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川上量生氏が考えるコンテンツの価値は「人の人生を変えられるか」【イソスケのここだけ読んどけIT本】

ITライフハック / 2015年6月2日 10時0分

川上量生氏が考えるコンテンツの価値は「人の人生を変えられるか」【イソスケのここだけ読んどけIT本】

どうもイソスケです。【イソスケのここだけ読んどけIT本】は、IT関連で注目されている人、物事、テクノロジー、その他、IT関連であれば「現在、多数の注目を集めて」いたり、「これくらい最低限知っておくべきこと」だったりといった事柄に関する書籍を、イソスケが読み、その内容を紹介する企画です。

書籍を読み解くには、それなりの時間が必要になるので、忙しいビジネスパーソンは、注目の書籍だからと言って片っ端から読んでいくわけにはいきません。

そこで、本企画ではイソスケなりの視点で、自分が読んだ書籍についてポイントを押さえた紹介をしようと思っています。

本連載を読んで気になったら購入してみる。または、話題に上った書籍のおおよその内容を把握するといった感じで、皆さんのお役に立てればと思っています。

なお、本連載は、記事執筆前に「書籍を読む」という準備が必要なため、書籍の内容次第では読破に時間がかかることもあるため、毎回決まった日に更新されるとは限らないことをあらかじめお断りしておきます。また、こんな書籍を読んで感想を聞きたいということがあれば、以下のメールアドレスまで、メールを送ってください。

itlifehack【at】mediabank.jpn.com
【at】は@

前回は『Google Boys グーグルをつくった男たちが「10年後」を教えてくれる』を紹介しました。

今回、第7回の書籍では「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」を紹介します。

2014年10月に株式会社KADOKAWA(旧角川書店/角川グループホールディングス)との経営統合で設立された株式会社KADOKAWA・DWANGOの代表取締役となったドワンゴの創業者である川上量生氏。

近年の川上氏はスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに弟子入りし、プロデューサー見習いとして、ジブリのネットプロモーションを任されていたり、エヴァンゲリオンの庵野秀明監督が率いる株式会社カラーの取締役に就任したりしていますが、数々のオンラインゲームをやりこんでいた、筋金入りのゲーマーとして一部で有名です。

そんな川上氏が2011年9月から2014年12月末まで,4Gamerにて連載していた特別対談企画「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」が書籍化されたのが本書。その書籍から川上氏が考える「コンテンツの価値」を紹介します。

■コンテンツの価値とは「人の人生を変えられるかどうか」

川上氏はスタジオジブリの鈴木プロデューサーの「一つのコンテンツ、一つの映画が、世の中を変えることがある。僕はそれを信じてる」という発言を紹介し、ドワンゴで最盛期に400万人のユーザーがいた着メロのサービスを作っていたとき「このサービスで人生が変わった奴はいないな」とよく思っていたといいます。

さらに400万というとドラゴンクエストの最新作が売れる本数と同じくらいと言い、「ドラゴンクエストって作品はいろんな人の人生にけっこうな影響を与えたと思う」。ドラゴンクエストほどの規模でなくても「例えば、音楽のアーティストとかだって、ファンが1000~2000人くらいしかいなかったとしても、その中でファンの人生をたくさん変えているんだと思う」と語っています。

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執筆:イソスケ

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