スクエアフォーマットで新たな展開へ!富士フイルムのインスタントカメラ「instax SQUARE SQ10」発表会レポ
ITライフハック / 2017年4月21日 17時0分
![スクエアフォーマットで新たな展開へ!富士フイルムのインスタントカメラ「instax SQUARE SQ10」発表会レポ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/itlifehack/itlifehack_23218_0-small.jpg)
富士フイルム株式会社は2017年4月19日、都内 同社ビルにおいて報道関係者向けにハイブリッドインスタントカメラ「instax SQUARE SQ10」(以下「SQ10」)の発表会を開催した。
■機能的な面で大幅に進化した「SQ10」
発表会は、主催者を代表して、富士フイルム株式会社イメージング事業部長武冨博信氏の挨拶、および新製品紹介から始まった。
これまでの“チェキ”を振り返ると、若年女性向けのinstax「mini 8+」から、20~30代男女向けのinstax「mini70」、男性・カメラ愛好家向けのinstax「mini90」、ファミリー向けのinstax「WIDE 300」、スマートフォンユーザー向けのチェキプリンター「SHARE SP-2」まで、さまざまなユーザーに合わせて、同社はラインナップを拡充してきた。
今回の「SQ10」では、instaxシリーズで初めてデジタルイメージセンサーとデジタル画像処理技術を搭載し、写真画質の大幅な向上およびプリント出力前の画像編集・加工を実現した。
製品コンセプトは「手軽にクリエイティブに楽しめるインスタントカメラ」だ。感度が高く、表現欲求の高いミレニアル世代を中心とした幅広い層をターゲットとしている。
富士フイルム株式会社イメージング事業部長武冨博信氏(富士フイルムinstax “チェキ”新製品発表会にて撮影)
製品の特長としては、下記の3点が挙げられる。
1.写真画質の大幅な向上
instaxシリーズとしては初めてデジタルイメージセンサーなどを搭載することによって、写真画質の大幅な向上を実現した。自動露出調整、人物検出、オートフォーカスといった新機能を備え、室内などの暗い場所や逆光下、10cmまでの近距離撮影でも簡単にイメージ通りの写真が撮影できる。
2.多彩な編集・加工機能の搭載
簡単操作で、オリジナルな写真表現ができる。10種類のフィルター、画像の周辺部分の光量を19段階に調整できるビネット、そして19段階の明るさ調整という3つの主要機能を、組み合わせることでさまざまな写真表現が可能だ。これらのエフェクトをあらかじめ設定して撮影したり、撮影後に画像を編集・加工したりできる。instaxシリーズとしては初めてLCDモニターを搭載しており、画面で確認しながら撮影やプリントを楽しめる。
3.シンプルで直観的な操作
使いやすさに徹底的にこだわったデザインも大きな魅力だ。編集、加工、プリントの操作ボタン・ダイヤルをカメラ背面の1か所に集約し、操作状況をLCDモニターと連動させることでシンプルで直感的な操作性を実現した。
ハイブリッドインスタントカメラ「instax SQUARE SQ10」(富士フイルムinstax “チェキ”新製品発表会にて撮影)
■なぜ、スクエアフォーマットなのか?
スクエアフォーマットは芸術的な写真表現に効果的なフォーマットとして、約90年前から写真愛好家に指示されてきた。
現在では、スクエアフォーマットはInstagramでも採用されているフォーマットであり、これまでの縦長写真に比べて画像サイズ拡大による被写体の拡がりによって、より多様な被写体・シーンで “チェキ”を楽しめるというのだ。
「スクエアフォーマットは、インスタント写真の新たな価値や魅力を生み出す可能性を秘めている。」と、武冨部長は発表会の中でスクエアフォーマットの優位性を強調した。
「instax SQUARE SQ10」で採用されたスクエアフォーマット(富士フイルムinstax “チェキ”新製品発表会にて撮影)
“チェキ”の愛称で知られる「instax」シリーズは1998年の発売以来、世界中のユーザーに愛用されており、全世界で累計出荷台数は2,500万台以上に達するなど、近年のインスタント写真市場をリードしてきた。新製品「SQ10」の登場は、新たなユーザー層を獲得し、今後も同市場を盛り上げていくだろう。
■「instax SQUARE SQ10」製品情報
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