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モノのインターネット(IoT)にも欠かせないBluetooth規格【デジ通】

ITライフハック / 2014年8月27日 13時0分

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近距離無線通信方式であるBluetoothはヘッドホンやゲーム機のコントローラー、ウェアラブルデバイスといった様々な機器に搭載されている。2014年までのBluetooth対応機器の出荷台数は31億台と、Wi-Fi同様、大変成功している無線通信技術であると言える。

本規格の策定を行っている「Bluetooth SIG」によれば、今後は特にスマートホーム分野で、4年後の2018年には46億台まで伸びる見込みだという。

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Bluetoothが大きく伸びている原因は、2011年に販売されたiPhone 4Sから対応が始まったBluetooth Smartの存在が大きい。ボタン電池のような小型で容量の小さい電池でも、省電力技術により長時間駆動可能になったことで、ウェアラブル機器のような小型機器では欠かせない技術へと進化した。このBluetooth Smartは2018年までにスマートフォンや携帯電話の96%が対応するとBluetooth SIGでは予想している。

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次期AndroidのAndroid LではBluetooth 4.1にも対応。そして今後ほとんどのスマートフォンが最新のBluetooth Smartに対応することで、今までは実現できなかった分野での活用が広がっていくと予想している。

■将来的には白物家電にもBluetooth搭載の波
現在、Bluetooth Smart対応デバイスにはヘルスケア関連でのウェアラブルデバイスでの活用例が多い。今後は電球(明るさや色・点灯パターンの調整)や白物家電(冷蔵庫、電子レンジ)のような製品にBluetoothを組み込むことで、各機器の情報把握が簡単にできるようになり、機器同士の連携も可能になる。こうしたいままでは入っていけなかった分野でもBluetooth対応機器の出荷台数が伸びるとしている。

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デバイスメーカー各社はBluetooth Smart対応の小型で省電力のチップを提供しており、現在ではサイコロのような小さな物体に組み込むようなことができるようになっている。

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Bluetooth Smartを活用した新しい例として「QUICCO SOUND」のワイヤレスMIDIインターフェイス「MI.1」がある。こちらは規格上電力が供給されないMIDIにおいて、MIDI端子から出力されているごく微弱な電力で駆動できるBluetoothモジュール。iOSへMIDI信号をワイヤレスで送受信できるようになっている。このようにBluetooth対応はInternet Of Things(IoT:モノのインターネット)に浸透し、今後、あらゆる機器に欠かせない通信規格へとなっていくかもしれない。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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