総視聴者数は213万人！第3回将棋電王戦が閉幕 超会議3の囲碁・将棋ブースの内容発表

株式会社ドワンゴおよび公益社団法人日本将棋連盟が主催する「第3回将棋電王戦」の最終戦第5局が4月12日（土）に行われ、将棋ソフト「ponanza」が屋敷伸之九段に白星を挙げ、結果4勝1敗でソフト側がプロ棋士との団体戦に勝利し幕を閉じた。

■ニコニコの将棋番組史上最高の視聴者71万人超
疲れも知らず感情を持たずに膨大なデータベースからいくつもの手を先読みしてベストな一手を選択するのに長けたコンピューターが人を計算能力で超えるのは時間の問題だったと言えるが、将棋は心の戦いでもあるわけで、棋士たち心理戦も含めた攻防があるからこそ、奥が深いと言えるのだ。

今回、コンピューターが人より将棋に強くなったことで、筆者にとってよりはっきりしたことがある。プロ棋士という血の通った人間同士が心理戦も含めた真剣な戦いをしていることが、将棋を見る楽しさ、自分で指す楽しさであることが、よく理解できた電王戦だったと言える。

今回、最終局となった第5局のニコニコ生放送での述べ視聴者数は、ニコニコの将棋番組史上最高の71万3,147人を記録。第1局から第5局まで含めた総視聴者数の合計は213万4,258人となり、昨年の200万3,753人を上回った。それだけ注目されているということだ。

■第5局の放送中に超会議3「超囲碁・将棋・電王ブース」の内容発表
この第5局の生放送中、4月26日（土）・27日（日）に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議3」での「超囲碁・将棋・電王ブース」の出展内容が発表された。

同ブースでは、第3回将棋電王戦に出場した5つのソフトに挑戦できるコーナーや、豊島将之七段が対戦相手だったソフト「YSS」とタッグを組み、電王戦出場ソフト「ponanza」「ツツカナ」「習甦」の合議制と勝負するイベントなど、電王戦をはじめとしたニコニコの将棋コンテンツを実際に楽しめる企画を展開する。

■第3回将棋電王戦　実績数
※視聴者数にタイムシフト視聴は含まない数字。
・第1局：3月15日（土）菅井竜也五段 vs 習甦（開発者・竹内章）⇒習甦の勝ち
延べ視聴者数：29万2,639人／コメント数：45万2,611件
・第2局：3月22日（土）佐藤紳哉六段 vs やねうら王（開発者・磯崎元洋、岩本慎）⇒やねうら王の勝ち
延べ視聴者数：31万8,625人／コメント数：35万7,515件
・第3局：3月29日（土）豊島将之七段 vs YSS（開発者・山下宏）⇒豊島七段の勝ち
延べ視聴者数：28万4,388人／コメント数：35万2,250件
・第４4：4月05日（土）森下卓九段 vs ツツカナ（開発者・一丸貴則）⇒ツツカナの勝ち
延べ視聴者数：52万5,459人／コメント数：45万4,484件
・第5局：4月12日（土）屋敷伸之九段 vs ponanza（開発者・山本一成、下山晃）⇒ponanzaの勝ち
延べ視聴者数：71万3,147人／コメント数：59万1,332件

■ニコニコ超会議３「超囲碁・将棋・電王ブース」主なステージイベント概要
・4月26日（土）
11：00～12：30
【囲碁】最強囲碁ソフトZen vs 著名人（調整中）
・4月26日（土）
14：00～16：00
【将棋】渡辺明二冠（飛・角　二枚落ち）vs シャンプーハットてつじ

・4月27日（日）
10：30～12：00
【将棋】豊島将之七段＆YSS vs ponanza＆ツツカナ＆習甦（3ソフト合議制）
・4月27日（日）
13：00～16：00
【将棋・囲碁】将棋チーム vs 囲碁チームの頭脳ゲーム7番勝負
佐藤天彦七段＆中村太地六段＆安食総子 vs　囲碁棋士3名（調整中）

このほか常設コーナーでは、第3回将棋電王戦と囲碁電王戦の出場ソフトに挑戦できるコーナーや、どうぶつ将棋・よんろのごをアレンジしたゲームで“時読みちゃん”と勝負できるニコニコ囲碁・将棋対局コーナーなどが用意される。

■ニコニコ超会議3「超囲碁・将棋・電王ブース」
■第3回将棋電王戦

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