【1/8〜1/14の運勢】1月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!
isuta / 2024年1月7日 22時5分
isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2024年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
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今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
年は変われど歌は続く
今週のおひつじ座は、昨年を振り返ってひとつの教訓を得ていくような星回り。
『去年(こぞ)今年(ことし)貫く棒の如きもの』(高浜虚子)という句のごとし。
もし作者が言うように、今迎えている新しい年が、去年と地続きの一個の巨大な棒のようなものだとしたら、そこにはどんな模様が走り、どんな記号や文字が刻まれているのでしょうか。
あなたもまた、そんな具体的なイメージとともに、昨年の記憶を掘り起こして、改めて教訓として刻みつけていきたいところです。
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今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
みな螺旋
今週のおうし座は、衝突をおそれず、むしろそれを利用する法を考えて、心身を引き締めていこうとするような星回り。
明治・大正期の文豪・幸田露伴のエッセイに『ねじくり博士』というものがあり、そこでは博士の口を借りて「ねじねじは宇宙の大法なり」という“真理”が語られているのです。
何事においても相反する2つの力の衝突や矛盾が生じなくなってくれば、それは「ねじが緩んで」動きが直線的になってきているのであり、そうして「社会を直線ずくめ」にしてしまうから、本来通るはずの道理も通らなくなってくるのだ、と。
あなたもまた、ここで改めて「ねじを巻く」ことがテーマになっているのだと言えます。
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今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
地中の神秘
今週のふたご座は、自身の身のあずけ先にある種の確信をもっていくような星回り。
『姫はじめ闇美しといひにけり』(矢島渚男)という句のごとし。
文明社会において暗闇は少なからず負のイメージを背負いますが、ここではむしろそれが反転していて、暗ければ暗いほど2人にとってはそれがより美しく、甘美なものとして感じられるかのようでもあります。
あなたもまた、そんな美しい闇を誰かと共有していきたいところです。
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今週のかに座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
真空に空気が流れ込むように
今週のかに座は、表面的な好き嫌いの向こう側に、まだ名前のついていない感情を見出していこうとするような星回り。
川端康成の戦後期の代表作である『千羽鶴』には、「むかむかする嫌悪のなかに、稲村令嬢の姿が一すじの光のようにきらめいた」という表現が出てきます。
これは「むかむか」という吐き気を感じる感覚を通して嫌悪という強い不快感を増幅させていくなかで、その窮地を救ってくれる女性の存在を「光」のイメージで拾い上げていく非常にダイナミックな芸当であり、その後に当人は「新鮮な気持がした」と語っています。
あなたにとっては、特に「怒」と「哀」のあいだにあって「喜」の周囲へと通じる「嫌悪」の感覚が、ひとつの鍵になっていくことでしょう。
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今週のしし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
手足を動かす
今週のしし座は、全身の動きを連動させていくための紐帯を求めていこうとするような星回り。
『寒の水ごくごく飲んで畑に去る』(飯田龍太)という句のごとし。おそらく、作者は独自の文学を追求する言葉の人であると同時に、徹底して地に足をつけて生きている行動の人でもあって、それがある種の筋の良さとなって句にも現れているように思われます。
寒中の畑仕事がどれくらい重労働なのかは、都会の現代人にははかり知れないところがありますが、少なくとも目と指先だけでなく、全身を酷使していたはず。
あなたもまた、渇いたら癒す、癒えたら体や手元を動かすくらいのシンプルな行動原理とその徹底を心がけていくべし。
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今週のおとめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
僕はお断りするね
今週のおとめ座は、体の知れない領域で起こる<私>をめぐる地殻変動にすすんで関与していこうとするような星回り。
宮本輝の自伝的な小説『二十歳の火影』には、小説を読んだ際の感動について、「しびれ薬をしこんだ針のように、私の魂の奥深くの、得体の知れない領域に忍び入ってきた」と述べた箇所がある。
一言でいえば、感動は毒なのだ。そして、それをあおる覚悟がある者だけに贈られる栄誉のことを、私たちは分かったような顔をして「創造性」と呼んでいる。
