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PCを使わずにスマホ同士でデータ交換ができるKingstonのUSBメモリ「DataTraveler microDuo」

ITライフハック / 2014年4月28日 17時0分

PCを使わずにスマホ同士でデータ交換ができるKingstonのUSBメモリ「DataTraveler microDuo」

スマートフォンやタブレットが普及したことで、PCを経由せずにスマホ同士、タブレット同士、スマホとタブレットといった具合で端末同士によるデータのやり取りの機会が増えてきた。さらにスマホの性能向上によってスマホを使った静止画撮影や動画撮影といったデータ記録を行うと、あっという間に内蔵ストレージは、データで埋まってしまうようになってきた。

データの共有方法は様々だが離れた場所ならまだしも、目の前のあるスマホやタブレット端末にデータをコピーしたいだけなのに、わざわざネットに接続してDropboxやGoogle Drive、OneDriveといったクラウドストレージを使ってデータを共有する方法は、確かに有効だがスマートとは言えない。もっとスムーズにスマートにデータのコピーや移動は行いたいものだ。

例えばPC同士でのデータのやり取りで、いちばん簡単なのは、外付けのストレージを利用する方法だ。両方のPCにSDカードスロット(SDHCやSDXC)があれば、SDカードにデータをコピーして相手に渡せばいい。またSDカードスロットがない場合でも、USBポートは必ずあるのでUSBメモリを使ってデータの受け渡しができる。外付けの2.5インチストレージ経由でのやり取りもある。

しかし、スマートフォンやタブレットでUSBメモリを利用するとなるとmicroUSBをUSB A型のオス端子に変換してやる必要がある。最近のスマートフォンではUSBのOTG(On The Go)対応の端末が増えてきているのでmicroUSBをUSB A型に変換するようなOTG対応の変換コネクタやUSB A型オス以外にもSDカードスロットやmicroSDカードスロットといった複数のインターフェイスを追加できる周辺機器も登場してきている。

特にストレージが増やせないNexus 7(2012)といったAndroidタブレットなどでは、こうした機器は有効だ。こちらの周辺機器を使えば、USBメモリを利用してデータ交換が行える。実際にそうしているという人も多いだろう。しかし、この方法だと、常に変換用の機器も一緒に持ち歩かないといけないわけで、やはりスマートな方法ではない。スマートフォンを使っているなら、データ交換もスマートに行いたい。

microUSBをUSBのA型オスに変換できる周辺機器

microUSBをUSBのA型オスに変換できる周辺機器

microUSBにOTG変換コネクタ経由で通常のUSBメモリを装着

microUSBにOTG変換コネクタ経由で通常のUSBメモリを装着

■スマートフォンでのデータ交換をスマートに行えるKingstonのDataTraveler microDuo
そういったメモリ周りの機器に強いのがKingston TechnologyことKingstonだ。同社はメモリメーカーなので当然と言えば当然なのだがPCで使うUSBメモリをスマホやタブレットで使えるようにするための方法として「microUSBが必要ならUSBメモリに搭載すればいい」と逆転の発想でUSBメモリにmicroUSB端子を実際に搭載してしまった。同社はこれを「デュアルインターフェイスUSB」と呼ぶ。それが「DataTraveler microDuo」という製品だ。今回は32GBモデルを実際に使ってみた。

長さはSDカードとほぼ同じで幅は細いがSDカードより厚い。

長さはSDカードとほぼ同じで幅は細いがSDカードより厚い。

■超小型のUSBメモリながらmicroUSBおよびUSB A型オスコネクタに量対応
DataTraveler microDuoは非常にコンパクトながら、Android端末のmicroUSBポートに装着できる。一見するとUSB A型オスコネクタだけを搭載している超小型USBメモリにしか見えない。なおこの小ささゆえに紛失しやすいと思われるが、そうしたことを考慮してストラップが付属する。スマホのストラップなどと一緒にしておけば紛失の危険もグンと減るだろう。

紛失防止用にストラップが付属する。

紛失防止用にストラップが付属する。

ストラップを装着したところ。

ストラップを装着したところ。

 キャップを回転させるとmicroUSB端子が表れる。

キャップを回転させるとmicroUSB端子が表れる。

■キャップを回転させるとmicroUSB端子が登場
先述したように一見するとコンパクトなUSBメモリにしか見えないが、キャップの部分が回転するようになっており、回転させるとそこからmicroUSB端子が顔を出す。あとは、その端子をタブレットやスマートフォンのmicroUSBに差し込むだけだ。OTG対応の端末であれば、自動的に認識してファイル管理用のアプリなどが自動的に立ち上がり、DataTraveler microDuoをマウントしてくれる。そのままファイルをコピーしたり、移動したり、削除といった操作を行うことができる。

先述したように、ストラップを装着できるのでスマホを首からぶら下げることができるネックストラップにスマホと一緒にぶら下げておけば、落とすこともなくスムーズに持ち運ぶことができる。ストラップも十分な長さがあるので、取り外さなくてもスマホに装着可能だ。

タブレットに手軽にストレージを装着できる。

タブレットに手軽にストレージを装着できる。

ネックストラップに引っかけておけば持ち運びにも便利。

ネックストラップに引っかけておけば持ち運びにも便利。

ネックストラップに付けたままでもスマホに装着できる。

ネックストラップに付けたままでもスマホに装着できる。

ファイル管理ソフトでデータ管理も簡単。

ファイル管理ソフトでデータ管理も簡単。

■USB A型オスでPCからデータコピーしmicroUSBでスマホへ移動
先述したようにデュアルインターフェイスUSBは伊達ではなくUSB A型オスコネクタ経由でのデータのやり取りも可能だ。たとえばPCからはUSB A型オス経由でデータを移動またはコピーして、そのまま別のPCにデータを渡すこともできるし、スマホやタブレットにmicroUSBを拡張する機器を使っているのであれば、そのUSB ポートにUSB A型オス経由で装着してデータを読み書きすることもできる。

PCやUSBハブなどにはUSB A型オス経由で装着

PCやUSBハブなどにはUSB A型オス経由で装着

microUSBを拡張する種変機器にUSB A型オスで装着も可能。

microUSBを拡張する種変機器にUSB A型オスで装着も可能。

以上のようにDataTraveler microDuoは、PCはもちろんのことAndroidのスマホやタブレットを含めた多くの機器でデータをダイレクトにやり取りできることが理解してもらえたと思う。USB2.0とは言っても480Mbps。クラウドストレージ経由では4G LTE回線を利用したとしても、最大で110Mbps前後だ。速度的にもDataTraveler microDuoを利用してダイレクトにやり取りしたほうが快適なことがわかるだろう。

DataTraveler microDuoの容量は、8GB、16GB、32GB、64GBの4種類、5年間の製品保証、無償のテクニカル・サポート、そしてKingstonの高い信頼性もある。今回は32GBモデルを使ったが、価格はオープンプライスだが実売価格として2,800円程度となっている。デュアルインターフェイスUSBでPC以外にもダイレクトでデータのやり取りが行えるDataTraveler microDuoは、1つ持っていて絶対に損のないストレージであると言えるだろう。

■DataTraveler microDuo
■Kingston Technology

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