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東大が「gacco(ガッコ)」で大学教員養成講座「インタラクティブ・ティーチング」講座を開始

ITライフハック / 2014年9月2日 17時0分

東大が「gacco(ガッコ)」で大学教員養成講座「インタラクティブ・ティーチング」講座を開始

8月8日に『ビジネスパーソン必見! 「gacco」8月度はビジネス向け講座が開講』という記事で8月度は2講座が開講し、3講座の募集を開始したことをお伝えした。本日は「インタラクティブ・ティーチング」受講登録の受付が開始されたことをお伝えする。

■「教える」を学べる「インタラクティブ・ティーチング」
東京大学大学総合教育研究センター(センター長:吉見俊哉)では、2014年11月より、大学教員を目指す大学院生の教育力を向上させるプログラム「インタラクティブ・ティーチング」(講座名)を提供することを発表した。

オンラインのセッションとなる部分は、株式会社NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェア株式会社が提供する大規模公開オンライン講座(MOOC)提供サイト「gacco(ガッコ)」において無償公開される。また、その受講登録を本日より開始する。

本事業は同センター教育課程・方法開発部門が実施する社会貢献事業となる。実施にあたっては、一般財団法人日本教育研究イノベーションセンター(代表理事:河合弘登、略称:JCERI)の支援・協力を得る。

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■セッションはオンライン・セッションとリアル・セッション
「インタラクティブ・ティーチング」(主任講師:栗田佳代子、大学総合教育研究センター特任准教授、中原 淳同准教授)は、「オンライン・セッション」(gaccoを活用したオンライン講座“無料”:2014年11月19日開講予定)と「リアル・セッション」(対面集中講座“無料”:2015年3月東京にて開催予定)で構成される。

さらに、オンライン・セッションは、授業を双方向にするための知識やスキルなどを学ぶナレッジ・セッションとスキル・セッション、そしてストーリー・セッションの3つから構成される。

ナレッジ・セッションでは、学習者は、1週間あたり約90分の講義動画(10分程度の動画7~9本)を8週間にわたって視聴し、掲示板で他の受講者と議論を深めクイズに答えるなどしながら、教えることの知識を学ぶ。スキル・セッションでは、音楽座ミュージカルとの連携により、演劇・表現の観点から、参加者が主体的に学ぶ場を作るための技法を学ぶ。

これらに加え、各研究領域で第一線を走る研究者たちが「教えること」といかに向き合い、実践してきたかを学ぶ「ストーリー・セッション」がある。ストーリー・セッションでは、本学の本田 由紀大学院教育学研究科教授、平岡 秀一大学院総合文化研究科教授、斎藤 兆史大学院教育学研究科教授、三宅 なほみ大学総合教育研究センター教授、山内 祐平大学院情報学環准教授、吉見 俊哉大学院情報学環教授、へルマン・ゴチェフスキ大学院総合文化研究科准教授、山邉 昭則 大学院総合文化研究科特任講師といったメンバーが登場することになっている。

こうした東京大学内の教員に加え、学外からも、高木 晴夫 法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授、上田 信行同志社女子大学教授、渋谷まさと女子栄養大学教授、苅谷 剛彦オックスフォード大学教授など、文系理系・各研究領域の第一線の研究者・実践者が、教えることの「面白さ」や「奥深さ」を語ってくれる予定だ。

オンライン・セッションは、大学院生だけでなく、誰でも受講することができ、教員の方々、すなわち小中学校および高等学校、および大学教員の方々にも開かれている。企業の教育担当者なども非常に参考になるはずだ。

※9月3日追記、初出時、対面集中講座を有料としておりましたが、無料の間違いです。ここにお詫びするとともに訂正させていただきます。

■学生対象のリアル・セッション内容
一方、大学院生を対象とする「リアル・セッション」(3日間:総学習時間18時間)」では、オンライン・セッションで学んだ知識や技法をふまえたディスカッションおよび種々のグループワーク、シラバスや授業案の作成、模擬授業の実施などを通じ、オンライン・セッションでの学びを補い深める実践的な内容が提供される。

リアル・セッションについては、オンライン・セッション受講者の中から大学院生を優先して半期20名(年間40名)を選抜。オンライン・セッションを受講しgaccoによって展開される教育の基礎知識・スキルを獲得した方には「gacco」所定の修了証を、リアル・セッションまで終えた大学院生のうち、すべてのカリキュラムを履修した方には、プログラム全体の履修証を発行する予定だ。

今回の試みを通して、東京大学大学総合教育研究センターは、本学大学院生のみならず、日本全国の大学院生の教育力を向上させ、ひいては高等教育の質向上に貢献しつつ、本プログラムを初等中等教育・企業教育の関係者にも自信を持って利用をススメることが可能なクオリティにしていくことを目指すとしている。

日本の教育を大きく変えることができるポテンシャルを秘めたこの試み、興味のある人は、オンライン・セッションに申し込んでみるといいいだろう。

■東大FD.COM「インタラクティブ・ティーチング」特設ページ
■一般財団法人日本教育研究イノベーションセンター
■音楽座ミュージカル
■大規模公開オンライン講座提供サイト(MOOC)「gacco(ガッコ)」

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