あなたには、それだけの危険を冒すだけの準備が出来ているだろうか。以前の自分ではいられなくなってしまう準備が。
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今週のてんびん座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
さよならだけが人生さ
今週のてんびん座は、忘れていた“儀式”を再び遂行していこうとするような星回り。
『雪つぶてまた投げ合うて別れかな』(阿部慧月)という句のごとし。
「してやられた」と悟った方も、思わず「なにくそ」と投げ返す。そしてそれを合図に、しばらく雪合戦が続くわけですが、しばらくして互いの息が切れてくると、どちらともなく「じゃあ、またな」と声をかけあって、“儀式”は終わるのだ。
あなたもまた、自分の人生のベースとなっているストーリーを改めてなぞっていくことになるはず。
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今週のさそり座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
思いをのせて
今週のさそり座は、「自分はどこまで行くるのか」を確かめていこうとするような星回り。
考えてみれば、死者であれ何であれ、異界との交通というものをほとんど遮断してしまった東京のような大都会は人が生きていくには不自然きわまりない場所である。
例えば京都のように死者たちの世界が周辺に広がり、地下には地獄への通路も開かれている街の方が、やはり“異界との交通”という点では風通しがよく自然なように思われます。
あなたもまた、やがて自分がそこへ行き着くかも知れない世界や、その選択にあたってどんな準備をしなければならないかが問われていくはず。
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今週のいて座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
緊張感を呼び込む
今週のいて座は、マイノリティ側へと静かに身を寄せていこうとするような星回り。
『双六の賽に雪の気かよひけり』(久保田万太郎)という句のごとし。
「雪の気」をとらえる感覚の微妙さというのは、リアルタイムで社会のメインストリームとなっているものを追いかけるミーハーさだったり、一般的に正しいとされていることをみんなと一緒に従っていく気安さなどとは対極的な緊張感や孤独な営為と表裏一体のものだったのではないでしょうか。
あなたもまた、そうした淡々と緊張感をみなぎらせていきたいところです。
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今週のやぎ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
暗い廃墟と差し込む光
今週のやぎ座は、改めて伝統として蓄積されてきた思想に立ち返っていこうとするような星回り。
戦後日本を象徴する進歩的知識人であった丸山真男が『日本の思想』で指摘した学問におけるタコツボ型の閉鎖主義や、欧米の流行思想を真似たり、ちょっと洒落たことを言えば「思想」や「金言」として通用してしまう状況は、今でもそう変わりないどころか、悪化さえしているように思えます。
いまの大方の日本人が、自分たちの置かれた状況や立場をめぐって、何らかのはっきりとした否定を受け止めた上で、認識を一つ上の次元へと導いていくこと(=「止揚」)ができていないという点では、未だに丸山の言う通りでしょう。
あなたにとっても、これまであえて見ないようにして避けてきた批判や問題、そこに隠れている断片的な真実を重い腰をあげて受け止めにいくということがテーマになっていくでしょう。
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今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
水の動きへのシンクロ
今週のみずがめ座は、山頭火とともに海沿いの道を歩いていくような星回り。
『空も人も時化る』(種田山頭火)という句のごとし。
ふと空をみあげると、見たこともないような分厚い雲がものすごい速さで流れていく。死に場所を探してさすらっていた当時の作者の心境を、これほど見事に映し出している句は他にないのではないでしょうか。
あなたもまた、ものすごい速さで流れつつある時代精神とおのずと同調していくことになりそうです。
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今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
あべこべになっていく
今週のうお座は、自分が創り出したものによって逆に形づくられ、何かに寄与したことによってその何かの一部となっていくような星回り。
『真夜中の子供たち』は書き手であるサルマン・ラシュディの自伝的な要素の多い作品ですが、ラシュディ自身は主人公シナイのような他人の思考を受信することができるテレパシー能力は持っておらず、代わりに想像力を駆使してこの物語を作品として書き上げていきました。
その意味で、ラシュディはシナイの創造主であると同時に、シナイはラシュディの協力者ないし伴走者として、彼の人生に力を貸しているのだとも言えます。
あなたもまた、ちょうど小説内のシナイのように半生を振り返りながら、そんなこと考えてみるといいかも知れません。
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