JR東海「愛知デスティネーションキャンペーン」~初日、奥三河地域名物「五平餅」、特別拝観の「鳳来寺山」、希少な「鳳来牛」、三河湾の「とらふぐ」~
ITライフハック / 2018年11月29日 17時0分
JR東海では現在、今年秋に愛知県にフォーカスを当てた大型観光キャンペーン「愛知デスティネーションキャンペーン」を開催中だ。“未来クリエイター愛知”をコンセプトに、日本の礎を築いた英雄達の歴史関連施設から、近代的・最新の施設まで愛知県のクリェイティビティを存分に味わうことのできる観光スポットを紹介している。
同キャンペーンの一環として、JR東海が厳選した観光地を巡る「愛知デスティネーションキャンペーン」プレスツアーが2日間に渡って開催されたので、その模様をお届けしよう。
■遠いようで近い愛知!新幹線なら約1時間半で到着
筆者はいつものように東京から参加。東京発午前8時33分の新幹線「ひかり505号」で名古屋に向かう。午前9時57分には豊橋駅着。
下車すぐホームにて再集合し、午前10時8分の特急ワイドビュー「伊那路1号」にて午前10時54分に湯谷温泉駅着。最初の目的地である「田舎茶屋まつや」には午前11時に到着。
東京在住者の中には「愛知、名古屋、豊橋」などと聞くと、かなり遠い場所と感じる人も多いだろう。しかし、新幹線に乗ってしまえば、約1時間半で着いてしまう。遠いようで近い手軽に行ける場所なのだ。
■日本で二番目に美味しい?奥三河地域名物「五平餅」
朝8時半の東京出発だったが、午前中に1か所、愛知の名所をまわることができた。それが奥三河地域名物の五平餅が食べられる田舎茶屋「まつや」だ。RCサクセションの故忌野清志郎が愛した宿「はづ別館」も、すぐ近くにある。
まつやはJR飯田線湯谷温泉駅から徒歩で5分くらいの場所にある。日本で二番目に美味しいと称される五平餅が食べられるお店とのこと。「一番のお店はどこか」が気になった。
「五平餅はもともと、それぞれの家庭で作っていたものなので、各家庭の味が一番。だから、まつやの五平餅は二番なのだ」と女将さん。「ああ、そういう意味ね」と納得。
店に入ると、五平餅を焼く甘辛い味噌だれの匂いが漂ってくる。たれは代々伝わる秘伝レシピとのこと。焼き上がった五平餅をいただくと外側はカリっとした舌ざわりで香ばしく、内側の米は適度の弾力があり、すごく美味しい。宇連川のせせらぎの音や紅葉とともに五平餅に舌鼓を打ってみてはいかがだろう。
■美しい紅葉が魅力的な特別拝観の「鳳来寺山」
鳳来寺山(ほうらいじさん)は愛知県新城市鳳来寺にある山で、標高は695m。山全体が国の名勝・天然記念物に指定されている自然の宝庫だ。「仏法僧(ブッポウソウ)」と鳴くコノハズクの生息地としても知られている。
鳳来寺山は紅葉の名所として知られている。ツアー時には、もみじの美しい紅葉が見られた。
鳳来山東照宮は日光・久能山と並ぶ三大東照宮の一社。徳川家康(東照大権現)を主祭神に、「鎮守三社」と称される山王権現、熊野権現、白山権現を合祀している。プレスツアーということもあり、普段は人目に触れられない御宮殿も拝見することができたのは幸甚であった。
鳳来寺本堂には、御本尊の薬師如来を護る十二神将像が祀られている。
家康公が誕生したとき、鳳来寺本堂内の十二神「真達羅大将(寅の神)」が忽然と姿を消した。家康公が亡くなられると、真達羅大将が姿を現したことから、家康公は真達羅大将の生まれ代わり(化身)だと言われるようになった。
通常時は東照宮の御宮殿及び鳳来寺本堂は非公開。そのため、本堂内十二神将も通常時一般の方の拝観はできないが、鳳来寺山歴史ガイドの会が案内するガイドツアーを利用すれば拝観できる。
■鳳来寺山歴史ガイドの会がご案内するガイドツアー
鳳来寺山本堂内の十二神将「真達羅大将」や重要文化財である鳳来山東照宮の御宮殿を特別公開。
開催日程:2018年12月2日、12月16日※6日前までに新城市観光協会まで要予約
料 金 :1500円(小学生以下500円)
■リーズナブルで美味しい!昼食は希少な「鳳来牛」
旅の楽しみといえば、グルメ。「こんたく長篠」で昼食となった。ランチは1200円からと、焼肉のランチとしてはなかなかリーズナブルだ。今回は焼肉Cランチ1750円を頼んだ。
メニュー内容は鳳来牛もも/鳳来牛カルビ/鶏もも(国産)/焼野菜/ご飯/赤だし/惣菜/漬物/フルーツ。
鳳来牛カルビに軽く火を通し、実食。肉の旨みがぎゅっと詰まっており、上質な脂の甘みが口いっぱいに広がる。あまりの美味しさに無言になってしまうほどだ。
■ペーパーナイフ作りも体験できる!東海地方随一の紅葉の名所「香嵐渓」
昼食後は約4000本もの、もみじが鮮やかに色づく紅葉の名所「香嵐渓」を散策した。ここは川のせせらぎの音とともに、もみじの紅葉を楽しめるベストスポットだ。
香嵐渓からすぐの「三州足助屋敷」では、昔ながらの農家の暮らしを再現した街並みを楽しめる。
建物はすべて本物で、茅葺屋根の母屋や土蔵があり、昔ながらの手仕事を見学したり、五寸釘のペーパーナイフや竹細工などを体験することができる。
日没から21時まではライトアップも行われ、昼とは異なる幻想的な姿を楽しむことができるのも大きな魅力だ。
■とらふぐの雑炊は絶品!三河湾の「四季料理しばた」
夕食は岡崎市内の「四季料理しばた」で、三河湾で摂れた天然とらふぐを頂くことになった。
落ち着いた雰囲気の店内は、カウンター席とテーブル席がある。
スタッフによると、3kg以上のとらふぐしか扱っていないとのこと。食べてみると、弾力と噛みごたえがある中に、ほのかな甘みが感じられ、最高に美味かった。
食事の締めは、とらふぐの雑炊が出た。お腹はかなりいっぱいだったが、しつこくなく美味しく頂くことができた。
以上、駆け足でJR東海が厳選した観光地を巡る「愛知デスティネーションキャンペーン」プレスツアーの1日目をお届けした。
後編となる2日目は大樹寺、瀬戸蔵ミュージアム、水野教雄陶房、名代五目めし 四季乃舎、川見四季桜の里、愛岐トンネル群、徳川美術館を美しい写真と共にお届けしよう。
■愛知デスティネーションキャンペーン特設サイト
■Japan Highlights Travel愛知特集ページ
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