【1/13〜1/19の運勢】1月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!
isuta / 2025年1月12日 22時5分
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今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
キノコ的であるということ
今週のおひつじ座は、自分をさりげなく底支えしてきてくれたものへの実感が不意に強まっていくような星回り。
『雪月夜塗椀つぎの世の音す』(川村静子)という句のごとし。
片づけなどをしている際に椀と椀とが触れ合うと、確かにかろやかな音がしますが、それを「つぎの世の音」と詠んだ作者の気持ちにあったのは、自分がいなくなった後も嫁や孫の代までも、その音は変わらないであろうという確信、ないしそうであってほしいという切望だったのではないでしょうか。
あなたもまた、自分をここまで支えてきてくれた“系譜の力”のようなものを実感していくことでしょう。
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今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
悪と美のある方へ
今週のおうし座は、ここにきて改めて自分のなかの人としてのタガを外していこうとするような星回り。
AI技術がますます身近なものとなり、ヒューマン(社会/技術)とノンヒューマン(自然/身体)との折り合いがますます複雑化しつつある昨今、私たちは自身の身体や自然とどのように扱いつつ、サバイバルしていけばいいのでしょうか。
その答えのひとつとして、人間の作り出した社会/技術にどこまでも適応しようとする“良い人”であることをやめ、ある種の“悪い人”になっていくというものがあります。
あなたもまた、そうした意味での「悪人」や「悪女」、「悪太郎」になっていくことがテーマになっていくのではないでしょうか。
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今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
いざゆかん恍惚境
今週のふたご座は、古くてなじみ深い記憶の中でなにやら混然一体となっていくような星回り。
『らあめんのひとひら肉の冬しんしん』(石塚友二)という句のごとし。体が芯まで冷えるような寒い日に食べるラーメンは格別だが、それは同じ汁物でも鍋や湯豆腐などと違って、どこか背徳感のようなものがあるからだろう。
そのことは作者が、ラーメンを「らあめん」、チャーシューを「ひとひら肉」とあえてひねって書いていることでさらに、作者が味わっている束の間の至福感やその余韻の深さが伝わってくるはず。
あなたもまた、そうしたノスタルジックな味わいをこっそりと堪能していくことになるだろう。
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今週のかに座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
傍観者から行為者へ
今週のかに座は、わりと長い間先送りされてきたり、こねくり回されてきた決断がおのずと促されていきそうな星回り。
13世紀の僧侶である、明恵上人の見た次のような夢を検討してみたい。夢に出てくる明恵自身は、誰がどうということではなく、それらをもろとも含んだ存在が人為によらずに、おのずからの流れのうちにあるということを意味しているのではないでしょうか。
「大きな澄んだ池があった。私は大きな馬にまたがり、池の中で遊んだ。馬はとてもよく餌が与えられていた。それから(私は)熊野に詣でようとしていた。」(『明恵上人夢記』)
あなたもまた、器から水が溢れてくるかのように満を持したアクションがおのずと繰り出されていくことになりそうです。
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今週のしし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
蝶は神である
今週のしし座は、鬼気迫るような必死さを取り戻していくような星回り。
『凍蝶の己(おの)が魂追うて飛ぶ』(高浜虚子)という句のごとし。
たかが蝶、たかが虫と言うだけではとても済ませられないような、鬼気迫るような必死さがあり、それは蝶の象徴する天上的であると同時に内向的で、優美でありながらどこか破壊的な、生きることを巡るそんな響きを表しているように思います。
あなたもまた、胸の内に秘めていた苦しさや危うさが一気に感情に乗って浮上してきやすいでしょう。
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今週のおとめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
隠れた疑問の浮上
今週のおとめ座は、より自由で、力を持った自分になっていこうとしていくような星回り。
10代前半の娘が40代前後の男性に嫁いで、あとは子育てと機織りに専念させられながら、家庭内での女性の権限も強くなかった典型的な家父長制社会であったアテネ人に対して、スパルタ人社会の女性の地位はずっと高く、一妻多夫的な関係が築かれていました。
スパルタ人女性のことをアテネ人は「女らしくない」と揶揄していた一方で、アテネの哲学者プルタルコスなどは、スパルタ人の一妻多夫的な慣習を家父長制の支配こそ受けていたものの「嫉妬や独占欲にとらわれない関係性」だとして評価していました。
あなたもまた、そうした古代のスパルタ人女性たちの在り方に大いに触発されていきやすいでしょう。
