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音楽クリエイター/アーティスト 若狭真司氏が語る!Sony Park Mini、サウンドインスタレーション「よあけのおと」

ITライフハック / 2024年6月24日 15時0分

音楽クリエイター/アーティスト 若狭真司氏が語る!Sony Park Mini、サウンドインスタレーション「よあけのおと」


Sony Park Mini(ソニーパークミニ)では、現在6月30日(日)まで、作曲家/アーティストの若狭真司氏による、漆黒の夜更けから薄明の朝に移りゆく“夜明け”の世界観を表現したサウンドインスタレーション「よあけのおと」を開催中だ。どのような想いで作品を創ったのか? 会場にて、同氏にお話しをうかがった。

■みんなで楽しく創った
編集部:簡単に自己紹介をお願いします。
若狭氏:若狭真司と申します。アーティストワークとしては、アンビエントミュージックと呼ばれているジャンル、あるいはそれに近い音像音楽と、それを用いたインスタレーション、自分の楽曲を配信したり、レコードとか、そういうメディアにして、レーベルとかを通して発表したりしている活動をしています。もう一方で、ファッションショーやCM、映画の作曲。音楽を制作することを仕事として行っていて、この二軸の音楽活動をしています。

image009

編集部:今回のイベントのお話しは、どのような経緯であったのでしょうか?
若狭氏:私は昨年、「薄明(はくめい)」というサウンドインスタレーションを発表したのですが、それをご覧になったSony Park Miniの方にお声がけいただいたかたちです。

編集部:企画が持ち上がってから作品に至るまで、どれぐらいの期間が掛かりましたか?
若狭氏:だいたい半年ぐらいのスパンです。

編集部:アンビエントミュージックというのをわかりやすく教えていただけませんか?
若狭氏:けっこう昔からあるもので、直訳すると、「環境ミュージック」になります。ブライアン・イーノ(Brian Eno)という人が、人生のあるポイントで環境の音を聴くことにフォーカスして創りだした音楽のジャンルです。「Music For Airports」という有名なアルバムがあるんですけど、そのあたりからアンビエントミュージックという言葉が定着しました。比較的新しいでジャンルですが、要は、環境に馴染む音、その環境を楽しめる音楽という定義があるようです。

そういう意味では、自分はアンビエントミュージックを作っているという意識はあまりないです。「音の質感」や「聴いてもらうために創る音像」が、たまたまアンビエントミュージックとの親和性が高く、ほかの人にわかりやすいので、アンビエントミュージックと言っています。

image005サウンドインスタレーション「よあけのおと」

編集部:今回、「よあけのおと」ということですが、作品を創る点で、苦労したことは何でしょうか?
若狭氏:作品を創るうえでは、何の苦労もなくて、本当にスルっと創れた感じです。朝一で、おばあちゃんが米を研ぐような感覚で創ったんですけど、それがよかったのかもしれないですけど、「できない!」ということは何もなかったです。

編集部:音と光で不思議な空間を演出していますが、スピーカーやライトは、どのようにセッティングしましたか?
若狭氏:セッティングについては、ソニーPCLの方たちと一緒に創り上げたというイメージです。音楽家は2ミックスと言って、L(左)R(右)で音楽を聴くつもりで創っています。こういう空間で創る場合、音源をパラデータにして出すのですが、自分の頭の中でイメージした音を、実際の空間で鳴らすと、音が消えてしまったり、音がこもったり、そういうことが往々にしていつもあるんですけど、今回もそれがありました。その辺のフィックスをソニーPCLの方たちが一緒に考えてくれたので、苦労というよりは、みんなで楽しく創った感じです。

室内に関しては、最初に空間の図面を提示してくれて、その図面のもとになったのが、「薄明」の照明の雰囲気でした。「よあけのおと」のスケッチは、「薄明」とほぼ同じものをトレースして持ってきました。

main「よあけのおと」のスケッチ

編集部:音作りに関して、詳しく教えてください。
若狭氏:私は、いわゆるDAW(Digital Audio Workstation)という、パソコンを使って作っています。今回は、手で弾いて創ることに意識しました。クオンタイズを使うと、拍に揃えられますが、それをやってないです。本当に生弾きでやったものとか、スタジオでピアノからとった音とか、いわゆる機械的にクオンタイズすることはしてないんです。グルーヴィー(groovy)な音ではないんだけれども、何となく人間っぽい感じが出ています。普段、仕事で音楽を創るとなると、リファレンスやコード進行に合わせて創っています。今回は、そういうことを一切せずに、たとえば、朝弾いた一音がいいものであれば、それを自分にリフレクトさせながら拡張させていく、凄い有機的な作業をしています。そういう意識とか、核で創ったものとなります。

編集部:本日は、ありがとうございました。

<「よあけのおと」開催概要>
名称:よあけのおと
日程:2024年6月15日(土)~30日(日) 11:00~19:00(予定)
場所:Sony Park Mini(東京都中央区銀座5丁目3番1号地先 西銀座駐車場地下1階)
WEB:https://www.sonypark.com/Mini-program/list/053/ #よあけのおと
※ 展示スペース内のベンチの使用に関して
展示スペース内のベンチには、ソニーの床型ハプティクス(触覚提示技術)「Active Slate」が使われており、座面が振動する。安全上の理由により、義足・歩行補助具・車いす等の利用が必要な方や妊娠中の方などは、振動のないイスもしくは指定のスペースにて体験できる。6歳以下の子どもは、18歳以上の保護者と手をつないだ状態で体験可能。ハプティクスの体験注意事項、利用制限の詳細に関しては公式WEBページを確認のこと。
https://www.sonypark.com/Mini-program/list/053/

音楽クリエイター/アーティスト 若狭真司氏が語る!Sony Park Mini、サウンドインスタレーション「よあけのおと」への想い

YouTube:https://youtu.be/XkQd0FAX4pg

■「よあけのおと」開催情報

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