Type-C対応で新MacbookやPCで使えるデュアルインターフェイスUSBメモリ「DataTraveler microDuo3C」

ITライフハック / 2015年7月31日 13時0分

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ちょうど1年前の今日である7月31日に『3倍速く、さらにできるようになったKingstonのデュアルインターフェイスUSBメモリ「DataTraveler microDuo」』という記事で新しくなってUSB3.0に対応したKingston TechnologyことKingstonのデュアルインターフェイスUSBメモリ「DataTraveler microDuo 3.0」という製品を紹介した。

この製品、USBメモリでは一般的なUSBのType-Aコネクタに加えmicroUSB端子を搭載しており、PCだけでなくOTG対応のスマートフォンやタブレットなどでも利用できる便利な製品なのだ。同社はこれを「デュアルインターフェイスUSB」と呼んでおり、これによって直接スマホ同士やスマホとタブレット、またはPC間でのデータ交換が行えることが最大の特徴としていた。

前回の記事ではその「DataTraveler microDuo」の新モデルがUSB3.0に対応したこと。そしてこれにより転送速度が最大5Gbpsへと飛躍的に向上したこと。実際にUSB2.0対応モデルと比較して3倍速くなったことを紹介した。

今回紹介するのは、ここからさらに進化した「DataTraveler microDuo 3C」という製品だ。USB3.0対応から、さらにUSB3.1 Gen1対応へと進化、またデュアルインターフェイス部分がUSBのType-AコネクタとmicroUSBコネクタの組み合わせだったのが、Type-AコネクタとUSB Type-Cコネクタの組み合わせへと変わった。シリーズ名最後に付く3Cの「3」は「USB3.1 Gen1対応」の「3」、3Cの「C」は、Type-Cコネクタの「C」であると思われる。

新しいDataTraveler microDuo 3CはType-AとType-Cのデュアル構成

新しいDataTraveler microDuo 3CはType-AとType-Cのデュアル構成

■今後のUSBの主流となるType-Cコネクタ採用は必然の流れ
アップルの新型MacbookやGoogleのChromebook、HPのWindowsタブレット、ASUSの2 in 1タブレットTransformer Book T100HAなど、USBポートをType-Cで搭載してくる製品が増えてきている。Type-Cは、リバーシブル型になっているため、差し間違いといったことが起きない。microUSB同様にコンパクトなのでスマホやタブレットにも搭載できるというメリットを持っている。将来的にはType-Cで統一される可能性が高い将来有望なコネクタなのである。

今後の新製品での利用を考えるとDataTraveler microDuo 3CがmicroUSBからUSB Type-Cへとコネクタを変更したことは、Kingstonの将来を見越した姿勢と考えていいだろう。しかもmicroUSBのモデルであるDataTraveler microDuo 3.0は併売されるので、選択肢としてDataTraveler microDuo 3Cと選択肢が増えたということになる。ただし、後述するが特定の条件を満たしているのであれば、DataTraveler microDuo 3Cの購入のほうがパフォーマンス的にはおススメだ。

左がDataTraveler microDuo 3.0、右がDataTraveler microDuo 3C

左がDataTraveler microDuo 3.0、右がDataTraveler microDuo 3C

■DataTraveler microDuoシリーズの使い勝手をざっとおさらい
まずは、今回初めてDataTraveler microDuoシリーズを知ったという人のために同シリーズに関して簡単な説明をしておきたい。見て分かるように本シリーズは、非常にコンパクトなUSBメモリである。一見するとUSB A-Typeコネクタを持つ超小型USBメモリといったスタイルだ。

筆者の人差し指の第一関節までとほぼ同じサイズで非常に小さい。この小ささゆえに紛失しやすいと思われるが、そうしたことを考慮し本シリーズは歴代製品が本体上にストラップ用の穴が用意され、ストラップが付属する。スマホのストラップと一緒にしておくことで紛失を防ぐことができる。

付属するストラップと本体上のストラップホール。

付属するストラップと本体上のストラップホール。

■キャップを回転させるとmicroUSB端子が登場
先述したように見た目はコンパクトなUSBメモリだ。キャップの部分が回転する構造になっている。これを回転させると隠れていたType-C端子が表れる。新型MacbookといったType-C搭載端末では、このコネクタを利用して接続する。PCとは、標準的なType-Aコネクタを使えばいい。

キャップを回転させると隠れていた端子が表れる。右がType-Cコネクタ

キャップを回転させると隠れていた端子が表れる。右がType-Cコネクタ

■Type-C非搭載でmicroUSB搭載の端末とは連携できない?
DataTraveler microDuo 3Cが持っているコネクタは、前述したように標準のType-AとType-Cである。つまり、そのままでは現在多く普及しているmicroUSB端子だけの端末(Android端末、Windowsタブレット等)で利用することができない。所有するのがType-A搭載のパソコン、microUSBのみの端末といったケースでは、DataTraveler microDuo 3Cを使う意味は低いと見る人もいるだろう。

しかし、こうしたmicroUSB搭載端末を使っている人たちは、microUSBからType-Aに変換するOTGケーブル、接続部分がmicroUSBでType-Aコネクタに分岐するUSBハブ、microUSB端子に接続する多機能ポートといった製品のいずれかを使っている人が多いと思われる。