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今週のてんびん座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
嘘から出たまこと
今週のてんびん座は、健全な自己愛を養うのに必要不可欠な環境や条件を求めていくような星回り。
『水仙に狐あそぶや宵月夜(よいづきよ)』(与謝蕪村)という句のごとし。
水仙の学名ナルキッソスは、ギリシャ神話につたわる水鏡にうつる自分の姿に恋い焦がれ、ついに衰弱死して水辺に咲く一輪の水仙になったという美少年の名前からであり、フロイトはこれをのちに「自己愛」として取り上げましたが、掲句のような自己愛であればそれは健全な範囲内という気がしてきます。
あなたもまた、自分が人生のうちに何度でもそれを体験したいと思えるようなハイライトシーンを夢想していきやすいでしょう。
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今週のさそり座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
一筋縄ではいかないように
今週のさそり座は、普段なら意識することもないような大前提にまで立ち戻って、見える景色を変えていこうとするような星回り。
国際関係であれ夫婦関係であれ、私たちがしばしば関係をこじらせ続けてしまう要因の一つに、ついつい相手や相手の感じているであろうリアリティを「もの」として捉えてしまうことが考えられるのではないでしょうか。
つまり、対象を客観的に見ることができると言うとき、そこでは主観と客観がぱっきり分かれて客観は固定されており、それが「人間と自然」とか、「私とあなた」などと入れ替わっていくと、そのたびに何かがおかしくなっていくのではないか、と。
あなたもまた、自分自身をある漠然とした「場」として意識してみるといいでしょう。
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今週のいて座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
流れよ涙
今週のいて座は、これでもかと悲しさや弱さを吐きだしていこうとするような星回り。
『大寒や転びて諸手つく悲しさ』(西東三鬼)という句のごとし。人生、経験を重ねれば重ねるほどに悲しみの引き出しが深く広くなっていく一方で、その出しどころや出し方がどんどん減っていくもの。
そうであるからこそ、掲句のようにじつに素直に生きた悲しさを示されると、どこか「してやられた」という気にさえなってくるのでしょう。
あなたもまた、知らない内にたまっていた悲しみの引き出しを思いきり解放していくことがテーマとなっていくでしょう。
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今週のやぎ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
才と能のごとく
今週のやぎ座は、自分が取り結んでいきたい「長いおつきあい」を改めて再定義していこうとするような星回り。
中世の庭師のための指南書『作庭記』に出てくる先の一節には、庭石を庭に配置するときは、石が潜ませている「こうしてほしい」という声を聞きなさい、その声に従いなさい、とあります。
「才」とはあくまで「能」をいかし、はたらかせることで初めて意味をもつのであって、こうした才能観は現代の企業文化において奨励されるスキルアップやタレント(才能)など、人間の側にそなわっているものだけを重視する考え方とは明らかに異質なものと言えます。
今週のやぎ座もまた、自分自身の「才」に拘泥しすぎる代わりに、それを使わせてもらうきっかけとなるような「能」の声に耳をそばだて、従っていくべし。
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今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
そんなのはいやだ!
今週のみずがめ座は、よくできた答えよりも腹の底からの願いや憧れをひねり出していこうとするような星回り。
『寒林の樗櫟となりて鳥呼ばむ』(大石悦子)という句のごとし。自分がひどくちっぽけな存在に思えてしまう日というのはどうしたってあるもの。
しかし作者はそこで終らずに、どうせ何の役にも立たないのなら、冬の厳しい寒さに耐える樹々のまじって立ち尽くし、せめてぬくもりを与えられるようなねぐらとなるべく、鳥たちを呼んでやろうではないか、というのです。
あなたもまた、いったん落ちるところまで落ちてからはねあがってみるといいでしょう。
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今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
物語りをおこす
今週のうお座は、復古的なコミュニティをめぐる夢を改めて思い抱いていこうとするような星回り。
電気やガスでワンタッチ式に火を使うことに慣れきってしまった現代人は、みずからの手で火を起こす術をほとんど忘れてしまいましたが、そうした現代文明のもたらす危機の深さについてはすでに嫌というほど身に沁みているのではないでしょうか。
原初、人間は火を焚くことで他の動物から一線を画しました。だから、火を焚くことができれば、それでもう人間なのです。
あなたもまた、ひとつこんな式次第で新たな火を焚き、物語を強引に始めるのでも、ただ傍観するのでもな仕方で、その過程を見詰めてみるといいでしょう。
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