【1/22〜1/28の運勢】1月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!
isuta / 2024年1月21日 22時5分
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今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
より鮮やかな赤へ
今週のおひつじ座は、復活や再誕のリアリティを体感的にとらえていくような星回り。
『くれなゐの色を見てゐる寒さかな』(細見綾子)という句のごとし。
「くれなゐ」とは何なのか。まことに抽象的であり、実際に目の前にある真っ赤な花の色だとも、女性としての自身の本能的なものの隠喩とも、あるいはそれを託した口紅か何かとも取れる一句です。
あなたもまた、みずから積極的に矛盾やブレを取り込んでいくことによって前のめりになっていくことでしょう。
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今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
破戒と念仏
今週のおうし座は、時代と人間の悪を透徹したまなざしで見て取っていこうとするような星回り。
最澄の著と記されているものの、現在では偽作と考えられている『末法燈明記』という平安時代末期の書物があります。
どうせ現代には正しい人間などいない。あるのは徹底的な悪であり、顕著となるものが欺瞞であれ欲望であれ、人間はすべからく悪人しかいない。そんないかなる悪も許される時代にあっては、ただ偽善のみが善であり、偽善の善を、仮面の善をこそ尊重せよ、と畳みかけてくるのです。
あなたもまた、ひとりの破戒僧としてどんな偽善や仮面を立てていくべきか、思い巡らせてみるといいでしょう。
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今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
わんにゃん日和
今週のふたご座は、何かと他者に縛られている自分自身に解放令を出していくような星回り。
『霜を舐め尽くせと犬を放ちをり』(中山奈々)という句のごとし。
一読して、酔っぱらってんのか?と口を突きだしたくなるような一句。冬時の散歩道で、見慣れない霜にはしゃいだ犬が、ふがふが言いながら霜に喰らいつきにいっているのを見ているうちに、思わずテンションが上がってきたのかも知れない。
あなたもまた、たまには野生に帰る犬を見習ってみるべし。
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今週のかに座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
心を耕す茶飲み友達
今週のかに座は、身体やそれが求める"味”やその調和ということを、すべての基盤においていこうとするような星回り。
民衆的で革命的であった鎌倉新仏教の立役者と言えば、親鸞や道元などの名前が必ずあがりますが、臨済宗の始祖である栄西(えいさい)の名を挙げる人は少ないかも知れません。
栄西は中国から禅だけでなく茶を持ち帰って喫茶の法を伝えた人物でもあり、知る人ぞ知る日本の‟茶祖”でもありました。なぜ彼がそれほどまでに茶に力を注いだのかは、栄西が禅と密教とによる仏教の総合化を目指していたことにヒントがありそうです。
なたもまた、「いかに自己価値をあげられるか」ということを根本的なところから実践していくべし。
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今週のしし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
語るべき言葉を待つこと
今週のしし座は、失われたリアリティの感触を求めて時間旅行をしていくような星回り。
『よく眠る夢の枯野が青むまで』(金子兜太)という句のごとし。
「青む」とは草木が青々と茂ってくる様子を表した言葉ですが、同時に、栄えた文化文明が枯れ衰えてやがて草木に飲まれていくまでのはるかな時の流れをも感じさせる表現でもあり、掲句もおそらくダブルミーニングになっているのではないでしょうか。
あなたもまた、いつもの日常とは異なる次元の異なる流れへと不意につながっていきやすいでしょう。
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今週のおとめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
懐柔されない狂気
今週のおとめ座は、人生のどん底で何をできるかをシュミレーションしていくような星回り。
天理教の開祖である中山みきは、もともと奈良の地主の主婦でしたが、長男の病気を治すために山伏の祈祷を受けた際、みずから神がかったのだと言います。
彼女の思想は、激しい弾圧を受けるだけでなく、彼女自身も何度も投獄されますが、それでも教えを曲げることなく亡くなる最後まで貫き通していきました。
あなたにとっても、こうした中山の人生は、強固な信念とその革新性という点において、大いにロールモデルになっていくのではないでしょうか。
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今週のてんびん座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
私は神をほとんどまったく知らない
