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プリプリ感あふれる作品!古賀 博「おいしそうな、苺」日本画小作品展を開催へ【Art Gallery M84】

ITライフハック / 2016年4月21日 17時0分

プリプリ感あふれる作品!古賀 博「おいしそうな、苺」日本画小作品展を開催へ【Art Gallery M84】

歌舞伎座(東京・銀座)の真裏に佇むギャラリー「Art Gallery M84」は2016年5月16日(月)より古賀 博「おいしそうな、苺」日本画小作品展を開催する。

■様々な艶やかな表情を見せる、いちご
今回の作品展は、Art Gallery M84の第46回目の展示として実施する個展である。
「おいしそうな、苺」日本画小作品展は、新鮮そのもので、豊かな膨らみと、ぷりぷり感あふれた「いちご」や個性と生命力に満ち、どれひとつ同じものが無い「いちご」達だ。

古賀氏が金箔貼りした上に描いた「いちご」は、流麗であったり、ちょっと気取ったり、整然としたり、その姿はどれも誠に 艶やかである。人の顔や姿を見ているように実に楽しく、時間の経つのを忘れてしまう。全ての作品が金箔であり、優雅で華やかな作品に仕上がっている。金箔は光の強弱、多い少ない、光の当たる方向により、様々な艶やかな表情を見せてくれる。たくさんの個性ある表情とそれぞれの巧みな動きが織りなす彼の初個展「いちごの世界」を堪能できる。

■ギャラリーからの一言
定年退職後、何に取り組むか。「生涯に渡って長く続けられるものは?」「常に探求心を満たしてくれるものは?」「どんな状況でも楽しめるものはなにか?」と彼は、色々と考えていました。そして子供の頃好きであった「絵」や「図工」という分野に漠然とでしたが徐々に興味が湧き始めたのです。

たまたま訪れた京都の美術館で、福田平八郎の日本画に魅了され、印象派のような明るく鮮やかな色彩・配色、グラフィカルでとにかくモダンでしゃれた世界。日本画というものがどのようなものか知らない状況で、「こんな絵を描いてみたい。」「目指してみたい。」と探していたものを見つけた瞬間でした。そして始めるからには基礎から学びたいと思い京都造形芸術大学の通信教育過程で4年間学んだのです。

 この頃に絵を描いたり、絵の話をするとき、必ず浮かんでくるものが二つあったようです。一つは度々訪れた京都二条城の障壁画であり、誠に華美で雅で、いつも心を華やかにしてくれるものだったと言います。二つ目は、旅行中に出会った、オーストリアの美術館で見たクリムトの「接吻」。金と色彩(絵具)の調和、金に負けることのない色彩の強さ。一方、色彩を引き立たせる金が作り出す素晴らしい異空間、クリムトとその金使いの妙技への強い憧れを持ったようです。

Art Gallery M84オーナー 橋本正則氏

■作家からの一言
「箔の技法」という講座で麻紙ボード(F4号)に金箔を貼り、金箔に映える赤と緑ということで「苺」を描くことにしました。「苺」を描き始めましたが、全く形がとれず、毎日毎日ひたすら描写するが、写実的に詳細に描けば描くほど「苺」ではなくなり上手く描けませんでした。いつも部屋中、「苺」の香りが満ちていました。何とか仕上げた下絵に着色をしていくとこれがまたどんどん「苺」から遠いものになってしまい、新鮮でぷりっとして美味しそうな「苺」にならないのです。たった一粒の「苺」が描けないのです。

何日も悪戦苦闘しているうちにふと気づいたことがあります。決して描くのが辛いとか嫌だとかいう気にはならないこと。むしろどうしたら自分のイメージする「苺」が描けるのか、探求心が強くなるばかりでした。そして、一粒の「苺」を自分のイメージ通り描けたら、これまでと異なる新しい自分の絵の世界に踏み出せる。そんな思いを胸に色々試行錯誤の上、ついに自分の「苺」を描くことができました。

「苺」にも一粒一粒の個性があり、同じというものが無く、それぞれ豊かな表情をもっており、どんなに眺めていても見飽きることがありません。処女作後、もっともっと「苺」を描きたいという気持ちが強く生まれ、「苺」を描いた絵だけの個展をやろうと思い立ち、描きあげるまで2年間近く掛かりました。ただただ新鮮でぷりっとして美味しい「苺」を描くことに集中し、出来上がった作品は、福田平八郎、京都二条城障壁画、クリムトへの想いが一つに昇華出来たようでもありました。

また遊び心で15作品は二つのシリーズでと思い立ち、絵の中に隠し文字(アルファベット)を仕掛け、シリーズAでは’strawberry’の10文字、シリーズBでは’happy’の5文字を表現した作品になりました。是非探してみてください。

日本画家 古賀 博

■古賀 博(コガ ヒロシ)氏の略歴
1951年 福岡県出身。
1974年 同志社大学 法学部卒業。
2009年から4年間 京都造形芸術大学 通信教育学部 芸術学部日本画コースで学ぶ。
2011年 広告会社を定年退職後、本格的に日本画に取り組み現在に至る。
船橋市在住。

Art Gallery M84は「アートを展示する場、鑑賞する場、購入する場」としてだけではなく、その先にある「アートを楽しみ、アートを通じて自己表現をしたい人々が気軽に集える場所」である。

ギャラリーオーナーいわく「アートをもっと身近に感じてもらうため、アートを観る楽しみ、作る楽しみ、作家と作家、作家とファン、ファン同士がつながって、アートの可能性を 広げていけるような拠点を目指している」そうである。

■日本画展概要
名  称 : 古賀 博「おいしそうな、苺」日本画小作品展
作 品 数 : 約30点(予定)
販  売 : 展示作品は、全て購入可能
主  催 : Art Gallery M84
期  間 : 2016年5月16日(月)~2016年5月21日(土)※休館日を除く
場  所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電  話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 無料

■古賀 博「おいしそうな、苺」日本画小作品展
■Art Gallery M84

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