扱いを知らない人には絶対触れられない高価な古書!福岡陽子写真展「Biblioscenery / ビブリオシナリー」【Art Gallery M84】
ITライフハック / 2019年3月1日 17時0分
![扱いを知らない人には絶対触れられない高価な古書!福岡陽子写真展「Biblioscenery / ビブリオシナリー」【Art Gallery M84】](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/itlifehack/itlifehack_45075_0-small.jpg)
歌舞伎座(東京・銀座)の真裏に佇むギャラリー「Art Gallery M84」は、2019年3月4日(月)より福岡陽子写真展「Biblioscenery / ビブリオシナリー」を開催する。
今回の作品展は、Art Gallery M84の第84回目の展示として実施する個展。タイトルの「Biblioscenery」は、作家による造語で「ビブリオシナリー」と読む。古書の景色とでも言おうか、扱いを知らない人には絶対触れられない高価な古書を表す。古書店の店員でなかったら見ることも、触ることすら無かった何百年も前に出版された重厚な存在を自然な姿で造形的に撮影した貴重な作品である。
■Art Gallery M84代表からの解説
古書も現代のスピードで売買され、何時迄も古書店の棚にある訳ではない。図書館や博物館など公的機関に購入されれば、一般の人は手を触れることができなくなる。個人が購入すると、次の世代に引き取り手のない古書は廃棄されるかもしれない。それに、文書のデジタル化の流れの中で、本と言う形態が以前より軽んじられている気がする。
■代表作品について
「Title:Biblioscenery#07(James Beattie)」は、19世紀にロンドンで出版されたジェームス・ビーティの詩集で、ロマン派の初期の作品の一つとされている。口絵としてロマンティックな雰囲気の版画が綴じ込まれており、そこからインスピレーションを得て、古びた、状態の良くない装丁を一番美しく見える角度からロマンティックに表現した。
Title:Biblioscenery#06 (Plinius)は、16世紀にバーゼルで出版されたプリニウスの「博物誌」で、装丁は黒い厚紙。背表紙に赤いタイトルラベルがついているが、こういった稀覯本(きこうぼん)は茶色の革装にされていることが多く、黒と赤という取り合わせはあまりないように思う。このモダンなデザインを生かして、モンドリアンの絵画のように構成した。何かの絵のようにも見える本の傷は、写真の重要な要素として大きく扱った。
■福岡陽子(ふくおか・ようこ)氏の略歴
栃木県出身
青山学院大学文学部第二部 英米文学科卒業
2007年 東京写真学園レベルアップフォトレッスンコース終了
2010年4月より2014年3月まで写真家 松本路子氏のワークショップに参加
現在、神田神保町の古書店に勤務、東京都在住
■受賞歴
2010年05月 東京写真月間「写真の日 記念写真展2010」自由作品部門 入選
2013年09月「INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY AWARDS 2013」
Non-professional still life部門 佳作受賞
2015年02月「御苗場vol.16横浜」エプソン賞受賞
2017年01月 写真展「アートの競演 2017睦月」フレームマン賞受賞
2018年10月「INTERNATIONAL PHOTOGRAPHY AWARDS 2018」
Non-professional architecture:Cityscapes / Urban部門 佳作受賞
■展示歴
2010年01月 個展「世界パズル」 ギャラリー・ニエプス(東京・四谷)
2011年11月~2012年6月 個展「本の街から」本と街の案内所(東京・神田)
2015年02月「御苗場vol.16横浜」パシフィコ横浜・アネックスホール(横浜・MM21)
2015年04月 個展「本と物語、または時間の肖像」森岡書店(東京・日本橋)
2017年01月 写真展「アートの競演 2017睦月」Art Gallery M84(東京・銀座)
Art Gallery M84では、「アートを展示する場、鑑賞する場、作品を購入できる場」にとどまらず、アートを楽しみ、アートを通じての自己表現を志す人が集える場所、アートの可能性を広げていく拠点になることを目指している。プロ・アマを問わず、幅広く作家を紹介する企画を開催していくとしている。
■写真展概要
名 称 : 福岡陽子写真展「Biblioscenery / ビブリオシナリー」
作 品 数 : 約30点
作品販売 : 展示作品は、全て購入可能
主 催 : Art Gallery M84
期 間 : 2019年3月4日(月)~3月9日(土) ※休館日を除く
場 所 : Art Gallery M84
所 在 地 : 〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目-11-3 ウインド銀座ビル5階
電 話 : 03-3248-8454
開館時間 : 10:30~18:30(最終日17:00まで)
休 館 日 : 日曜日
入 場 料 : 無料
■Art Gallery M84
■福岡陽子写真展「Biblioscenery / ビブリオシナリー」
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