今週のてんびん座は、物事であれ自身のことであれ「知っている」ふりをやめていくような星回り。
『原子なき暗黒物質おもふ冬』(矢島渚男)という句のごとし。
暗黒物質は「何物なのか」は現在も全くわかっておらず、わかっているのは「何物でないのか」ということだけ。私たちは日常、「知っている」という言葉を気軽に使っていますが、掲句はそれとは対極の、「知らない」ということを自己の中心に落ち着いていく瞬間を詠んだものとも言えるのではないでしょうか。
あなたもまた、自分が何を知っているのかよりも、何をどれだけ知らないのかということにこそ意識を向けていきたいところです。
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今週のさそり座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
軽蔑を超えてゆけ
今週のさそり座は、精神的高揚や憧れの対象をはっきりと見出していかんとするような星回り。
明恵(みょうえ)という中世の僧は、一生不犯(一生を通して異性と交わらないこと)を貫いたとされるほど、とても信仰心の篤い人で、華厳宗中興の祖となりましたが、今日ではむしろ几帳面に自分の見た夢を記録した人物としてもよく知られています。
明恵にとって仏を愛する心は、世間の男女の愛を超えたものでありながら、どこまでも性的なものでもあり、彼が仏に近付く手立てとしたのは世俗的な欲望を使って世俗を超えようという非常に強烈なものでした。
あなたにとっては、明恵の垣間見せてくれた圧倒的な情熱は一つの指針となっていくはず。
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今週のいて座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
自分とのかくれんぼ
今週のいて座は、人間が人間であることすら許さない空気を、自分から打ち破っていこうとするような星回り。
『大寒や転びて諸手つく悲しさ』(西東三鬼)という句のごとし。いくら年を重ねようが、社会的な地位が上がろうが、人間である限りいついかなる時も転ばずに、しゃんと立ち続けていることは不可能。
にも関わらず現代の日本社会は、ますます一度のつまづきやまちがいさえも許さないという雰囲気が強まっており、そんな中でみなが「自分はこれからも今後も転ぶことなどありえない」というすまし顔を必死に演じているように感じてしまいます。
あなたもまた、自身のすまし顔を自分で打ち砕いてみせるくらいの、懐の深さを見せていきたいところです。
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今週のやぎ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
密なかかわりへ
今週のやぎ座は、改めて自身の人生に「密」を取り戻していこうとするような星回り。
「密」という言葉がコロナ禍で禁忌の対象とされていたことはまだ記憶に新しいですが、そもそもこれはわが国では古くから密教において‟人間の理解を超えている行為”のことを指して用いられてきた言葉でした。
例えば、身に印を結び、口に真言を唱え、意(こころ)に本尊を念ずることで、仏のはたらきに一致させていくことを「三密」と呼んだのです。
あなたもまた、趣味であれ仕事であれ、自身のコミットをディープな方へと本格化させていくことがテーマとなっていくでしょう。
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今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
必要な空想
今週のみずがめ座は、特別な相手には特別な時間の使い方をしていこうとするような星回り。
『頬杖の風邪かしら淋しいだけかしら』(池田澄子)という句のごとし。
作者はさっさと結論を問いただす代わりに、言葉にされない相手の内実をあれこれ想像することを積極的に楽しんでいるのであり、こういう時間を持てることが長期にわたって円満な関係性を保ってこれた秘訣なのかも知れません。
あなたもまた、効率性や支配欲から大きく外れた関わり方を意識的にはさんでいきたいところです。
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今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
「ふと」と「やっぱり」のはざま
今週のうお座は、密かな葛藤や、既存の現実への違和感が無視できないほどに強まっていきやすい星回り。
「ある朝目が覚めて、ふと耳を澄ませると、何処か遠くから太鼓の音が聞こえてきた。ずっと遠くの場所から、ずっと遠くの時間から、その太鼓の音は響いてきた。とても微かに。そしてその音を聞いているうちに、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ。」(『遠い太鼓』村上春樹)
ここに書かれた「太鼓の音」をただのノイズととって受け流してしまうか、これまでとは決定的に異なるの秩序への密かな共感なのだと気付くかは個人差と言うしかありませんが、村上の場合は、たまたま後者だったということなのではないでしょうか。
あなたにとって、今回の満月は自分が心の底で何に共感しているのかが、改めて浮き彫りになっていくはず。そんなときは、いったん立ち止まってよく耳を澄ませみるといいでしょう。
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