目をケアしたい人に朗報! 眼病を予防できる!?次世代機能性レンズ東海光学「ルティーナ」
ITライフハック / 2014年10月29日 17時0分
体の中で外部からの情報を収集する器官として五感(視覚、聴覚、触覚、触覚、嗅覚)がある。いずれも重要な感覚で、どれが欠けても生活に支障が出る。特に視覚に関しては、眼病によってその感覚が失われてしまうと、まともな生活が送れなくなってしまう。人間の活動において視覚に頼る部分が非常に多いためだ。
たとえば加齢黄斑変性という目の病気がある。特にアメリカでは、中途で失明する原因の1位となっている恐ろしい疾患だ。ほかにも緑内障や白内障など中途失明に至る眼病が存在している。できるなら、こうした病気にかかりたくないものだ。
実は、近年日本でも高齢化や生活様式の変化により加齢黄斑変性に罹患する人が急増している。2007年度調査では、日本人50歳以上の総人口あたりの罹患率を算出すると、加齢黄斑変性にかかっている人は約45万人(滲出型が約35万人、萎縮型が約10万人)と推定されている。また、男性は女性の三倍この病気にかかる危険性が高いことがわかっている。
この加齢黄斑変性の原因は、加齢という言葉が示すようにズバリ老化である。白内障や緑内障の原因も老化によって引き起こされることがわかっている。目をケアして若さを維持できれば、こうした病気にかかる危険性がグンと減ることになる。
目をいたわり、これまで紹介した重篤な眼病の予防効果が期待できる画期的なレンズが登場した。それが東海光学株式会社の次世代機能性レンズ「ルティーナ」だ。
同社は「第27回国際メガネ展~IOFT~」において、短波長光をカットし、眼の色素「ルテイン」を保護してくれる同レンズを2014年12月1日より発売すると発表した。その発表会の内容を紹介しよう。
■目の健康の維持に貢献していきたい~東海光学株式会社古澤社長~
発表会は、まず東海光学株式会社の代表取締役社長である古澤宏和氏による挨拶から始まった。古澤社長によると、同社は今年で創業75年を迎える国内でも老舗の眼鏡レンズ専門メーカーであるという。オリジナリティあふれる商品やサービス、他社に負けないように技術力を高めてきている。そして創業以来75年、常に新しい価値を追求してきたそうだ。こうした中で目の健康「目をケアするにはどうしたらいいか?」「目の健康に役立ちたい」という思いから、今回の次世代機能性レンズ「ルティーナ」を開発し、製品化に成功。
「今後も将来に渡り目の健康の維持に貢献していきたい。これからも多くの人に快適な生活を送ってもらえるよう、目(レンズ)を通して、それを提供していきたい。この記者会見と国際メガネ展を通して、新商品を多くの方々に知って頂きたいと思っている」と古澤社長。目のケアへの強い思いが伝わってくる挨拶であった。
■サプリのように眼病予防に期待できる次世代機能性レンズ「ルティーナ」
東海光学では、黄斑と網膜の形成を健康に保つために欠かせないものとして黄斑色素に注目、その濃度を高める働きがある「ルテイン」のケアを行えるレンズの研究開発を続けて来た。その甲斐あって目の健康において重要なルテインを保護する効果が期待できる新素材を開発し、次世代機能性レンズ「ルティーナ」を発表することができたそうだ。
「ルティーナ」は従来の一般的な眼鏡レンズにおける400nm波長までの紫外線をカットする機能に加え、400~420nmの光の波長をしっかりとカットする機能を持つという。そして肝心な380nm~500nmによるルテインへの酸化ストレスや色素劣化の影響が大きいとされる範囲を、実に約40%もカットしてくれるのだ。
一般的なUVカットレンズと比較して約1.5倍もカット効果が高い。この効果の高いレンズを日常的に装用することで、健康サプリメントを摂取するように、毎日少しずつ、継続的に眼を健康に保つ効果が期待できるというわけだ。
■ルテインとは?
ルテインとは、目の中にあってものを見るのに重要な黄斑部に存在する色素のこと。最終的に失明に至る眼疾患には、さまざまな種類が存在するが、中でも加齢黄斑変性は、老化によって引き起こされるため、誰でもかかる可能性の高い眼疾患だ。この原因として黄斑部の網膜色素上皮細胞がブルーライトや紫外線などで損傷することによって引き起こされる。ルテインは緑黄色野菜、動物脂肪、卵黄などに多く含まれこれらを摂取することにより産生できる。食事による摂取以外では体内生成ができないという特徴がある。
東海光学は、「眼がずっと健康であるために」をテーマに眼鏡用レンズを通じて「アイケアデザイン」のコンセプトで今後も健康と予防を目指す商品開発を進めていくとしている。
■網膜内のルテインも測定できた、東海光学ブース
東海光学ブースでは、記者会見で発表されたルテインを保護するための次世代機能性レンズ「ルティーナ」を展示していた。紫外線+近赤外線ケアの「エターナルスキンコート(ESC)」、レンズ裏面から受ける紫外線を約95%もカットする「P-UV」の2つのコーティングを紹介していた。
さらに同社のフラッグシップ商品「脳科学メガネレンズシリーズ」、ニューロインディビジュアル設計・両面累進設計の遠近両用レンズ「ベルーナ ニューログラン」なども展示。IT関連では「iロケーションリミックス」により、iPadと専用のアプリを用いることで、目とレンズの立体的位置関係を設計に反映し最適化する最新技術の展示なども体験できた。
以上のように東海光学の次世代機能性レンズ「ルティーナ」、および第27回国際メガネ展における同社ブースの内容を紹介した。誰にでも訪れる加齢による老化、それを原因として引き起こされる恐ろしい眼病の数々、こうした危険を可能な限り減らすことが可能な東海光学の優れた技術力と商品開発力が理解できる内容であった。
約6000万人と言われる日本のメガネ人口。その6000万人の目の健康をケアできる東海光学の次世代機能性レンズ「ルティーナ」。同レンズを装用して目の健康に配慮してみることをおススメしたい。
■東海光学株式会社
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