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セウォル号沈没事故を描いた「ダイビング・ベル」など3月、4月のニコニコドキュメンタリー

ITライフハック / 2016年3月25日 10時0分

セウォル号沈没事故を描いた「ダイビング・ベル」など3月、4月のニコニコドキュメンタリー

ドワンゴは、「ニコニコドキュメンタリー」で新たに配信を開始する3月、4月の新ラインナップを発表した。

「ニコニコドキュメンタリー」では、オリジナル作品や国内外・新旧問わず、ネットメディアだからこその衝撃作や話題作を配信している。また、作品にまつわる討論番組を合わせて配信することでネット上に議論の場を提供している。

今回、2016年3月および4月の「ニコニコドキュメンタリー」新ラインナップが決定。セウォル号沈没事故から2年を迎える4月16日、セウォル号沈没事件を描いた「ダイビング・ベル」の日本語字幕版を日本で初めて配信する。作品上映後には、「国家と危機管理」をテーマに専門家らを招いた討論番組も実施する。

■「ダイビング・ベル」(韓国 2014年)
【監督】イ・サンホ、アン・ヘリョン
【作品概要】
セウォル号の沈没事件当時の救助活動中、潜水機器「ダイビングベル」を投入しようとした、アルファ・ダイビング・テクノロジー社代表 イ・ジョンイン氏と、民間ダイバーの協力を拒否し続ける海洋警察ら政府との15日間の戦いを記録した作品。

釜山映画祭で公式上映されたが、上映前には一般人犠牲者遺族らが「遺族を傷つけるものだ」として上映に反対。釜山市長も「映画祭発展のために政治的中立を損ねる作品を上映するのは望ましくない」と上映中止を要請した。これに対し、ジョシュア・オッペンハイマー監督らが抗議するなど、上映をめぐって物議を醸した。

今年に入り、上映を決断した釜山映画祭の組織委執行委員長が事実上更迭され、行政による映画祭への圧力だとして映画界からの反発が高まっており、新たな波紋を呼んでいる。

【配信日】4月16日(土)20時~
【番組URL】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv256931472

■電力自由化直前に考える“原子力発電”特集
4月1日から始まる電力自由化を目前とした3月29日からは、“原子力発電”をテーマにした2本のドキュメンタリー映画と討論番組を2夜にわたって配信する。1日目には、未来の人類に放射性廃棄物処理場をどう託すのかを問う「100000年後の安全」、2日目には、原子力反対派から原子力賛成派に転向した人達の経緯を環境保護の観点から描いた「パンドラの約束」を配信します。また、「パンドラの約束」配信直後に、専門家らを招き、自然エネルギーや原子力発電について討論番組を放送し、電力自由化前に改めて“原子力発電”について考えを深めていく。

■「100,000年後の安全」(デンマーク 2009年)
放射性廃棄物を巡り、未来の地球の安全を問いかけるドキュメンタリー。世界中の原子力発電所から出される大量の放射性廃棄物。フィンランドでは世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設が決定、地下都市のような巨大システムの中で、10万年間保持されるように設計されるが、誰がそれを保障できるのか。10万年後、危険性を確実に警告できる方法はあるだろうか。誰にも保障できない10万年後の安全について危険性を後世に伝える困難を描いた作品。

【監督】マイケル・マドセン
【配信日】3月29日(火)20時~
【番組URL】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv255417410

■「パンドラの約束」 (アメリカ 2013年)
環境問題から切り込んだ全く新しい原発ドキュメンタリー。原子力支持派へと転じた元反原発主義者たちにスポットを当て、彼らが自身の考えを180度転換するまでの経緯を紹介。また、原子力技術のこれまでの歴史と現状を検証し、さらに3年の歳月をかけて世界各地で取材を敢行し、環境保護派が最も恐れてきた原子力こそが、地球を気候変動から守り途上国を貧困から救う唯一のエネルギー源であることを訴える作品。

【監督】ロバート・ストーン
【配信日】3月30日(水)20時~
【番組URL】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv255417793

■「電力自由化直前 改めて知りたい原子力発電について」
“原子力発電”やその安全性、有用性、環境への影響など原発について今どう考えればいいのか、専門家を招き技術、安全、経済、環境、様々な観点から改めて考える解説・討論番組。

【配信日】3月30日(水)22時~
【番組URL】 http://live.nicovideo.jp/watch/lv255408690
【出演者】町 亞聖 (司会/アナウンサー) 、澤田哲生 (東京工業大学助教/工学博士)、山本隆三 (常葉大学 教授/国際環境経済研究所 所長)、後藤政志 (NPO法人アパスト理事長/工学博士)、田坂 広志(多摩大学大学院教授)※敬称略

■ニコニコドキュメンタリー 特設サイト

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