制する「Mold Forecast System(MFS)」

東京エレクトロン デバイス(TED)は、オフィスなどの屋内環境を測定してインターネット経由で収集し、カビの発生予報を通知するサービス「Mold Forecast System(MFS)」を開発した。建物の防カビ対策にかかる費用の低減と、カビが原因となって起きるアレルギー性疾患の抑制を用途としている。11月10日から実証実験を始める。

カビの種類は8万種類以上があり、温度、湿度、酸素、栄養分など一定の条件がそろうと増殖し、ダニ類や微細な昆虫類の餌にもなる。

こうしたカビやダニは、アレルギー性鼻炎、気管支喘息(ぜんそく)、アトピー性皮膚炎、じんましんなどを引き起こす原因物質としても知られる。しかし多くの人はカビが目に見えるまで増えた状態となって初めて気がつく。

TED が発表したシステムは、カビの活動する環境を知り、環境を調整して目に見えないうちから増殖を抑制しようというもの。

オフィスなどの屋内数か所にセンサを設置し、計測したデータをインターネットを介してクラウド上に蓄積。それを日本国土開発の研究機関である環境生物学研究所が考案したアルゴリズムで分析。結果をカビ発生予報としてオフィスにいるユーザーに通知し、換気などを促す。

これにより従来のように天井、板壁にカビが目に付くようになってから薬剤を塗布する、といった対策にかかる費用を抑制でき、企業の建物維持コストの低減を図れるという。

今後 TED では実験を完了した上で、2015年1月からサービスを開始する予定。対象は工場、公共施設、病院、住宅、マンション、店舗など。今後5年間で60億円のサービス販売を見込む。

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