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個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第三十八回

ITライフハック / 2014年11月27日 9時0分

個人でも可能な電子出版 誰でもできる電子出版 第三十八回

■はじめに
今回は個人的な都合により、雑談とさせていただきます。

雑談の内容であうが基本的に、電子書籍系情報サイトに掲載されていたニュースで個人的に気になった話題を見繕って感想を述べてみる形でいきたいと思います。

■雑談ネタ元となった電子書籍系情報サイトについて
電子書籍系情報サイトは色々ありますが、大まかに数多くの情報をチェックしたい場合によく利用しているのが「hon.jp」です。

hon.jpは日本だけでなく海外の情報も広く紹介されているのが特徴です。

さて、ざっくりhon.jpを眺めていて気に留めたものをいくつか紹介しようと思います。

『米Adobe、「Adobe Digital Publishing Suiteシングル版」をCreative Cloudサブスクリプション対象から外す予定』

案外知られていないかもしれませんが、Adobe Creative Cloudのコンプリートプラン(以後「Creative Cloud」)にはAdobe Digital Publishing Suite(以後「ADPS」)のシングル版ライセンスが付属しています。

ADPSはAdobe社の電子出版ソリューションで、InDesignを使って電子書籍を制作します。最終的にはタブレット向けのアプリとなります。

動画や音声の他、数種類のインタラクティブオブジェクト、オンラインコンテンツ、縦向き用/横向き用のレイアウト切り替えなどをサポートした、リッチな電子書籍の提供が可能です。

電子書籍の形態は大まかに固定レイアウトに分類されるもので、雑誌などで利用されることが多いようです。

さて、ADPSシングル版があれば、個人や小規模な組織によるリッチな電子書籍の出版が可能です。そのライセンスが外されるらしいとのこと。

記事にはInDesignで「固定EPUB3形式の電子書籍ファイルが生成できるようなったため、電子雑誌ユーザーをそちらに誘導する」目的であると書かれています。

本ブログでもInDesignのEPUB書き出しに触れたことがあります。確かに固定レイアウトについては思ったより出来がよかった記憶があります。

しかし、Adobeの意図が本当ならば、それはADPSからの撤退を示唆するもののように見えてしまいます。

ADPSについては個人でコンテンツを出版したことはありませんが、ADPSによる電子出版案件に参加したことがあり、EPUBでは実現困難ということでADPSが採用になった経緯があります。

そんなことから、個人的にはある程度電子出版の選択肢があって欲しいと考えています。
このニュースだけで「ADPSが無くなる」と考えるのは早計でしょうが、ちょっと気になる感じではあります。

『韓国Samsung、自国内での電子書籍ストア運営を終了、Kindle・教保文庫アプリのプリインに戦略変更』

日本でも電子書店の淘汰が進んでいます。今年も色々とサービス終了に関する話が聞かれました。この記事を見て韓国でもそうなのかな、と感じました。

サムスン電子と言えば、韓国第一の企業であるだけでなく世界的にも大きな企業です。

そのサムスンの電子書籍ストアのサービス終了は、韓国における電子書店の淘汰の波が小さくないことを物語っているように思われます。

ただサムスン電子は今年、主力商品のスマートフォンの販売に苦戦しているので、サムスンの苦しさを物語っているという可能性もなきにしもあらず。

『【電子版最大40%OFF!】52年におよぶチッチとサリーの初恋、遂に完結。電子特別版&最終巻セール!!』

マンガ『小さな恋のものがたり』ご存知でしょうか。子供の頃、姉が持っていたコミックスを読んだ記憶が懐かしく思い出されました。

つい電子特別編集版1~10巻を買ってしまいました。数十年ぶりの『小さな恋のものがたり』との再会です。

このセール、本記事の公開予定の11月27日までとなっております。気づくのが遅れて申し訳ありません。もっと早くお知らせしたかった…。

それはさておき、この『小さな恋のものがたり』電子特別編集版、Amazonでは紙の書籍(「図書館版」となっていますが)は各巻1,728円(税込)となっています。

さすがに1,728円(税込)だったら1冊も買っていない自信があります。

今のところ電子版の価格は売り手が変更できるので、セールで安く購入できることがありますが、紙だけしかなかったらこの再会はなかったはずです。それを思うと、電子書籍は読書の機会を増やすのに間違いなく貢献しているな、と思う次第です。

『日本電子出版協会、「電子出版アワード2014」の一般投票を本日から受付開始』

毎年恒例JEPAさんの電子出版アワード。一般投票の受付が始まりました。

デジタル・インフラ賞にノミネートされているインプレスR&Dさんの「NextPublishing」は低価格で分量が少な目の技術書のブランドです。電子書籍とプリント・オンデマンド(POD)で電子版・印刷版両方に対応しています。

私も2冊(「今、見直すHTML」/「今、見直すCSS」出させていただきました。

その他、知り合いの方のサービスもノミネートされているので、個人的によく考えて投票したいと思っています。

■最後に
告知です。

2014年12月12日(金)にHTML5に関するイベント「HTML5感」が開催されます。

このイベントで私もセッションをやらせていただくことになりました。初心者さま向けの1時間ほどのセミナーです。ご都合の合う方、ぜひお立ち寄りください。

林拓也のKindle出版講座、iBooks出版講座、ロクナナワークショップで受講生募集中です。詳細はロクナナワークショップのWebサイトでご確認ください。

■著者プロフィール
林 拓也(はやし たくや)
テクニカルライター/トレーニングインストラクター/オーサリングエンジニア
Twitter:@HapHands
Facebook:https://www.facebook.com/takuya.hayashi

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