安心かつ安全に!リユースモバイル関連ガイドライン検討会がスマホやタブレットの中古端末の品質に関するガイドラインを策定

ITライフハック / 2019年12月6日 9時0分

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現在、スマートフォンやタブレットといった中古端末は2019年3月に、おおまかなガイドラインが発表されたばかりで、それまでは中古端末の販売店の独自基準による取り扱いであり、基準が統一されておらず、品質に関してのバラつきが大きかった。

中には、使えないことはないが常用に耐える状態ではないといった端末なども一部存在しており、統一されたガイドラインの策定が待たれていた。今回、スマートフォンやタブレットの中古端末(リユースモバイル)の品質に関する新たなガイドラインを、リユースモバイル関連ガイドライン検討会が策定し、それに関する発表会を行った。

■ユーザーが安心して商品を選択できるガイドランがまとまる
リユースモバイルガイドラインの初版は2019年3月に発表しているが、大手キャリアの新プランが開始するなど、リユースモバイルは今後需要の高まりが予想されている。そのような状況の中で、ユーザーが安心してリユースモバイルを選べるようにするガイドラインの改定版を2019年12月1日より施行し、認証制度も開始する。

このガイドラインは、リユースモバイル・ジャパン(以下、RMJ)と、一般社団法人携帯端末登録修理協議会(MRR)内の理事企業を中心とした有志により「リユースモバイル関連ガイドライン検討会」が立ち上げられ、同検討会により策定されたものだ。

iPhoneの上位モデルなどで端末価格が10万円を軽く超えるようになり、おいそれと端末を購入できる状況ではなくなりつつある。Android端末も上位機種では10万円を超える価格となっており、割賦販売時の与信審査に通らない学生や未成年などでは、高価格帯の端末を入手しずらくなりつつある。

そうした背景もあり、中古端末(リユースモバイル)を選択するユーザーは年々増加してきており、総務省の調査では、すでに中古端末の購入経験があるユーザーは8.7%、今後リユース品を購入したいというユーザーは19.9%、合わせて約3割程度がリユースモバイルの利用に関心を持っていることが判明しているそうだ。

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■格安SIM提供業者の台頭で2020年以降もリユース市場の成長が期待される
2019年10月には改正電気通信事業法施行による影響もあり、格安SIM市場は、今後も市場の成長が期待でき、2020年度は格安SIM市場が300万台を超えると予想されており、端末も安い端末としてリユースモバイルを選択肢として選ぶことが増えると予想されている。しかし、中古端末、いわゆるリユース品やリファービッシュ端末の品質基準が統一されていないことによるユーザーたちの不安がある。

今年3月のリユースモバイルの品質に関する新たなガイドライン初版では、

・リユースモバイルの格付基準
・端末内の利用者情報の処理方法
・法令遵守

などが規定されていた。もちろんRMJ会員企業は外装評価以外はすでにガイドラインに準拠済みだ。現在は各社異なる基準で行っている外装評価についても、2020年4月まで全てのRMJ会員企業が対応する予定になっている。

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今回の改定版のポイントは以下

・バッテリーの状態確認と結果の表示
・赤ロム等のネットワーク制限に対する保証
・リファービッシュ品に関する説明
・事業者間取引の基準

となっている。

これらの中で、ユーザーの関心もが最も高く、外観からはわからないのがバッテリーの状態だ。それが購入時に状態が表示されるようになるため、現在のように購入してみたら、劣化しており、端末が短時間しか使えない代物だったということが防げる。

赤ロムによるネットワーク利用制限に対する保証についても購入時には使えたのが、しばらくしたら使えなくなってしまった際に購入店から同等品との交換などといった保証が受けられるようになる。

こうした改正により、リユースモバイルに対する消費者の不安を取り除こうというのがガイドライン策定の取り組みというわけだ。このガイドラインは、RMJの会員企業だけでなく、会員ではない外部企業へも働きかけを行っており、すでに楽天市場やラクマ、IIJもこのガイドラインを採用することが決まっているという。

RMJ認証マーク
■RMJ認証制度で安心できる事業者の判別が可能に
さらに、ガイドラインへの取り組みをしている事業者に対する認証制度もスタートする。リユースモバイルガイドラインに準拠しているか、経営状態、社内の管理体制などが審査され、安心して購入・売却できる事業者であることがRMJ認証マークによってユーザーにも簡単にわかるようになる。ユーザーたちは、この認証マークを目安にして中古端末を購入・売却すれば、リユースモバイル市場の安全性が飛躍的に高まるだろう。

上倉賢 @kamikura

■リユースモバイルジャパン
■一般社団法人携帯端末登録修理協議会(MRR)

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