それらの周辺機器を所有しているのであれば、microUSBしか持たないスマホやタブレットでも余裕でDataTraveler microDuo 3Cを使うことが可能だ。

microUSBを標準のType-Aに変換するOTGケーブル。

microUSBを標準のType-Aに変換するOTGケーブル。

端末接続部分がmicroUSBになっている3ポートUSBハブ。

端末接続部分がmicroUSBになっている3ポートUSBハブ。

microUSB端子に接続して様々な機能を追加できる多機能ポート。

microUSB端子に接続して様々な機能を追加できる多機能ポート。

■気になるのは速度! ということで実際にベンチマークを測ってみる
さて、DataTraveler microDuo 3Cの将来性および使い勝手の良さは理解してもらえたと思う。あとはやっぱり気になるのが「速度がどの程度なのか?」ということ。

Kingstonは公式には読み込みが100MB/秒、書き込みが15MB/秒とパッケージに表記している。USB 3.1 Gen1対応とのことなので、インターフェイス的には最大5Gbpsとなる。Type-Cコネクタ以外はUSB3.0モデルとさして変わらない。ちなみに新型MacbookもUSB 3.1 Gen1である。

この100MB/秒、15MB/秒が実際に出るのかと言う点を調べた。利用したのはベンチマークソフト「CrystalDiskMark3.0.3」で、サイズを50MB/100MB/500MB/1000MB設定にして計測している。

DataTraveler microDuo 3Cと比較するのはDataTraveler microDuo 3.0、USB2.0に接続した場合、USB3.0ポートに接続した場合の2種類だ。テスト環境は以下

■テスト環境
CPU:Intel Core i7-5820K(3.3GHz)
マザーボード:ASUS X99-A
チップセット:Intel X99 Express
メインメモリ:HyperX FURY DDR4(8GB×4)32GB
ストレージ:HyperX Savage SSD
OS:Windows 8.1 Pro(64ビット版)

パッケージに読み出し100MB/秒、書き込み15MB/秒と表記。

パッケージに読み出し100MB/秒、書き込み15MB/秒と表記。

まずは、前モデルとなるDataTraveler microDuo 3.0のほうでUSB2.0とUSB3.0ポートに接続し、「CrystalDiskMark3.0.3」で、サイズを50MB/100MB/500MB/1000MB設定にして計測した結果が以下だ。

パソコンのUSB2.0ポートに接続した際の計測結果

パソコンのUSB2.0ポートに接続した際の計測結果

USB2.0接続では最大読み出しが約37MB/秒となった。シーケンシャルリード/ライトと512KBサイズの読み出しまでは、十分な高速性を発揮。この手のメモリが不得手とする細かいファイルの読み書きでは、ぐんと速度が低下している。通常利用では、問題ないだろう。

パソコンのUSB3.0に接続した際の計測結果

パソコンのUSB3.0に接続した際の計測結果

次にパソコンのUSB3.0ポートに装着した場合だが読み出しは110MB/秒を軽くオーバーし最大で117.5MB/秒となった。書き込みも最大44.96MB/秒と、USB3.0接続の恩恵を十分に受けていると言える。

■DataTraveler microDuo 3Cは、さらに高速に進化していた!
さて次にDataTraveler microDuo 3Cで同じ条件で計測を行った。パソコンのUSB2.0とUSB3.0ポートに接続し、「CrystalDiskMark3.0.3」で、サイズを50MB/100MB/500MB/1000MB設定にして計測した結果が以下だ。

パソコンのUSB2.0ポートに接続した際の計測結果

パソコンのUSB2.0ポートに接続した際の計測結果

USB2.0接続では最大読み出しが約36MB/秒となった。シーケンシャルリード/ライトと512KBサイズの読み出しまでは、十分高速で細かいファイルの読み書きが苦手なのは前モデル同様の傾向だ。

パソコンのUSB3.0ポートに接続した際の計測結果

パソコンのUSB3.0ポートに接続した際の計測結果

次にパソコンのUSB3.0ポートに装着した場合、読み出しは120MB/秒を軽くオーバーし最大で130.0MB/秒となった。書き込みも最大50.28MB/秒と、DataTraveler microDuo3.0を軽く凌駕する速度へと進化していた。新型Macbookで使うには、もってこいのUSBメモリと言えるだろう。

もちろんデュアルインターフェイスなのでType-A端子を持つPCやmicroUSB変換でAndroidのスマホやタブレットを含めた多くの機器で使える。これからの標準と言われるType-Cコネクタ搭載なので長く使い続けることができるだろう。

DataTraveler microDuo3Cの容量は16GB、32GB、64GBの3種類、Kingstonの製品らしく5年間の製品保証および無償のテクニカル・サポート、そしてKingstonの高い信頼性もある。価格はオープンプライスとなっているが32GBバイトモデルで市場予想価格が2千円台半ばと購入しやすい価格に設定されているのもうれしい。このDataTraveler microDuo3C、1つ持っていれば、何かと便利に使えること間違いなしだ。

■DataTraveler microDuo 3C
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