お菓子好きが活発な交流--森永ファンサイトが生み出す新たなブランド価値

インターネットコム / 2014年11月17日 14時30分

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お菓子好きが活発な交流--森永ファンサイトが生み出す新たなブランド価値

森永製菓がファンサイト「エンゼル PLUS」を立ち上げて1年。お菓子をテーマにした「掲示板」や社員が登場するブログ、プレゼントキャンペーンなどの企画が評判を呼び、2014年11月時点の会員数は約5万人、月間 PV は40万 PV に上っている。

創業115年という同社の歴史で初めて、「生活者との相互交流」を実現したというエンゼル PLUS。投稿されるファンの意見を商品開発に生かそうと、社内での注目も高まっているという。現在の運用や今後の展望について、同社コーポレートコミュニケーション部の岩崎育夫氏と橋詰史江氏にお話をうかがった。

■マーケターも注目の「生の声」

現在ソーシャルメディアの積極的な活用に力を入れている森永製菓。Twitter や Facebook では多くのフォロワーやファンをもつ一方、生活者の素顔が見えづらく、またヒアリングはできてもアスキングができないため、相互交流に特化した場が新たに必要だと考えたという。そして2013年11月に開始したのが、会員制のファンサイト「エンゼル PLUS」だ。

エンゼル PLUS では、お菓子について自由に語れる掲示板を用意。好きなお菓子やこだわりの食べ方、レシピなど、様々な「テーマ」を会員自らが積極的に投稿し、コメントを介した交流を行っている。会員からは「お菓子のことをいろいろ話せる場ができて嬉しい」という声が寄せられており、30〜40代の女性を中心とするお菓子好きたちのニーズをつかんだようだ。

会員たちの活発な発信には、同社のマーケティング担当者たちも注目している。掲示板の内容をチェックするだけでなく、時には商品開発のアイデアを募集。「食べてみたいお菓子」や「新商品の感想」といったお題に、会員たちも自由闊達な回答を寄せている。岩崎氏は「通常のアンケート調査では、生活者が身構えてファクターがかかる場合もある」と指摘。従来の調査手法に加えてエンゼル PLUS の「生の声」も一緒に拾うことで、ニーズを網羅的につかめるようになると期待を寄せる。

同サイトはまた、肩肘張らない PR の場になっている点も興味深い。商品やサービスのリリース時には、担当の社員がサイト内のブログに登場。商品の魅力や開発秘話を会員に向けて発信している。フレンドリーな語り口の社員にコメントを返す会員も多く、コーポレートサイトでは難しい“親しみやすさ”の演出に成功しているようだ。
 

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