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Haswell RefreshだけでなくチップセットのIntel 9Xシリーズにも注目しよう【デジ通】

ITライフハック / 2014年5月19日 13時0分

Haswell RefreshだけでなくチップセットのIntel 9Xシリーズにも注目しよう【デジ通】

先週インテルがデスクトップパソコン向けCPUの第4世代Coreシリーズ「Haswell Refresh」を発表したことはすでにお伝えした。同時に「Intel 9Xシリーズ」のチップセットも同時に発表し、Intel Z97 Express、Intel Z97 Express搭載マザーボードが各社から発売されているニュースもお伝えしてきた。

このCPUの発表に伴いインテルが新しいチップセット「Intel Z97 Express、Intel Z97 Express」について説明があったので紹介しよう。

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Haswell Refreshは、その名の通りHaswellを更新した程度で大きな変化はなかったのに対しIntel 9Xシリーズは、思いのほか機能が強化されている。現行の第4世代Coreシリーズに加えて、将来登場予定の「第5世代インテルCoreシリーズ」にも対応する。この「第5世代インテルCoreシリーズ」は「コード名Broadwell」と呼ばれている。このCPUについては、発売される時期などの詳細は、まだ明らかにされていないが、Intel 9Xで対応を表明しているため、搭載マザーボードを購入したとしても、新型CPUに乗せ換えることができることになる。

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ストレージの高速化機能がアップデートされた。具体的にはインテル・ラピッド・ストレージのバージョンが13になり、PCI Expressに対応する。PCI Express 2.0 x2のM.2接続のSSDに対応できるようになり、最大で1GB/秒のデータ転送速度を実現できる。これによって、SATA Gen3と比較して最大67%の高速化が可能だ。SSDは16GBまでサポートする。

こうした改良により、SSDを搭載したHDDである「SSHD」を利用したり、HDDのデータの読み書き時にSSDをキャッシュとして利用することで、スリープ状態からの復帰や、データのアクセスが頻繁に行われるような使われ方でパフォーマンスが大幅に向上する。

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セキュリティ関連ではインテル・デバイス・プロテクション・テクノロジーに対応した。これは、BIOSの保護をハードウェアでより堅牢にする技術となる。仮にBIOSが改ざんされたとしても、ブートする前にそれを検知しブートを止め、システム全体の堅牢製が向上する。企業向けでシステムがクラッキングされた際にPCが許可なく起動されるようなことがなくなる。また、持ち去られたとしてもシステムが起動できないようにしてくれるので情報漏えいの危険が少なくなる。

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今回発表されたIntel Z97 ExpressとIntel H97 Expressの2モデルで、業務向け機能などに対応し、より高機能なのがIntel Z97 Expressで、一般用途向けがIntel H97 Expressとなる。CPUの買い替えは、Broadwellまで待つとして、Intel 9Xシリーズ搭載マザーを購入して、差し替えておくというのはアリかもしれない。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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